大学と専門学校、それぞれの学びの違いを進路選択のヒントに
大学は、学術的・理論的な学問を学び、幅広い教養を身につける場としての教育機関です。一方で、専門学校は特定の職業に必要な知識や技術を習得することを目的とした教育機関です。そのため、専門学校では授業の約8割が専門教育に充てられ、実習や資格取得対策など実践的な内容が中心となっています。
また、学び方にも違いがあります。義務教育が「基礎教育型」とするなら、大学は「希望型」、専門学校は「目標達成型」と言えます。大学では、自分で授業科目を選択して学ぶ自由度が高い一方、専門学校では独自に組まれたカリキュラムに沿ってスキルを磨く仕組みです。そのため、大学では目的意識を欠いたまま卒業するケースもありますが、専門学校では資格取得や専門技術の習得を確実にめざします。
さらに、大学が単位制であるのに対し、専門学校は時間制を採用するなど、システムにも違いがあります。これらの特徴を理解し、自分に最適な進学先を選ぶことが重要です。
日本工学院では、従来のカリキュラム履修に加え、日本工学院独自の「教育設計図」という教育システムを採用しています。このシステムでは、卒業までに習得すべき知識や技術、社会人基礎力を明確に定め、必要な学習内容を段階的に示すことで、すべての学生が確実にスキルアップできるようサポートを充実させています。
大学と専門学校の比較