お仕事の内容
マンガ・アニメ業界のお仕事は、原作者や漫画家がストーリーやキャラクターを生み出し、作画家やアシスタントが詳細なイラストを描き、アニメーターが2D/3Dで動きや表情を表現、監督や演出家が作品のビジョンを統括、脚本家が物語を構成、声優がキャラクターに声を吹き込み、音響スタッフがBGMや効果音を制作、色彩設計や背景美術が視覚的魅力を高め、編集者が映像やページを仕上げて、マンガ・アニメとして完成されます。クリエイティブな才能と技術力を結集してアニメやマンガを創作する仕事であり、企画から放送・出版まで数ヶ月から数年をかかります。ファンや市場の期待に応えるためトレンドへの感度や緻密なチームワークが求められ、専門知識に加え、作画ソフトやアニメーション技術、コミュニケーション力、厳しい納期に対応する柔軟性が必要ですが、自分が携わった作品が誕生する喜びが大きいお仕事です。
職業一覧
アニメ監督
脚本をもとに、絵コンテを描いたり、スタッフに細かく指示を出したり、出来上がったシーンをチェックしたり…。ひとつのアニメーション作品を作り上げるために総指揮をとるのがアニメ監督。ストーリーから大きな感動を引き出す表現者でもある。日本は多くのアニメ監督によって、これまでたくさんの世界的人気アニメを世に送り出している。まさに世界を狙える仕事だ。
アニメプロデューサー
アニメ制作に関わる多くのクリエイターたちの才能を引き出しながら、制作進行のハンドリングを行うアニメプロデューサー。アニメ作品の企画から資金集め、人材集め、映画版上映先の売り込み、予算管理なども行う。CGの導入で変革期を迎えているアニメ業界において、次世代の映像をカタチにしていくことがアニメプロデューサーの醍醐味といえるだろう。完成作品を試写室で観るときの達成感とやりがいはひとしおだ。
アニメーター
キャラクターや物に動きをつけるための絵を描くのがアニメーターの役目。作品の顔というべきキャラクターの生き生きした表情や動きを、自分の手で作り上げる手応えはアニメーターならではの喜びである。現在ではCGソフトやアニメ制作ソフトを使ってコンピュータで描かれることが増えており、プロのアニメーターをめざすなら、正確なデッサン力とデジタルの技術を身につける必要がある。
作画監督
アニメ制作では、複数のアニメーターによって原画が描かれていく。作画監督は、そのタッチがバラバラにならないよう、チェック、修正する役割を担う。原画スタッフが経験を重ね作画監督になるケースが多い。
美術監督
アニメ制作の世界では背景画面をトータルに担う制作責任者を指す。作品全体のクオリティやイメージに関わる重要な仕事。
撮影監督
アニメ制作の撮影をまとめていく責任者。アニメにおける撮影とは、キャラクターの動画データと背景をパソコンで合成・加工し、動くアニメーションの映像にすることをいう。
アニメイベントプランナー
今やアニメは、テレビや映画にとどまらず、さまざまなメディアを横断する日本を代表する文化のひとつ。アニメに関する仕事の幅もますます広がっている。ゆるキャラが登場するイベントや声優のコンサートなど、アニメ関連イベントに関わる仕事のニーズはこれからさらに高まるだろう。
キャラクターデザイナー
アニメーションはもちろん、ゲーム、CM、お菓子のマスコットまで、それぞれのイメージにぴったりとマッチしたキャラクターをデザインする仕事。多くの人の心をキャッチした魅力的なキャラクターは世界中に広まり、年代を問わず愛され続ける。デザインの知識、DTPテクニック、時代感覚やビジネスセンスがあれば、この夢のある仕事を手にすることができる。
マンガ家
世界中で愛読されている日本のマンガ。マンガ家として成功するためには、絵のうまさや物語の巧みさだけでなく、読者のニーズを分析・理解して、作品に生かせる能力も欠かせない。有名になれば高収入も期待できるし、優れた作品はTVドラマや映画の原作として採用されるケースも多い。また最近は、インターネットや電子出版に対応したデジタルコミックのニーズも増えている。マンガ家の活躍の場は拡大している。
同人作家
同人誌即売会や同人誌ショップで売買されている自費出版書籍に創作作品を発表している作家。商業誌などで活躍する作家は商業作家とされ、同人作家とは区別されている。
マンガ・アニメのお仕事が学べる学科はコレ!