応募テーマ「旅する明日への いす」
(応募総数480作品)
審査委員長
清水忠男(共生環境デザイナー、博士(工学)、千葉大学名誉教授)
審査員
河東梨香(tona代表、医療福祉ビジュアルディレクター)
田中啓介(株式会社イトーキ スマートオフィス商品開発本部)
受賞作品
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
『世界でつくる平和の椅子』
工藤 木乃華
宮城県白石工業高等学校
審査員コメント
フレームのみの木製椅子を他国に送り、送られた国の人々は、その地に特有の木の部材を加え、さらに次の国に送り・・・という具合に、この椅子は世界を旅する間に育ち、人々の心をつなぎ、明日の地球環境への意識を育んでいく。何とも楽しくスケールの大きなアイデアですね。素晴らしい!実現させてみたいと思わせられました。(清水 忠男 氏)
『還る椅子』
佐々木 夏星
仙台市立仙台工業高等学校
審査員コメント
社会的に「脱炭素」「脱プラスティック」への注目が集まる中、椅子の素材目線からリサーチされた作品。持ち運びのし易さ、川や海で交流を生むような仕掛けなど視野の広い提案にも好感が持て、また「還る椅子」という作品名もコンセプトが明確に伝わり秀逸でした。夏の暑い中、ヒンヤリとしたこの椅子にぜひ座ってみたいです。(田中 啓介 氏)
『STELLA ITER CHAIR』
千代永 海美
熊本県立八代工業高等学校
審査員コメント
いすに腰掛けた時の包まれるような感覚や静けさが、青と光の色で美しく表現されています。外出の機会が減っている中、ついテレビやネットに時間を奪われている人もきっと多いはず。全身を囲む作品が幾つかある中で、この作品は溢れる情報を遮断し、自分の心身状態を静かに見つめる時間を作ることにより、明日へと進む力をくれそうです。(河東 梨香 氏)
審査委員特別賞
学校賞
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北海道釧路北陽高等学校
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三重県立伊賀白鳳高等学校
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香川県立善通寺第一高等学校
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東京都立墨田工業高等学校
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兵庫県立兵庫工業高等学校