表紙デザイン
雑誌や書籍の「顔」となる表紙デザインは、本の内容を踏まえてイメージを決定し、打ち合わせと試作を繰り返して、紙の選定から、写真、絵、イラスト、フォントの選定を行い、デザインを組み立てていきます。書店で読者の目にとまり、アピールするためのデザインを作ることが必要で、作品の世界を表しながらも、デザイナー独自のアイディアとセンスでアピールします。
ここでは、表紙デザインのスキルを学んだ、デザイン科(3年制) グラフィックデザイン専攻の学生が制作した作品の一例をご紹介しています。
ムック本表紙デザイン
芹澤 未来
デザイン科 グラフィックデザイン専攻／神奈川県立横浜緑園高校出身
「3種類の違う切り口で構図を考えてデザインする」という決まりのもと、自身で決めたテーマで写真を撮影し、架空のムック本の表紙をデザインしました。3種類とも背景やシュチュエーション、撮影する物を変えバリエーションを意識し、構図にも拘りました。この課題のためにロケ地を探し撮影に行ったことはいい思い出になりました。
From Teacher
課題の目的をじゅうぶん理解し、3つのシュチュエーションを明確に区別しシーンを考え抜いて撮影しています。本人の撮影技術の高さと写真の美しさが際立つデザインは、クラスメイトからも好評でした。写真のクオリティだけでなく、写真を生かすデザインも工夫されており見るひとの心に残ります。
しおりの図書の案内人
角田 優輝
デザイン科 グラフィックデザイン専攻／神奈川県立厚木西高校出身
あまり本を読まない12～15歳の小中学生をターゲットに、朝読の 時間に読みたくなるショートショートを集めた小説を想定してデザイン制作を行いました。小説内容、イラス ト、装丁全てのデザインを行いました。
From Teacher
関連情報
デザイン科(3年制)
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。