AIスキルと感性を身につけ、AIを活用するスペシャリストをめざす
人工知能(AI)は、快適で豊かな社会を実現するための革新的なツール。特に、近年技術革新が急速に進んでいるChat GPTなどに代表される生成AIは、さまざまな可能性を秘めています。AIシステム科では、最先端のIT教育とプロ同様の施設・設備、そして現役のAIエンジニアたちを講師に迎えた学習環境で、AIを活用した新たな仕組みを生み出し、社会や企業に貢献できる人材を育成します。テクノロジーだけでなく、創造力やビジネスの視点。アイデアとビジネス感覚を兼ね備えたAIスペシャリストは、多くの業界から必要とされており、さまざまな分野で活躍することが可能です。AIの無限の可能性を、一緒に楽しく探求していきましょう。
- ここがスゴイ! AIシステム科の特長
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幅広い分野に応用可能な最新技術を習得できるカリキュラム
機械学習や最先端の生成AIはもちろん、AIの開発や活用スキルを確実に身につけるため、クラウド、Web、IoTを中心に、幅広いAI関連技術を学びます。特に、企業と連携したクラウド教育やIoTデバイスを活用した実践的な学びが、AIシステム科の大きな特長です。 -
体験型プロデュース教育で、発想力・課題解決力を育成
IT教育向けに開発されたIoTデバイスや教材を活用し、アイデアをカタチにする“体験型プロデュース教育”を実施。学外のアイデアコンペにも積極的に挑戦し、創造力をさらに高めながら、実社会で力となる経験を積んでいきます。 -
より高度なAIを学びたい人への大学編入も手厚くバックアップ
一定の条件を満たすことで、東京工科大学の2年次または3年次に入学金免除などの優遇を受けて編入できるほか、4年制学科であるITスペシャリスト科にも編入が可能。進学によって、専門性をさらに深めることができます。
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世界を変化させることができるICT、AI、Web、データ活⽤スキルを養成します。
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社会にある課題を、ICT、AIを利活⽤して解決できるSDGs実現⼈材に育てます。
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就職や進学、起業など、希望の進路に向けてフルサポートします。
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学べること
学びの領域 : AI開発のすべての工程について学べます
AIシステム科では、AI開発の企画、検証、開発、運用のすべての工程について学ぶとともに、AIの開発・活用スキルを確実に身につけるため、クラウド、Web、IoTを中心に、AI関連技術を幅広く学びます。それぞれの分野の専門領域とAI開発のための学びを合わせて行うことで、さまざまな業界の現場で即戦力となるスキルを身につけることが可能です。
教育方針 : AI技術、創造性、ビジネスの視点を持つAIのエキスパートをめざそう
人工知能(AI)は、快適で豊かな社会を実現するための魅力的なクリエイティブツールです。そのAIについて、使い方を中心に幅広く学び、AIを活用した新しいしくみを生み出して社会や企業に貢献できる人を育てることが日本工学院 AIシステム科の目的です。そのために、テクノロジーだけでなく、創造性(クリエイティビティ)やビジネスの側面からもAIにアプローチ。アイディアやビジネス感覚を兼ね備えたAIのスペシャリストは、業界の垣根を超えて数多くの企業から求められているため、さまざまなビジネスシーンで活躍することが可能です。この可能性と魅力がいっぱい詰まったAIを、ワクワクしながら一緒に学んでいきましょう。
発想力や課題解決力を実践で培う教育環境を整備
AIシステム科は「AIを使ってアイディアを実現する方法」を学ぶ学科です。ここでは、アイディアを生み出す力(課題発見力)を重視し、さまざまな演習を通じて発想力や課題解決力、企画力を養っています。短期間でソフトウェアを開発しアイディアの斬新さを競うハッカソン形式の演習をカリキュラムに取り入れ、またIT教育向けに開発されたIoTデバイスや教材を活用し、実践的な「体験型プロデュース教育」を行っています。
クラウドエース(株)との提携によるGoogle Cloud活用教育を実施
AIシステム科では、クラウドプラットフォーム「Google Cloud」を授業の教材として導入し、機械学習ツールやデータ分析ツールなどさまざまなサービスを活用しています。また、Google Cloudのトータルサポートとコンサルティングを提供するクラウドエース(株)と教育提携を結び、同社のGoogle Cloud認定トレーナーが活用方法を直接指導。このようなクラウドビジネスの最前線を担う企業との連携による体験型授業は、実社会で求められる最新の知識と技術を学べる貴重な機会となっています。
教育設計図(授業計画) : 2年間で効率よくAIの専門学習を進めるためのカリキュラムを用意
AIシステム科では、AIのプロスキルを2年間で確実に習得できるよう、段階的な教育システムを整えています。最初はIoTを活用した簡単なプログラミングから始めるので、プログラミング初心者でも安心。テクノロジー、クリエイティビティ、ビジネスの3分野をバランスよく学び、AIを社会やビジネスに生かす力を養います。
1年次 : ITとAIを基礎から学び、発想力、応用力を高める
コンピュータ・ITの基礎を学びながら、AIの概要や歴史、クラウドツールの基本についても学習します。機械学習の考え方を理解し、実際の実行方法を習得するほか、クリティカルシンキングやディベートなどのスキルも身につけます。近年、急速に進歩している生成AIの活用も学びます。
2年次 : 実践的なAI活用で新たな価値を創造する
AIを活用したWebシステムやIoTシステムを実装しながら学び、実際の課題を発見して解決するアイデアソンを通じて発想力を養います。後期には、AIを活用して新たな価値を生み出す卒業制作に取り組みます。
文系の人やプログラミング経験ゼロの人でも安心して学べるよう、段階を踏んで学習内容を深めていきます。そして、全員がITのスペシャリストとして活躍できるよう、クラウド、WEB、IoTに関する活用スキルを身につけます。
1年次 前期 (サンプル)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1時限
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プロジェクト実習1 | データベースとSQL | 情報セキュリティ基礎 | プログラミング基礎 | 資格対策講座1 | |
| 2時限 | プロジェクト実習1 | データベースとSQL | データサイエンス基礎 | プログラミング基礎 | 資格対策講座1 | |
| 3時限 | 人工知能とELSI | IoT・VR基礎 | UXデザイン基礎 | クラウド・データエンジニアリング基礎 | 機械学習基礎 | |
| 4時限 | Tokyo P-TECH特別講座 | キャリア探索1 | AI活用基礎 | クラウド・データエンジニアリング基礎 | Tokyo P-TECH プロジェクト実習 |
主な授業紹介 : ITの基礎からAIの専門的知識、応用法までを実践的に学ぶカリキュラム
AI初学者のための導入的な授業から、大学でも学ばないような専門的な授業まで、体験を重視した実践型の授業がそろっています。
グルーヴノーツ社が開発したクラウドAIサービス「MAGELLAN BLOCKS」を使って、機械学習の機能や特性を学びます。画像認識をAIに教えるプロセスを体験し、データの学習を工夫すればAIの精度が上がるといった機械学習の基礎を学びます。
動画で知る : AIのプロを育成するための教育を動画でチェック
専用のLABOや最先端の実習環境で行うAIシステムの学習、IoTデバイスなどを活用した体験型プロデュース教育を紹介しています。
業界研究
AIを進路として考える方にとって、AIの基礎知識から業界の最新情報まで、今後のキャリア形成に大いに役立つ情報や知識をわかりやすく紹介します。
就職・進学
めざせる職業 : IT業界をはじめ、あらゆる業界・企業への就職が望めます
AIシステム科では、2年間でAIに関するスキルをしっかり養うため、卒業後はすぐにAI・IT業界をはじめとする多彩な分野で活躍することができます。 AI技術系の職、AI活用系の職ともに、あらゆる企業から求人があり、最前線での活躍が望まれます。
ユーザー企業(IT業界以外の一般企業)
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社内AIエンジニア
IT業界
AI系企業
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AIエンジニア
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データサイエンティスト
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IoTエンジニア など
IT系企業
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システムエンジニア
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ブログラマ など
進路決定率 : AIに強い人材は就職に強い!
さまざまな業種が渇望するAIスキルを持つ人材。業界から信頼の厚いAIシステム科の教育によりスキルを習得した卒業生は、毎年あらゆる有名・大手企業への就職を実現しています。
主な就職・進学 : 毎年多くの卒業生が、さまざまな分野へ就職を実現しています
大学編入制度 : さらなるスキルアップをめざし、大学への進学もサポート
AIシステム科を卒業後、一定の条件を満たせば、東京工科大学やITスペシャリスト科(4年制)の2・3年次に有利な条件で編入できます。東京工科大学は大学院を設置しているので、大学を卒業後大学院に進めば、より高度な学習・研究に取り組むことができます。大学編入については東京工科大学以外の大学も視野に入れた上で指導しており、他の大学を希望する学生は、担任教員やキャリアサポートセンターのサポートを個別に受けることができます。
AIシステム科
主な進学先
東京工科大学、筑波大学、湘南工科大学、北海道科学大学、関東学院大学、多摩大学、東京理科大学大学院、ITスペシャリスト科 ほか
大学編入者の声
事前に大学の研究室を訪問したことが、大学編入の原動力になりました。
今泉 友希 さん
東京工科大学コンピュータサイエンス学部3年次編入
AIシステム科 2022年卒
東京都立新宿山吹高校出身
AIを学ぶうちに、より専門的な研究に興味が湧き、AIシステム科の2年次に進級した頃から大学編入を意識するようになりました。いろいろな論文を読んでいく中で、脳や人工知能を扱う研究室がある東京工科大学コンピュータサイエンス学部に進みたいと思うようになり、編入試験の前に大学の研究室を訪問しました。日本工学院でITの基礎やAI関連の知識を学んでいたおかげでスムーズにコミュニケーションをとることができ、また編入試験の面接でも、事前に研究室訪問をしていたことが大いに役立ちました。現在は、大学編入の動機になった、AIでうつ病などに苦しむ人の助けになる研究に取り組んでいます。
先生からのメッセージ
ITカレッジ AIシステム科
太田 晶先生
大学編入をめざしている方へ : あなたの大学編入を、私たちがしっかりサポートします。
インターンシップ : IT業界を、そしてプロの仕事を体感する就業体験を実施
有名IT企業をはじめ、さまざまなプロの現場を体験する就業体験・インターンシップを実施しています。 実際の業務を体験することで、IT業界の現状や自分の将来のキャリアを具体的にイメージできる貴重な機会です。さらに、インターンシップは就職活動の第一歩としても重要な経験となり、将来の進路に役立ちます。
就職サポートプログラム : 多角的サポートで希望の進路へ導きます
AIシステム科では、キャリアサポートセンター(就職サービスを提供する学内の専門機関)によるサポートとは別に、就活特別セミナーや校外研修など、学科独自の多角的な就職サポートを行っています。最近では会社説明や採用試験をオンラインで行う企業も多いため、オンライン形式と対面形式の両方に対応してサポートを展開しています。
オープンキャンパス+体験入学でもっと知る
⽣成AIやクラウドサービスなどを使った、AIを楽しく学ぶ体験メニューを用意。基礎からわかりやすく指導しますので、IT・AI初⼼者でも安⼼!参加してAIについて楽しんで理解しよう。
イベントに参加する
進学を考えているあなたに向けて、オープンキャンパス+体験入学の他にもさまざまなイベントをご用意しています。イベントに参加し進路選択のヒントを見つけてみましょう!
資格
資格ロードマップ : IT・AI系重要資格を中心に、めざす資格を計画的に取得
日本工学院AIシステム科では、AIに関する知識や技術を習得し、めざす企業への就職を実現することを教育の目的としています。資格は学習の成果を証明する手段として非常に重要で、カリキュラムとも密接に関連。AIに必要なスキルを習得するために取得すべき資格を明確にし、授業や長期休暇中の特別講座を活用して、学生が確実に資格を取得できるようサポートを行なっています。さらに、AI関連の資格だけでなく、IT分野全般の資格もサポートしており、応用情報技術者試験など、高度な資格を取得している学生も多数います。
資格対策プログラム : AI系の資格を中心にさまざまな手法で取得をサポート
AI系資格だけでなく、情報系資格対策講座も開講
G検定、Google Cloud、AWSなどのAIに関連した資格の対策講座はもちろん、IT業界での活躍に有利となる資格の対策講座も開講。希望の進路に合せて、さまざまな資格に挑戦できます。
担任教員が個々の学生の希望に沿って個別にサポート
指導実績の豊富な教員が、入学直後から希望に沿ったサポートを実施。対策講座はもちろん、取得すべき資格のアドバイスや教材の紹介など、さまざまな角度から個別にサポートします。
「資格支援センター」によるサポート
学内に設置されている「資格支援センター」が資格の案内や受験手続、講習会の開催、出願手続きなどをサポート。学科を超えてさまざまな資格に挑戦することも可能です。
資格解説
AIシステム科では、IT関連の有力企業が認証する民間資格と、「基本情報技術者試験」などの公的資格の両方の取得をめざせます。その中から代表的な資格について解説します。
︎Google Cloud Associate Cloud Engineer
Google が提供するクラウドサービスであるGoogle Cloudに関するオペレーションや管理、設定のスキルを証明する資格です。Google Cloudの各種サービスを効果的に組み合わせながら、アプリケーションやデータをクラウド上で円滑に運用できる知識が求められます。Google Cloud認定資格の中でも初級クラスの位置づけに当たり、特に人気の高い資格です。
取得者は、Google Cloud環境を使いこなせる即戦力として高く評価され、就職や転職での優位性を得られます。インフラ構築やアプリ運用におけるクラウドを基盤とした設計・管理スキルが認められるため、チームリーダーやプロジェクト推進役に抜擢されやすくなります。さらに、クラウドセキュリティや運用コスト削減といった現場で重視される課題への対応力を示すことで、キャリアアップや社内外の信頼度の向上にもつながります。
クラウド活用が急速に進むIT業界やスタートアップ企業、製造、金融、小売、医療など幅広い業界で需要があります。職種としては、クラウドエンジニアやインフラエンジニア、セキュリティエンジニアなどが代表的なものとなります。Google Cloudを基盤にした大規模システムやアプリケーション、データ分析環境の構築など、多彩なプロジェクトにおいて中心的な役割を担えます。
AWS認定クラウドプラクティショナー
「Amazon Web Services(AWS)」というクラウドサービスの基本的な利用方法や仕組みなどを理解していることを示すエントリーレベルの資格です。クラウドの概念、主要サービス、料金体系、セキュリティなど幅広い範囲をカバーし、初心者でも受験しやすいのが特長です。AWSを本格的に導入する前段階の理解度を証明できるため、企業のIT以外の部門でも役立てることができます。
資格取得により、AWSの基本構成や用語を理解していることを客観的に示せます。そのため、クラウド導入や運用の検討時に建設的な議論に参加できるなど、業務の幅が広がります。さらに、上位のAWS資格(ソリューションアーキテクトなど)に挑む足がかりとしても有効です。
AWSは多くの企業や公共機関で導入が進んでいるため、「AWS認定クラウドプラクティショナー」の取得者は、IT業界に限らず、製造、小売、金融、医療、スタートアップなど幅広い業界で求められます。具体的な職種としては、システムエンジニアやインフラエンジニアをはじめ、営業、企画、マーケティングのスタッフ、プロジェクトマネージャーなどがあります。
取得者の声
大学編入後も上位資格に挑戦し、スキルアップすることでさらに上をめざしていきたい。
麓 穂 さん
AIシステム科2年(取材時)
神奈川県立瀬谷高校出身
東京工科大学3年次へ編入
「AWS認定クラウドプラクティショナー」の資格取得は、基本的に授業をしっかり受け、学ぶことが重要だと思います。授業中に先生が口頭で問題を出してくださるので、答えられなった場合は、自分で調べなおしてメモを作り、まとめて何度も復習を行いました。また、実際にAWSのサービスを使いサーバーを構築しながら、今何を使い、何を作ろうとしているのかを意識し、AWSについての理解を深めることができました。わからないところは少し戻ってていねいに説明してくださったり、また覚えやすいように表にし、対比してわかりやすく解説してくださったり、取得することができたのは、先生の熱いサポートのおかげです。資格とは、自分が勉強した専門知識やスキルなどの証明で、また信頼を保証できるもの。これからも、「Pythonエンジニア認定試験」「応用情報技術者試験」「OracleDB」、そしてAWSの上位資格などにもチャレンジしていきたいと考えています。
G検定
「G検定」は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施する資格試験で、AIやディープラーニング(深層学習)の基礎的な仕組みや応用に関する総合的な知識が問われます。数学やプログラミングの専門技術だけでなく、倫理的・法的側面、ビジネス活用事例などもカバーし、AI活用に必要な幅広い視点を身につけていることを証明します。AIに関心のある学生から社会人まで、幅広い層が受験対象となります。
取得者は、ディープラーニングの基本原理や活用方法を理解し、企業や組織でAI活用を推進できる人材とみなされます。就職や転職、社内での評価を高めるうえで大きなアドバンテージとなり、AI関連プロジェクトへの参画や新規事業の提案など、キャリアの幅を広げることができます。また、「G検定」は専門技術だけでなくビジネス的な視点も重視されるため、現場と経営をつなぐ役割を果たせる利点もあります。
AIやビッグデータを活用するあらゆる業界で、「G検定」の知識は強みになります。製造業や物流、金融、マーケティング、医療、公共分野など、多様な領域でAI導入の検討が進む中、取得者はプロジェクト推進やデータ分析を行う際のコーディネート役を務めることができます。具体的には、AIコンサルタントやビジネスアナリスト、AI製品の企画・営業など、テクノロジーとビジネスの両面を理解した人材として活躍が期待されるでしょう。
取得者の声
授業で学んだ知識を参考書とWebで補い、半年間の勉強で「G検定」を取得できました。
土屋 和真 さん
AIシステム科 2022年卒
埼玉県立越谷総合技術高校出身
ITスペシャリスト科(4年制)3年次へ編入
「G検定」の取得を目標にすることで、人工知能について効率的に勉強できると思い、入学してすぐに試験対策を始めました。AIシステム科では、授業自体が「G検定」に沿った内容で行われるため、しっかり復習することが大切です。私は授業時間外でも参考書などに目を通し、学んだ知識を定着させていきました。後期になると、制限時間内で問題を解く練習をくり返しながら、Web上で受けられる模擬試験などにもチャレンジ。先生からも勉強方法などについて多くのアドバイスをいただき、1年次の秋に「G検定」を取得しました。資格を取得することで就職も有利になりますし、就職してからの仕事も効率的に行えると思うので、これからも資格取得に取り組んでいこうと思っています。
基本情報技術者試験
経済産業省が実施する情報処理技術者試験の一つで、IT分野の基礎的な知識と技能を幅広く問う国家資格です。ソフトウェア開発やネットワーク、データベース、アルゴリズム、情報セキュリティ、プロジェクト管理など多岐にわたる出題範囲をカバーし、ITエンジニアとしての登竜門的な位置づけを持っています。合格率は平均約25%で、多くの企業が注目する重要資格です。
取得者は、ITの基礎能力を客観的に証明できるため、就職や転職、社内評価でのアピールに有利です。プログラミングやアルゴリズム、セキュリティなど、企業が求める基礎スキルを幅広く学べる点も大きな利点になります。また、上位資格である「応用情報技術者試験」など、より高度な資格取得をめざすうえでのステップアップとしても有効です。
ITを活用するあらゆる分野で需要があり、ソフトウェア開発企業や通信、金融、製造、小売、医療、公共機関など、多様な業界で活躍できます。システムエンジニアやプログラマ、アプリケーションエンジニア、Webデザイナーなど、幅広い職種において基礎的なIT知識を生かして業務を進めることが可能です。将来のキャリア形成の土台としても取得の価値ある資格です。
ITパスポート試験
「ITパスポート試験」は、経済産業省の情報処理技術者試験の一つで、IT分野における基礎的な知識を認定する国家資格です。テクノロジー系やマネジメント系など、ITに関連する多様な分野から出題されます。初心者でも受験しやすい資格であり、取得をめざすことで、情報セキュリティやネットワーク、経営戦略など、学生やビジネスパーソンに必要となる基本的なITリテラシーを総合的に身につけられます。合格率は平均約50%です。
「ITパスポート試験」の取得により、ITの基礎知識やビジネスにおける情報活用スキルを客観的に示すことができ、就職活動や社内評価の際にアピールポイントとなります。特にIT部門以外の人にも分かりやすい出題構成になっており、試験勉強を通じてビジネスの現場で不可欠な基礎力を固められるメリットもあります。さらに、上位資格(基本情報技術者試験など)に挑むうえでの足がかりとしても役立ちます。
「ITパスポート試験」取得者は、情報技術の基盤知識を持つ人材として、業界や職種を問わずに活躍できます。IT企業やコンサルタント業界では、初期の研修などで取得が必須となる場合もありますが、そのほかの業種でも、たとえば総務や経理など事務系職種ではシステム導入の相談役として、営業職ではITを生かした提案力のある人材として貢献することが可能です。幅広い業界でITリテラシーが求められる今、社会人基礎力としても評価される資格です。
教育連携
企業連携プロジェクト : 企業との共同研究で最新のテクノロジーを学ぶ
AIシステム科では、企業と協力し、共同研究を通じて最先端のテクノロジーに触れる機会を提供しています。さらに、企業のAIサービスを授業に取り入れ、学生がそれらを教材として活用することで、より実践的な学びを実現しています。
地域連携プロジェクト : 地域との連携による課題解決プロジェクト
AIを暮らしや社会に活用するため、「プロジェクト実習」を通じて企業や地域と連携した課題解決に取り組んでいます。その一例が、機械学習を活用した区役所の来庁者数予測プロジェクト。高い予測精度が混雑緩和に役立つと評価され、プロジェクトの継続が決定しています。
他学科とのコラボレーション : ホテル・観光科との連携
「プロジェクト実習」の時間を活用し、ホテル・観光科の学生がクライアントとなり、AIシステム科の学生がAIシステムでホテルの諸問題を解決するプロジェクトに取り組んでいます。例えば、ドアマンがホテルの利用客一人ひとりに適した声かけができるよう、入館時に撮影した顔写真に宿泊目的などの属性を紐付け、ドアマンが装着するメガネ(ウェアラブル端末)にその情報が表示されるシステムを開発・提案するなど、アイディアに富んだプランが数多く提案されています。
講師紹介
AI・IT業界の最前線で活躍する、多彩な分野の専門家が直接指導!
AIのスペシャリストには、企画力や開発力、ビジネススキルなど幅広い能力が求められます。AIシステム科では、ヒット商品を生み出したプランナーやIT業界のトップエンジニア、企業経営やマーケティングの専門家を講師に迎え、実践的なAI教育を提供しています。
特別講師
最先端のクラウドで、みなさんの学びをサポートします。
吉積 礼敏 先生
クラウドエース(株)取締役会長
【担当科目】クラウドサービス実習(特別講義)
AIシステム科の先生
学習環境
施設・設備 : クラウドとIoTをフル活用!AI学習に最適な学習環境を完備
最先端技術を学ぶための施設として、蒲田校に「AI実習室」、八王子校に「AI実践センター」を設置。学生は授業やプロジェクトで実践的に技術を磨きます。さらに、「LEGO MINDSTORM」や「Google Nest Hub」など最新デバイスを活用した体験型教育で、高度なスキルを習得します。
学習リソース : Google Cloudなど、最先端のクラウド学習環境でAIを開発・活用
パソコンやスマホを使うサービスとして、ネットワーク上のデータやソフトウェアを活用する「クラウドサービス」が広く普及しています。特にAIの開発・活用においてクラウドサービスは必要不可欠です。AIシステム科は、世界的IT企業であるGoogle社が提供するクラウドサービス「Google Cloud」を授業に導入。Google Cloudのトータルサポートを手がけるクラウドエース(株)と提携し、最新のスキルを体験を通して学びます。その他「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」などのクラウドサービスについても幅広く学習。クラウドに強い学習環境を整えています。
Google Cloud(グーグル クラウド)
Googleが提供する各種クラウドツールの活用法が学べます。
Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)
Amazonが提供する各種クラウドツールの活用法が学べます。
Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)
マイクロソフトが提供する各種クラウドツールの活用法が学べます。
MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)
AIと量子コンピュータを駆使した各種クラウドツールの活用法が学べます。
Prediction One(プレディクション ワン)
機械学習を用いた予測分析ツールの活用法が学べます。
Git Hub(ギットハブ)
ソースコードなどを保存、共有できるプログラマー向け支援ツール。
最新のPC、サーバ、デバイスを使用し、プロスキルを実践習得!
AIシステム科では、ハイブリッドクラウドを実現するためのハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)サーバを校内に設置。また、最新のIoTデバイスに触れながら、クラウド、Web、IoTの3分野について実践中心に学んでいきます。
HPCサーバ(ハイパフォーマンス・コンピューティングサーバ)
HPCサーバは膨大なデータに対し複雑な演算処理を高速に実行できる機能を有したコンピュータ環境です。クラウド環境と組み合わせたハイブリッドクラウドとして利用することで、クラウド利用のコスト低減や、データアクセス速度の向上など、用途に応じた使い分けが可能となります。AIシステムでは研究機関レベルのディープラーニング用HPC サーバを校内に導入。クラウドの従量課金を気にせず、存分に機械学習を活用した研究や開発を行うことができます。
【主要スペック】
●CPU:Intel Xeon×2 ●メモリ(RAM):192GB
●GPU:NVIDIA Tesla V100 32GB×2
●ネットワーク:10Gbps ●OS:Linuxベース
教室内・キャンパスには快適な無線LAN環境を完備
本校のキャンパスではロビーやカフェなど、さまざまな場所で無線LANに接続が可能です。多くの試験で導入されている、コンピュータを使ったオンラインの試験・CBTなども活用されています。しかも実習室は放課後、学生たちに開放されているので自習やスキルアップの情報収集に大活躍、ネットサーフィンも思い切り楽しめます。
クラス担任制 : 担任教員が、学習・就職・学生生活を親身にサポート
日本工学院では、クラス担任制を採用。ITスペシャリスト科(4年制)でも、入学から卒業までを一人の専任教師が責任持って担任し、学習・就職・そして学生生活全般まで、あらゆる面で親身なサポートを行います。担任教員が、定期的に学生一人ひとりと面接を行うことで、個々の状況をしっかりと把握するとともに、信頼関係を構築。学生と担任教員の距離は近く、絆も深くなるため、卒業後も先生のもとへ近況を伝えにくる学生も少なくありません。こうした雰囲気がITカレッジ全体の就職の良さなどに結びついています。
就職サポート
クラス担任は、キャリアサポートセンターや講師の先生方と連携を取り、学生一人ひとりの就職活動をサポート。適性試験、模擬試験の実施や、模擬面接、そして履歴書の添削、求人情報の紹介などを行います。特に模擬試験では、前年度の試験問題の傾向や、採用のポイントなどの有用な情報をもとに実践的に指導。内定が決まるまで、あらゆる面でていねいにサポートします。
学習サポート
授業内容や進行についての相談や、卒業制作や大学編入などに対する助言や指導、そして各種資格取得のためのサポートとして、個別に過去問題を配って解説するなど、きめ細やかに学習をバックアップ。学生一人ひとりが安心して学べるよう、最適な環境づくりを行います。
学生生活サポート
学生一人ひとりとの面談により、個人の特性をしっかりと把握。個々の学生に合わせ、さまざまな悩みや将来の目標など、あらゆる面で親身に助言、指導を行います。より専門的な相談を行うことのできる学生相談室もありますが、まず担任教員が相談の窓口となり、学生生活の道案内的な役割を果たします。
学びの成果
学生作品 : 独自の発想でAIの新しい世界を創造!
2年間の集大成として、2年次後期に行われる「卒業制作」。学生は個人またはチームで課題に取り組み、2年次2〜3月に行われる卒業展でその成果を発表します。どんな課題に取り組むか(AIを何に活用するか)は一切自由。取り上げるジャンルも料理、ゲーム、生成AI活用など多種多彩です。アイディア、有用性ともに素晴らしいものが多く、学生たちは2年間でめざましい成長を遂げています。
You are GREAT painters
「自分を褒めてくれるAI」を活用したWEBアプリケーション。手書きのイラストをWEB上にアップロードすると、AIが絵の「雰囲気」と「何が描かれているか」を判別し、キャラクターが絵を褒めてくれます。PythonとHTMLで作成した作品で、「絵を褒めることで、自分の創造力に自信を持って楽しく絵を描いてもらいたい」という想いが込められています。
深層学習を活用した歩容認証
歩容識別(ほようしきべつ)とは、歩き方の特徴をもとに人物を識別する技術で、犯罪捜査や行方不明者の捜索などの人物特定に用いられています。この研究では、歩行映像から作成したモデルに人物識別モデルを学習させることで、歩容識別を実現(深層学習を用いたモデルベース手法)。従来の識別手法の課題だったコストの高さを軽減できました。
IT業界研究
IT業界の基礎知識や、IT関連の各職種について知ろう
ITに興味を持つ方や、これから学びを始めようと考えている方へ、IT業界の基礎知識や、IT関連の各職種について、わかりやすく解説します。IT業界を理解し、自分の進路を見極めるためのページです。
関連情報
本科は、文部科学省が認可を行う制度「職業実践専門課程」の認定を受けています。職業実践専門課程は「職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成する」ことを目的としたもので、カリキュラムの編成や授業内容、教員研修などにおいて、各分野の企業と連携しながら実施することが編成要件となっています。この課程を通じて、最新の実務的スキルを身につけることができ、卒業後は採用企業からそのスキルを高く評価され、就職において有利になることが期待できます。
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