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高校生けんちくコンテスト

第7回 高校生けんちくコンテスト入賞作品発表。

高校生けんちくコンテスト高校生けんちくコンテスト

第7回高校生けんちくコンテスト結果発表
応募テーマ「みんなが遊びに来たくなる家」

【審査委員長】
岡本賢(建築家、元久米設計特別顧問、日本建築美術工芸協会会長)
【審査員】
渡辺朋代(オートデスク株式会社 エデュケーションマネージャ)
小田島佑(建築家)
藤原成暁(建築家)

受賞作品

『Ocean View』
田村 静菜/市川 瑠夏
東京都立工芸高等学校 3年

Ocean View

審査員コメント
大海原の中にガラスの塔が立っている、それだけで興味を引かれる様な提案である。何の為のタワーなのか無邪気な好奇心をそそられて人々が遊びにいきたくなる、そんなインパクトの強い提案を卓抜な3DCADのプレゼンテーション力で表現し、他の作品を圧倒しているレベルの高い作品である(岡本 賢氏)

『守り人の家』
齊藤 あみ
富山県立高岡工芸高等学校 2年

守り人の家

審査員コメント
都市と森の緩衝領域に着目し線状につなげて、増殖していく、家というよりも様々な場を提供するためのニュートラルな構築物のユニークな提案である。板状のそれが床や壁、時には屋根になって連続して、それぞれその場に応じて固有の空間を創出している。遊びの空間だけでなく、憩いの場にもシェルター機能にも可能な空間を秘めている。手描き表現も適切で好ましい。(藤原 成暁氏)

『四姉妹が彩る食卓』
福田 裕佳
山梨県立甲府工業高等学校 3年

四姉妹が彩る食卓

審査員コメント
友人や来客をもてなす場の提案を、食事空間の新しい表現として提示した好感の持てる秀作である。家族構成の個性的設定及びキッチンを中心に据えて、内外空間を大胆に横断する、オレンジ色の円弧テーブルが象徴的にデザイン意図を明示して、楽しげなイメージが伝わってくる。惜しむらくは、断面空間の高低関係に一工夫あれば、より高い評価になり得たと思います。(小田島 佑氏)

『Waterside Meeting
~水辺の集い~』

高橋 裕哉/荒井 健士郎
東京都立工芸高等学校 3年

Waterside Meeting~水辺の集い~

審査員コメント
川が家と家のつなぎ役になるという着想がとてもすばらしい。水には人の心をなごませる効果もありますし、遊びの要素もありますしね。デッキを川にはり出させて、丸太のステップでつなげる構成も上手です。楽しい空間です。(渡邉 秀樹氏)

『地域リビング』
髙杉 后/津田 美沙
北海道苫小牧工業高等学校 1年

地域リビング

審査員コメント
空き家を活用して地域のリビングにするという考え方がとてもいいです。前の家の柱や機能のある部分はそのまま残して、大きなデッキの上をフリースペースにする空間構成も成功しています。きっと皆が遊びに来てくれますね。(渡邉 秀樹氏)

『FOREST ROOM』
市川 富夢
埼玉県立川越工業高等学校 3年

FOREST ROOM

審査員コメント
図書館を森の中に置くことで都市からあえて切り離した案である。本離れの進む現代の情報化社会にあって本と向き合う濃密な時間を大切にしようとする意図が伺える。ただ、折角森の中にあるのだから屋上だけでなく、もっと外部空間とのつながりに配慮すると更に良くなったと思われる。このことは配置図を描くことで意識できる。(藤原 成暁氏)

『遊び工房』
井上 了太
埼玉県立春日部工業高等学校 3年

遊び工房

審査員コメント
単に遊ぶためのスペースとして捉えるのではなく、遊ぶモノを作るというコンセプトをふまえ、それを活かした人の行き来、空間とシナリオになっていることが素晴らしいですね。(渡辺 朋代氏)

Autodesk賞

『輪っ家』
水上 さゆな
山梨県立甲府工業高等学校 2年

輪っ家

審査員コメント
模型とCADを上手に用いてコンセプトを上手に表現していると感じました。子供が好きなプールを配し、自然もとりこむことで大人も子供もリラックスして遊びに来たくなる家になっていますね。(渡辺 朋代氏)

審査員特別賞

『~みんなで集う~
おばあちゃんの家』

西尾 俊介
大阪府・堺市立堺高等学校 3年

~みんなで集う~おばあちゃんの家

審査員コメント
多様な案の中で最も”懐かしく” “ほのぼの”とした過去の記憶を”ほうふつ”させる作品である。日本の田舎の団らんの場を普通に見直した案であり、又、囲炉裏の中の炎の暖かさが、友人や来客を自然に無理なく呼び寄せる。伝統的な場に再着目した点を評価します。(小田島 佑氏)

『Ants House~町の休憩所~』
小松 海斗
埼玉県立春日部工業高等学校 3年

Ants House~町の休憩所~

審査員コメント
大勢の人が集まる町の休憩所を、アリ塚をイメージした空間構成で提案したユニークな作品である。遊ぶ場所のあり方としては新しさが感じられないがその空間の面白さ、楽しさを充分実感させられる作品として評価した。(岡本 賢氏)

『High tides and Low tides House』
渡邉 悠太
新潟県・私立新潟青陵高等学校 1年

High tides and Low tides House

審査員コメント
何よりも色がきれい。楽しい雰囲気が伝わってくる。一日海と共に過ごし、自然と共に暮らす当り前の生活が淡彩で上手に表現されている。ここで過ごす時間は潮の満ち引きだけでなく動植物との触れ合いや夜空に浮かぶ満天の星に宇宙を感じることもあるだろう。そういうシンプルな自然との対話がイメージできる作品である。(藤原 成暁氏)

学校賞

  • 東京都立工芸高等学校
  • 秋田県立横手清陵学院高等学校
  • 沖縄県立浦添工業高等学校

岡本審査委員長 総評

第7回高校生けんちくコンテストは昨年同様の応募数で172作品が寄せられました。「みんなが遊びにきたくなる」というテーマの解釈は様々で意表をつくような形態で人々を招き寄せる案や、森や海の環境の中で楽しい場を提案するという案が数多く提案されました。第1次審査は5名の審査員が各々15作品を選出して41作品が選ばれました。その中から獲得点数の多い順番で金、銀、銅賞を選考する為に多くの議論の時間が必要でした。金賞に選ばれたのは海中に立つガラスの塔の家が抜群のプレゼンテーション力で美しく表現されていました。銀賞は家族の各人が個性的な場を作る楽しさや町の周囲に長い帯を巡らせて人々が憩いの場にするユニークな提案でした。今回は建築的にしっかりした案やそれをCADや模型で美しく表現している案が多くこの賞をきっかけに応募作品のレベルが上がってきている事が実感できました。

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