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ホテル業界研究

ホテルスタッフに必須のスキル

ホテルスタッフに必須のスキル

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数々のプロスキルがホテルを支えています

ホテルの現場で働くためには、さまざまなプロスキルが必要です。お客様に心地よく過ごしていただくための『身だしなみ』や『言葉遣い』『語学力』『ホスピタリティ』から、仕事を円滑に進めるために重要な『チーム行動』や『コミュニケーション能力』など。スタッフ全員がプロ意識を持ち、それぞれのスキルを発揮してお客様をお迎えしています。そしてこれからのホテル業界で活躍するには、さらに、『ホテル経営スキル』や『ITスキル』なども重要不可欠。つねに視野を広く持ってあらゆるジャンルを学び、つねに成長を心がけていくことがホテルスタッフには求められます。

ホテルの現場で必要とされる専門力 これからの時代、ホテルスタッフには、「ITスキル」と「ホテル経営スキル」など幅広い専門力が必須!

レセプション担当がPCを操作しているイメージ画像

ホテルの現場を支えているのは、おもてなしのための直接的なサービススキルだけでなく、ホテルの運営を行うための事務や、企画、経理などのさまざまな専門力です。そしてさらにこれからの時代のホテルスタッフに求められるのは、ITスキルやホテル経営のスキル。現在、ホテル管理・運営・経営の多くはITによって支えられていて、ITスキルなしではホテルの仕事は円滑に行えません。その中心となるのが、多くのホテルが導入し、ホテルを支えるシステムの根幹となっている「ホテル基幹システム(Property Management System:PMS)」です。PMSはレストランや宴会の予約管理、顧客管理、POSシステム、管理会計など、ホテル運営・管理のためのすべての情報を集中して管理するシステムで、ここに集積されるデータの分析・シミュレーションを行うことで、よりよいサービスを生み、売り上げ向上につながる経営戦略を導き出すことが可能です。これからの時代、ホテルスタッフとして活躍するためには、このPMSを使いこなし、データを分析して問題解決や生産性の向上を行える、ITスキル、ホテル経営スキルをはじめ、幅広い専門スキルが必要となります。

ホテルスタッフのすべての仕事の基礎に「ホスピタリティ」あり ホテルに欠かせない「ホスピタリティ」は、お客様に対する深い思いやり、おもてなしの心。

利用者にカードをお渡しする様子

ホテルはサービスを提供する場所です。快適な部屋、ベッド、アメニティを用意し、レストランでは食事を提供します。しかし、サービスだけではホテルという場所は成り立ちません。お客様にホテルという空間で快適に過ごしていただくために必要なもの、それが「ホスピタリティ」です。お客様の求めることに応えることがサービスであり、人に喜ばれることをしたいという深い思いやりの心から、お客様のことを考えて行う”おもてなし”がホスピタリティなのです。ホスピタリティの精神はホテルスタッフにとって欠かせないもの。ホテルで働くためには、つねにホスピタリティとは何なのかを考え、理解したうえでお客様と接したりサービスを行う必要があります。

英語を中心とした語学力、そして外国のお客様をおもてなしするためのスキル 外国からのお客さまが年々増加する中、英語で接客できることはホテルスタッフの必須スキルに!

外国語会話による応対のイメージ画像

近年では、アメリカや欧米、そして中国や台湾、タイなど世界各国から日本を訪れる外国人の数は増え続けています。東京や大阪などの都心部や、京都や北海道などの有名な観光地だけでなく、SNSやブログなどを通じた口コミで、日本のあらゆる場所にたくさんの外国人が訪れるようになりました。そのため、以前よりホテルスタッフが外国のお客様をお迎えすることが多くなり、英語を使う機会も増えています。そしてこれからは英語だけでなく、中国語や韓国語、フランス語、スペイン語など各国の言葉を話せることはホテルスタッフにとって大きな強みとなります。また、語学力だけでなく、それぞれの国の文化や習慣などについてもよく理解し、コミュニケーションやおもてなしをすることが必要になるでしょう。

ホテルスタッフに必須の『身だしなみ』 お客様を気持ちよくお迎えするために、清潔感を感じる装いを心がけましょう

ホテルで働くにあたっては、髪型や身だしなみには細心の注意を払うことが必要になります。接客業をする上で、ホテルスタッフはお客様から見て清潔感がなければなりません。ホテル業界は一般の接客業に比べて特に髪型や身だしなみに厳しい業界です。特にフロントスタッフなど、直接お客様と接することの多いスタッフは「ホテルの顔」になりますので、身だしなみの悪さは、そのままホテルのイメージダウンに直結します。ホテルのプロスタッフとしてルールを知り、そのルールに従うことが大切です。職種によって身だしなみのルールは違いますが、下記では基本となる身だしなみのポイントをお知らせします。

男性編

ベルスタッフまたはドアマンのイラスト

髪型

清潔感のある髪型に整える。黒髪の短髪が基本で、髪は耳にかからないように。前髪は目にかからないようにし、お辞儀をしたときに髪が乱れないようにしましょう。

日焼けは避け、髭はきちんと剃って清潔に。メガネは色の入っていないもので、フレームの色・形はシンプルで目立たないものを選びます。

服装

自分の体のサイズに合ったものを着用し、上着の前ボタンはしっかり留めること。身につけているものに汚れやシミ、シワやほつれが無いように。

におい

コーヒーやお酒、ニンニク、ニラなど匂いの強い食べ物は、勤務前日、当日は厳禁。タバコの匂いにも注意。口臭はもちろん、服や髪にも匂いがつきますので気をつけましょう。

手・爪

手洗い・消毒はもちろん、爪も汚れがないよう適当な長さ、形に綺麗に切り揃える。手荒れにも気をつけます。

時計・アクセサリー

時計はダイバーズウォッチやキャラクターものではなく、シンプルなデザインで控えめなもの。指輪やその他のアクセサリーは、結婚指輪以外はNGです。

靴・靴下

ホテル指定のものがない場合は、黒の革靴が基本。サイズの合ったもので、しっかりと磨き、傷や汚れなどが無いもの。靴下は黒、濃紺でくるぶし以上の長さのもの。

女性編

ノージャケットのホテルサービス担当のイラスト

髪型

長髪の場合には、お団子ヘアか、後ろで一つにまとめましょう。前髪は目にかからないようカットし、落ちてくる髪はピンで止めます。ショートの場合も髪を耳にかけるなど、清潔感を心がけます。

化粧

濃すぎず、清潔感のあるナチュラルメークが基本です。ノーメークは不可。基本的につけまつげやアイプチ、カラーコンタクトなどは禁止です。口紅は顔色が明るく見える色(ピンク、オレンジ、赤)を薄くつけましょう。

服装

制服を決められた通りに着こなすこと。身につけているものに汚れやシミ、シワやほつれが無いように。また肩にフケなどが無いように、逐次チェックしましょう。

手・爪

手は常に清潔に、肌荒れなどが無いようケアを。爪は適度な長さに綺麗に切り揃えること。マニキュアはホテル規定範囲の色で、常にはげていないかをチェックしましょう。

アクセサリー

結婚指輪はOK。それ以外は控えめなデザインのアクセサリーを一点なら可。イヤリングはシンプルな色・デザインで、大きなものや揺れるタイプのものは避けましょう。

ストッキング・靴

ストッキングは模様のない無地のもので、肌色に近い色を基本とします。靴はホテル指定のものか、黒のシンプルなパンプスでヒールは3~5cm程度のものが良いでしょう。

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