応募テーマ「話が弾む いす」
(応募総数751作品)
審査委員長
清水忠男(共生環境デザイナー、博士(工学)、千葉大学名誉教授)
審査員
河東梨香(tonaデザイン事務所代表、テキスタイル&インテリアデザイナー)
田中啓介(株式会社イトーキ 商品開発本部)
モデレーター
山田 盛久(日本工学院テクノロジーカレッジ主任)
受賞作品
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
『うねルンです』
藤生 匠将
広島県・広島市立広島工業高等学校
審査員コメント
人が他人と話を弾ませているときには、相手の方に膝を向け、話が盛り上がるにつれて前傾姿勢となり身体を揺する…という鋭い観察が原点。そして緩い坊主面を持つ廃コンクリートベースの上に、廃プラスチックでできた弾力性のパイプと、リサイクル木製チップの座面を配したユニークないすの提案。説得力があり、魅力的です。(清水 忠男 氏)
『ドーナツトーク』
吉野 恵美子
宮城県・仙台市立仙台工業高等学校
審査員コメント
ドーナツを一口かじった跡のような窪みや中心部まで入り込める形状により、車椅子使用者が利用でき、小さな子どもを見守れるように考えられ、デザイン性と機能性が両立された優れた作品です。ビーズは柔らかい反面、沈み込んでしまうので、高齢者向けには立ち上がるときに支えになるような材料であればさらに良いでしょう。(河東 梨香 氏)
『パッと開いてポンッと弾む』
伊藤 煌倫
国立東京工業大学附属科学技術高等学校
審査員コメント
「ミウラ折」と「いぬやらい」。どちらも日本発祥のものを用いた作品で、町中で会話が弾むためのアイデアが盛り込まれています。日中の日差しを避ける機能も兼ね備え、実用面でも隙の無いデザインであるとともに、町並みの景観にも美しく溶け込み、日本に観光に来られた海外の方にも喜んで頂けるような優れた提案でした。(田中 啓介 氏)
審査委員特別賞
学校賞
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静岡県・私立知徳高等学校
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岡山県立倉敷工業高等学校
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愛知県立豊丘高等学校
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宮崎県・私立宮崎日本大学高等学校
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奈良県立高円芸術高等学校