応募テーマ「家族をつなぐ いす」
(応募総数579作品)
審査委員長
清水忠男(製品・環境デザイナー、千葉大学名誉教授、金沢美術工芸大学教授)
審査員
櫻井多弥男(株式会社イトーキ プロダクトデザイン室 室長)
河東梨香(テキスタイル&インテリアデザイナー)
コーディネーター
山田盛久(日本工学院テクノロジーカレッジ教員)
受賞作品
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
『PRESENT』
後藤 拓実
山梨県立甲府工業高等学校
審査員コメント
単身赴任で離れて暮らしている父親と残った子供をつなぐいす。月一度帰宅した父親が、自分のいすに仕込まれた色のついた板を子供に渡し、子供がそれを自分のいすの座面に重ね、月ごとの色の組み合わせや、座ったときの二人の視線の高さが近づいて行くのを共に楽しみにする、という提案のユニークさに感心させられました。(清水 忠男 氏)
『No Branco 〜Heaven and Hell〜』
畝原 渉/中村 秀/筆脇 誠一郎
愛媛県立松山工業高等学校
審査員コメント
“家族がバランスをとらないと座れないいす”というアイデアが多い中、この作品のアイデアが一番優れていました。グラフィックデザインのセンスも良く、説明文を取扱説明書風な表現にしている点もユニークでした。さらに具体的な素材や構造の提案、人の表現が豊かになれば、もっと説得力ある提案につながったことでしょう。(櫻井 多弥男 氏)
『With me』
本田 紅美
鹿児島県立川内商工高等学校
審査員コメント
家族とのつながりが可視化され、時と共に変化していく様が素敵なアイデアです。座面の浮き具合に子供の成長を感じ、親の不在時には親のぬくもりを感じさせ、そして子供が大きくなり巣立っていけば、今度は親が子の存在を感じるという長い物語を想像させられます。物理的には離れていても常に家族とのつながりを感じられるデザインです。(河東 梨香 氏)
審査委員特別賞
学校賞
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福島県立福島工業高等学校
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静岡県・私立知徳高等学校
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岐阜県立多治見工業高等学校
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大阪府・堺市立堺高等学校
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広島県・広島市立広島工業高等学校 (順不同)