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ホテル業界の基礎知識

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ホテルとは…

ホテルとは、ビジネスマンや旅行者に対して、宿泊,飲食その他これに付随するサービスを商品として提供する施設。日本では、厚生労働省からだされている旅館業法に基づき「洋式の構造と設備で,宿泊料を受けて人を宿泊させる施設」と定義されています。大規模なホテルでは,宿泊だけでなく、結婚式場や宴会場、プールやジム、イベントを行うホールなどを設置しているホテルも多く、宿泊だけでなく、さまざまなサービスを提供しています。ホテル(Hotel)の語源はラテン語の「ホスピタリア」。お客様に対してホスピタリティ・心からのおもてなしを提供するのがホテルです。

ホテルの種類 日系と外資系があり、用途や場所に合わせ、さまざまなホテルがあります。

左に外資系ホテルの景観、右に日系ホテルの景観を置いた画像

所有も運営面も直営で行っている日系ホテル、そして外資系ホテルは、所有者と経営者が別々なことが多く、運営を外資系企業が担っています。日系ホテルは、日本人に合わせたサービスの提供が、そして外資系では世界中で共通の会員プログラムがあり、訪日外国人は利用しやすいなどの強みがそれぞれあります。また、さまざまな目的での利用客を想定し、広い部屋にレストラン・結婚式場、フィットネスジムやスパなどの施設を備えた「シティホテル」、ビジネストリップ(出張)で使われることを前提に、サービスや部屋の設備を最低限に抑え、リーズナブルに提供される「ビジネスホテル」、保養地や観光地などに建てられ、長期間の滞在も楽しめる「リゾートホテル」、そして大型のテーマパークに隣接する「テーマパークホテル」など、用途や場所に合わせ、ホテルにはさまざまなタイプがあります。

シティホテル

  • パレスホテル東京

  • シャングリ・ラ ホテル東京

  • ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

  • コンラッド東京

  • ヒルトン東京 他

ビジネスホテル

  • 三井ガーデンホテル

  • チサンホテル

  • 京急EXイン

  • アパホテル

  • ヴィラフォンテーヌ

  • 東横イン

  • 品川プリンスホテル 他

リゾートホテル

  • 鬼怒川金谷ホテル

  • ホテル日航アリビラ

  • 日本平ホテル

  • ザ・リッツ・カールトン沖縄

  • ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ 他

テーマパーク系ホテル

  • 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ

  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

  • ホテルアムステルダム 他

日系ホテル

  • 帝国ホテル

  • パレスホテル

  • ホテルオークラ

  • ホテルニューオータニ 他

外資系ホテル

  • マンダリン・オリエンタル東京

  • ザ・ペニンシュラ東京

  • リッツカールトン東京 他

日本に進出している世界の主要(外資系)ホテルグループ ハイアットやヒルトン、インターコンチネンタルをはじめ、日本国内での開業ラッシュが続いています。

外資系ホテルの寝室のイメージ画像

日本には、ハイアットやヒルトン、インターコンチネンタルなど世界の有名ホテルチェーンがたくさん開業しています。また、ここ数年、訪日する外国人観光客は年々増え続けていて、世界的なホテルチェーンが、続々と日本国内での新規開業を予定しています。

アメリカ国旗

マリオット・インターナショナル

世界131カ国以上で7,000軒以上を運営
ブランド:ザ・リッツ・カールトン/シェラトン/ウェスティン など

アメリカ国旗

ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ

世界90カ国以上で5,000軒以上を運営
ブランド:コンラッド/ヒルトン/ダブルツリー など

フランス国旗

アコーホテルズ

世界90カ国以上で5,000軒以上を運営
ブランド:プルマン/メルキュール/ノボテル/イビス など

イングランド国旗

インターコンチネンタルホテルズグループ

世界100カ国以上で4,500軒以上を運営
ブランド:インターコンチネンタル/ホリデイ・イン/クラウンプラザ など

アメリカ国旗

ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ

世界50カ国以上で500軒以上を運営
ブランド:ハイアットリージェンシー/グランドハイアット/パークハイアット など

カナダ国旗

フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ

世界50カ国以上で110軒以上を運営
ブランド:フォーシーズンズ・ホテル

香港特別行政区の区旗

マンダリン・オリエンタルホテルグループ

世界20カ国以上で40軒以上を運営
ブランド:マンダリン・オリエンタル

ホテルの評価「星」について ミシュランやAAAなどが独自に決めるホテルの評価。数が多いほど高評価です。

ミシュラン調査員のイメージ画像

ミシュランやAAA(アメリカ自動車協会)、フォーブス・トラベルガイドといった第三者機関や、その国ごとに観光局や国が行うホテルの評価、それが「スターレート」と呼ばれる星の数で表されます。評価の基準はそれぞれ独自のものですので、同じホテルでも機関によって評価がまちまち。あくまでも参考とするグループ分けであって、現在ではインターネットサイトでの実際の口コミや評価点数の方が重要視されている面もあります。

星の一般的な評価イメージ

★★★★★ 5つ星ホテル

一流ホテルチェーンのなかでもハイクラスなホテルが属します。客室の広さや家具の豪華さ、アメニティの充実はもちろん、コンシェルジュ、ベルボーイが配置され、個人向けのホスピタリティ溢れる徹底したサービスを受けることが可能です。

★★★★ 4つ星ホテル

世界的なチェーンホテルや、ローカル資本のハイクラスなレベルの大型でフォーマルなホテルがそろっています。客室も広く快適で、ルームサービスもあり、ランドリーやアメニティ類も充実。フィットネスセンター、プールなども完備しています。

★★★ 3つ星ホテル

ホリディインやイビスなどの世界的なホテルチェーンと地域系のホテルがこのクラスに入ります。ビジネス客や団体客の利用が多く、客室やレストランも最低限の物がそろっているので、普通に泊まるだけであれば十分なレベルです。

★★ 2つ星ホテル

中小ホテルチェーンや小規模ホテルがメインのクラスで、スタンダードなタイプです。アットホームな雰囲気で客室は清潔。朝食ビュッフェや室内、公共エリアでのインターネットアクセス、そしてカードでの支払いも可能です。

1つ星ホテル

リーズナブルに旅を楽しみたいツーリストのための、簡素な宿泊施設。個人的に経営しているホテルなどが多く、基本的なサービスや設備、ベッドルームには電話とテレビが完備されています。通常はルームサービスは利用できません。

ホテルと旅館の違い 和風、洋風という違いだけではなく、食事、サービス、くつろぎのスタイルなど、それぞれに特徴があります。

左に洋風の寝室、右に和の居室を置いた画像

ホテルの客室はベッドで洋式、旅館は和室に布団というイメージがあると思いますが、それ以外にも旅館業法という法律で、ホテルと旅館の定義はしっかりと定められています。ホテルは1部屋あたりの広さが9平方メートル以上のものが10室以上、旅館は1部屋あたりの広さが7平方メートル以上のものが5室以上あること。そしてホテルは館内や近隣のレストランを利用するなど、自由に選択する食事のスタイルに対し、旅館は基本的に、夕食・朝食の二食が提供されます。また、仲居が部屋ごとのお世話をし、風呂は温泉など大浴場が中心となる旅館と、各部屋にバス・トイレが完備され、プライバシーが確保されたホテルとは、それぞれくつろぎのスタイルに違いがあり、求めるものによってチョイスをすることができます。

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