その情熱、実現させよう。



日本工学院×ITOKI 高校生いすデザインコンテスト
結果発表 日本工学院×ITOKI 高校生いすコンテスト表彰式
「第2回 日本工学院×ITOKI 高校生椅子コンテスト表彰式」
開催日:2010年2月7日(日)
場所:日本工学院蒲田キャンパス

コンテストにおいては、全国の高校生から多数のご応募をいただき、本当にありがとうございました。昨年(285点)を大きく上回る、660点ものご応募をいただき、金賞1名、銀賞2名、銅賞5名、審査委員賞5名のほか、学校としての取り組みを評価した「学校賞」12校を選出しました。
今回のテーマは「学校」。学校にあったらいいなと思ういすを、思い思いにデザインしていただきました。審査委員もうなるほど目を引く作品が多数集まり、デザインに対して意欲的に取り組む姿勢を感じました。普段慣れた学校生活の中に、ひと際存在感のあるいすを置いてみたいという思いが込められた作品とも言えるでしょう。またこれらの受賞作品は、同日に横浜BankARTで開催された「日本工学院ものづくりフェスタ2010」にて展示され、来場者の注目を集めました。

第2回 高校生いすコンテスト 表彰式 概要
作品応募総数 660作品
テーマ 『学 校』
表彰式 2010年2月7日(日)/日本工学院 蒲田キャンパス
審査委員長 清水 忠男(製品・環境デザイナー、博士、千葉大学 名誉教授)
審査委員 長友 啓典(K2 アートディレクター、日本工学院専門学校 顧問)
加藤 雅士(株式会社イトーキ マーケティング本部 オフィス総合研究所長)
石 裕二(株式会社イトーキ マーケティング本部 オフィス総合研究所   ICT オフィス研究室長)
加賀 武見(プロダクトデザイナー、日本工学院専門学校 教員)
金 賞
賞状、副賞(図書券3万円+イトーキTACIT)
米山 恵理菜 さん
『青春 Sky Chair』
静岡県立沼津工業高等学校
【審査委員評】
「あわただしく過ぎていく学校生活 の中で、広い空に包まれて、風を 感じ、自分とゆっくり向き合える イス」という考えが、素直な形で 表現されています。高校生に限らず多くの人々が持つ普遍的な想いにも応えてくれるでしょう。
銀 賞 (2点)
賞状、副賞(図書券2万円+イトーキTACIT)
安立 吏穂さん
『おんぶチェアー』
静岡県立伊東高等学校
【審査委員評】
椅子といえば座面と背もたれ が普通はありますが、おんぶ チェアーには背もたれがありません。代わりに椅子の背中で座る人の胸を支えることになりますが、遠い昔の幼い頃を思い出して、すぐ寝てしまうのが、問題かもしれません。
石川 雅敏さん
『メタモゥファシイス ~突然変異~』
山梨県立甲府工業高等学校
【審査委員評】
数ある応募作品の中で、精巧な模型でのプレゼンはひときわ目を惹きました。昆虫の足を モチーフにしたこのチェアは、歩き出しそうにも見え、6本の関節に様々な機能を付加すれば、便利機能満載のイスも出来るのではというように、夢や可能性を与えてくれる、未来への想像力を刺激する楽しい作品です。
銅 賞 (5点)
賞状、副賞(図書券1万円)
金杉 佳代子さん
『☆くちびる☆』
私立日々輝学園高等学校
【審査委員評】
なんとも可愛いものです。実物を作ってもらいたいですね。 座ることを拒否する「椅子」というのが岡本太郎さんの作品 にありました。ピカソを彷彿とさせるこの椅子は、オブジェとして「じーっと」見ていたい程のアートです。でも、座ることを 拒否しないでそこに座るのが楽しいんですよね、素晴らしい。
金原 玲菜さん
『ぶっちぇ』
千葉県立市川工業高等学校
【審査委員評】
本をモチーフにした図書館用のいすの作品が多かった中で、この作品だけが本の中に自分をすっぽり入れて読むという場所までを設定していました。自主勉強するだけの学校の図 書館を、本を心地よく読める場所にしたいという目的設定と、遊び心と機能面のバランスが的確で、こういういすがある図書館に行ってみたい気分にさせてくれます。
高井 由貴さん
「語らい場」
奈良県立磯城野高等学校
【審査委員評】
教室での授業では一方通行になりがちですが、このデザインでは外部から保護されて、囲われ感があり、じっくりと落ち着いて対話のできる場を創り出しています。時間や季節による木洩れ日の違いで、変化のある空間となります。
加藤 京子さん
『つるの恩返し』
静岡県・私立三島高等学校
【審査委員評】
保健室で寒気がする人、お腹が痛い人など、とにかく暖まりたい人のために、背後から鶴が柔らかな羽と長い首でそっと包み込んでくれるイス。考え方がユニークですし、説明のスケッチもわかりやすい上、楽しく、説得力があります。
山田 真未さん
『パックンchair』
愛知県立愛知工業高等学校
【審査委員評】
学校のイスに、夢と楽しさを見つけてもらう、そんな希望を叶えてくれるような素直でまっすぐな提案が、審査委員の目に留まり、共感を得ました。現在進行形でユーザーである高校生だからこそ、気がつく点を自らが答えるかたちで解決策を打ち出していました。1枚の紙一杯に書き込まれた解説やイラストは、大変分かりやすく、伝達する力は群を抜いていました。
 
審査委員賞(5点)
【石審査委員】
大谷 京さん
『TOOL BOX CHAIR』
愛知県立愛知工業高等学校


【審査委員評】
年齢を積み重ねるにつれて、使われた道具や記憶に残るモノをしまっておける引き出しボックスを積み重ねられます。座面の下を収納に利用するアイデアはありますが、成長とともに収納量と座面高を上げるアイデアは新しい着眼点です。
【加賀審査委員】
本田 しおんさん
『ts hearts 2009』
東京都・私立藤村女子高等学校

【審査委員評】
この作品を見たときに、その表現の上手さと内容の深さに驚かされました。高校生のデザイン提案でここまで細かいところに配慮できるのは、まさに受賞に値するものでした。生き生きとした高校生らしい視点から、デザインの現場に興味をもって取組んでいる姿勢が伝わって来ます。このコンペの受賞者が、今後も継続してその能力を伸ばし、ハート溢れる世の中をつくり出すデザイナーとなるのを予感させます。そんな期待を込めて賞を贈ります。
【清水審査委員長】
内田 大貴さん/小川 勇樹さん/若林 和さん/栗原 陽平さん
『ポップアップチェアー』
群馬県立館林商工高等学校
【審査委員評】
応募案の中では、唯一、たためる立体模型として提案されたも の。壁と床とを結びつけるテーブルとそれをはさむように配置 された人型の2脚のイスというアイディアはユニークです。使われ方の説明があればなお良かったでしょう。
【加藤審査委員】
梶井 椰子さん
『じゃばれば?』
静岡県立伊東高等学校
【審査委員評】
自分の好きなグラフィックを組み込むことにより、自分のお気に入りのチェアを具現化する作品です。学校のいすはどれも同じですが、このよう なマイチェアを持てれば、それ自体がコミュニケーションツールになり、お互いに親近感が湧く、モノを大切にする等の効果が期待できます。 組み立て方やグラフィックも十分考えられており、完成度の高い作品です。
【長友審査委員】
小林 奈々さん
『Pocket Library』
山梨県立甲府工業高等学校
【審査委員評】
「いす」というよりも、「つくえ」と言った方が良いかもしれませんね。机になったり、ある時は 椅子になったり、もしかしたら楽しい造型物として空間に鎮座してみたり、ああすればこうすればと、ドンドンドンとイメージが膨らんできます。良いですねぇ。


学校賞
北海道室蘭工業高等学校/北海道釧路工業高等学校/岩手県立盛岡工業高等学校/山梨県立甲府工業高等学校/静岡県立伊東高等学校/愛知県立愛知工業高等学校/岐阜県立岐阜工業高等学校/和歌山市立和歌山高等学校/宮崎県立宮崎工業高等学校/東京都立田無工業高等学校/山梨県立富士北稜高等学校/私立屋久島おおぞら高等学校
  学校賞 12校 順不同
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