革小物とは紙で作られる模型のこと。平面に描かれた図を立体に組み立ててつくる、おもちゃや販促グッズなどとして使われる、革小物のデザインを行います。立体デザインから展開図を起こしてデザインします。デザインスキルに加え、設計の技術や工作のスキルも必要です。
ここでは革小物のデザイン・制作スキルを学んだプロダクトデザイン専攻の学生が制作した作品の一例をご紹介します。
鈴木雅人、藤井信行、高橋宏明、シン・ウチョル、吉田真也
デザイン科(3年制) プロダクトデザイン専攻
(Mouse 鈴木雅人)ねずみを模したペットボトルキャップ。飲み終わったあとも、キャップをベースに置物になります。
(Cow Skull 藤井信行)ネイティブアメリカン達が重宝していたバッファロースカルからヒントを得て、牛の頭蓋骨をイメージしたレザーオブジェを提案しました。
(Armadillo 高橋宏明)細かくなってしまった革の落としも無駄なく使用し、アルマジロを制作しました。
(Kurymal シン・ウチョル)手触りの良さや動物のシルエットで、カギの存在と価値観が変わるキーケースです。
(Leather Deer 吉田真也)鹿の角を模したことで、ひっかける機能が生まれたマグネットです。
革製品を幅広く取り扱う種沢製作所とのコラボレーションにより、制作時にあまる革の落とし部分を有効活用するプロジェクトに取り組みました。発想豊かなエコアイテムが多数できあがりました。
鍵っこの子供のための、ユーモアのあるエリマキトカゲをモチーフにしたキーケースを提案。外からは鍵が見えにくく、ベルト部分などにつけて肌身離さず鍵を持ち歩くことができます。