4年制学科卒業で得られる「高度専門士」の称号とは
専門学校や短期大学、4年制大学を卒業した人には、これらの高等教育機関での教育を修了したことを証明する称号が与えられます。短期大学の場合は「短期大学士」、4年制大学の場合は「学士」、そして2年制・3年制の専門学校を卒業した人に与えられる肩書きが「専門士」です。「高度専門士」とは、専門学校で4年間の教育課程を修了した人材に与えられる称号であり、文部科学省がその優れた専門能力を認めた証です。
この称号は、4年制大学の「学士」や短期大学の「短期大学士」と同様に、学歴や専門性を示す重要な資格として位置づけられています。
就職、採用後の待遇面でも正しく評価されるように
高度専門士の称号を得ることで考えられるメリットは、まず就職活動時のアドバンテージ。4年間にわたって専門技能を修得してきた実力が、大学卒業者と同等に評価されます。また採用後の待遇面でも、人事院規則に基づき、公的機関では大学卒業者と同等の給与基準が適用されるほか、民間企業においても同等の待遇で採用するケースが多く、また、より専門性が高いスキルを有していることから、大学卒以上の待遇で優遇する業界も少なくありません。日本工学院では、2年制学科から高度専門士付与学科（4年制学科）への編入が可能なので、2年制学科で学ぶ方も、卒業後に4年制学科に編入し、より深く専門技術を磨くことでワンランク上の就職が可能になります。
4年制学科なら卒業後に大学院への進学も可能に
もう一つの大きなメリットは、大学院への進学が可能になった点です。以前は、専門学校で技術を学び、さらに深い知識を得たいと考えても、大学院に進むにはまず4年制大学を卒業し、学士の資格を取得する必要がありました。しかし、専門学校の4年間の教育内容が「高度専門士」の称号として正式に認められたことで、直接大学院へ進学が可能になり、「修士」や「博士」の学位を取得する道が開かれました。日本工学院の併設校である東京工科大学には大学院があるため、身近に大学院進学を考えられる環境の中で、将来の進路をじっくり決めるのも良いでしょう。
高度専門士の称号が得られる学科
日本工学院で高度専門士の称号が得られるのはこの5学科。
じっくり4年間学び、高度な技術を身につけてプロフェッショナルとして活躍しよう。