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第8回 高校生いすデザインコンテスト

結果発表

結果発表

応募テーマ「座りたい いす」

審査委員長

清水忠男

■Plofile
共生環境デザイナー。クランブルック美術大学院 修士課程修了。ザ・バーディック・グループ主任デザイナー、ワシントン大学美術学部助教授等を経て、千葉大学工学部教授を務める。現在、千葉大学名誉教授、金沢美術工芸大学大学院 教授。

審査員

櫻井多弥男(株式会社イトーキ プロダクトデザイン室 室長)
河東梨香(テキスタイル&インテリアデザイナー)

受賞作品

※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

金賞

あこがれのイス

杉本 彩華
広島県 広島市立広島工業高等学校

あこがれのイス

審査員コメント

ショールームであこがれの建築家ル・コルビジュエのデザインしたいすに坐ろうとして断られた高校生が、やがては努力してそのいすに坐れる立場になるぞと決意し、学びの証としてのプリントの積層をそのいす同様のフレーム内に増やしながら目標達成の道程を日々確認しつつ勇気付けられる、という設定とデザイン提案の素晴らしさは抜群でした。(清水 忠男 氏)

銀賞

008 TECHTRA

二瓶 一真
宮城県 仙台市立仙台工業高等学校

008 TECHTRA

審査員コメント

自分が座りたいいすのデザインが多い中、公共空間で外国人観光客も含めた不特定多数の人が座りたくなる形状、素材や動きやテクノロジー、そしてそれらの要素がモニュメントとしての役割を果たす点を評価しました。植物をモチーフにしたデザインも環境との調和を考えており好感がもてます。(櫻井 多弥男 氏)

銀賞

Personal Chair

三善 廉
新潟県立新発田南高等学校

Personal Chair

審査員コメント

心地よい日差しの中で風を感じながら本を読みたい、でも自分の空間に浸りたい。そんな気持ちにぴったりの椅子です。完全に閉じた空間でなく、隙間があることにより木陰を思わせ、外とのつながりも感じさせます。図書館や公園でこのPersonal Chairがころころ転がっている風景を見てみたくなります。(河東 梨香 氏)

銅賞

キリンに座りたい!!

畑山 翔吾
北海道苫小牧工業高等学校

キリンに座りたい!!

審査員コメント

キリンのような高い視線から景色はどんな風に見えるんだろう、そんな思いからキリンをイメージさせるユニークな構造体の最上部に座面を配置したという。見る者の意識を引き込む表現力の高さも素晴らしい。もっとも、座面自体にたどりつき安心して景色を楽しむことは難しそうですね。キリン同様、目立つデザインではありますが。(清水 忠男 氏)

銅賞

BOOK CHAIR 〜本と共に自由な形で好きな場所で〜

畑山 翔吾
北海道苫小牧工業高等学校

BOOK CHAIR 〜本と共に自由な形で好きな場所で〜

審査員コメント

芝生など広い場所で様々なサイズや色のBOOK CHAIRが並んだところを想像すると圧巻です。それをシンプルに美しく表現しています。閉じたBOOK CHAIRを自分の好きな場所まで持って行き、開いて座れたら素晴らしいでしょう。どのような素材、構造で作れば実現できるのか、ぜひ突き詰めて欲しいと思います。(河東 梨香 氏)

銅賞

居場所

末本 詠玲奈
広島県 広島市立広島工業高等学校

居場所

審査員コメント

家全体がインテリア、家族それぞれが座りたいイスがあるという発想がユニークで選ばれました。願わくはデザインコンテストなので、誰が、どんな気分のときに、どんな姿勢を支えてくれる、どんな形状や素材のイスが欲しいのかなど、もっとアイデアやデザイン展開をして欲しいと思います。(櫻井 多弥男 氏)

審査委員特別賞

壁がいすになる時代

長谷川 諄
石川県 金沢市立工業高等学校

壁がいすになる時代

審査員コメント

壁に寄りかかると、体型や体勢にフィットしてへこみ、どこでもくつろげる、そんな時代が来るぞ(来るといい)という提案ですが、多くの人々が何となく夢見ていることのようですから、案外一般化する日は近いかもしれませんね。(清水 忠男 氏)

本間でイス!!

小笠原 実穂
静岡県立伊東高等学校

本間でイス!!

審査員コメント

本棚とイスの合体など、本を読むためのイスいうアイデアが多い中、本を布団や家具に見立てたアイデアの作品です。笑顔がかわいく、色使いもやさしく、小さい頃に体験した押入れの中で布団に挟まれる幸せを思い出しました。(櫻井 多弥男 氏)

えのぐソファー

榊 玲音
鹿児島県立川内商工高等学校

えのぐソファー

審査員コメント

そのままの姿で完成ではなく、座ると絵の具の中身が飛び出てくるというユーモアのあるアイデアに惹かれました。子供たちが大はしゃぎで、ソファーの上で飛び跳ねたり押したりする様子が容易に想像できます。座られる側のソファーと座る側のコミュニケーションが生まれる素晴らしい作品です。カラフルで楽しい空間になりそうですね。(河東 梨香 氏)

学校賞

  • 鹿児島県 私立鹿児島情報高等学校

  • 静岡県 私立知徳高等学校

  • 静岡県 立伊東高等学校

  • 東京都立保谷高等学校

  • 北海道 室蘭工業高等学校 (順不同)

1次選考通過者作品例

ちくわいす

諸岡 陽菜
静岡県立伊東高等学校

ちくわいす

アクアリウムチェア

大川 真穂
静岡県 私立知徳高等学校

アクアリウムチェア

星椅っ子!

岩田 和也
愛知県立佐織工業高等学校

星椅っ子!

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