応募テーマ「こどものためのいす」
審査委員長
清水 忠男(製品・環境デザイナー。クランブルック美術大学院修士課程修了。ザ・バーディック・グループ主任デザイナー、ワシントン大学美術 学部助教授等を経て、千葉大学工学部教授を務める。現在、千葉大学名誉教授。)
審査員
長友 啓典(K2アートディレクター、日本工学院専門学校 顧問)
清水 俊也(株式会社イトーキ 商品開発統括部 統括部長)
加賀 武見(プロダクトデザイナー、日本工学院専門学校 教員)
受賞作品
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
『つどっクリ』
井上 果
山梨県立峡南高等学校
審査員コメント
清水審査委員長
毛布のような質感の巨大なマツボックリに、大勢の子供達が集い、冒険家になった気分で登ったり降りたり、元気いっぱい遊び回る。所々には自分だけで過ごせる坐り場所もあり、本棚もある。「みんなで楽しく集う場所づくり」というコンセプトのもと、ユニークで大胆な発想が、楽しいデザインにまとめられています。
『リュックイス』
七尾 遥香
川崎市立川崎総合科学高等学校
審査員コメント
清水審査委員長
リュックとして荷物を入れて背負って行き、休みたい所では、背から降ろして、腰掛けとして使えるというアイディア。動物を模した楽しい表情が魅力的です。背もたれ角度を保たせるためのしかけなど、検討しなければならないポイントも残っていますが、商品化も可能だと思われます。
『HARBOR』
北恵 昴
広島市立基町高等学校
審査員コメント
清水審査委員長
イソギンチャクのように突起が集合したこのイスは「母親からの暖かさ」をテーマとしてデザインされています。柔らかく人肌に近く暖められた突起は、子供の体の成長や姿勢に対応するのはもちろんのこと、泣き止まない赤ちゃんや寂しい気分の子供を優しく包み、元気にしてくれるでしょう。