応募テーマ「平和をめざす“いす”」
(応募総数702作品)
審査委員長
清水忠男(共生環境デザイナー、千葉大学名誉教授)
審査員
河東梨香(tona合同会社代表、医療福祉ビジュアルディレクター)
田中啓介(株式会社イトーキスマートオフィス商品開発本部)
受賞作品
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
『愛席(あいせき)の椅子』
藤吉 哉汰/河野 莉央
岐阜県·関市立関商工高等学校
審査員コメント
道沿いの緑地を活用するという課題に応えて廃棄木材を活用した実作。構造用合板を重ねて作る造形で、直線形だけでなく、扇形配置も可能。「お隣、いいですか?」という「相席」への言葉を「愛席」と捉え、人を繋ぐツールにしようという提案。隣に座った人との小さな輪が、やがて大きな平和の輪につながることを願っています。(清水 忠男 氏)
『「包包(ぱおぱお)」のイス』
小野 僚大
広島県・広島市立広島工業高等学校
審査員コメント
みんなが忘れてしまった幼き日の優しく包まれる感覚をイスで再現。このイスが自身の不安・怒り・悲しみなどのネガティブな感情を全て包み込むことで争いの無い世界を作る、そんなアイデアです。柔らかな形状のビーズクッションは世の中に沢山ありますが、その中に挟まるという未体験の感覚を一度試してみたくなりました。(田中 啓介 氏)
『祈りの椅子』
泉 明舞
香川県立善通寺第一高等学校
審査員コメント
世界で起きている戦争に対して祈ることしかできない歯痒さに、意味を持たせてくれる「祈りの椅子」。人体の微弱な電流に反応して発光する椅子は人の温もりを感じさせ、光を見るものに平和を訴えかけます。多くの祈りから生まれる光を、祈る人の目線、戦闘機からの目線から描いた絵が、荘厳な風景を想像させます。(河東 梨香 氏)
審査委員特別賞
学校賞
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栃木県・私立作新学院高等学校
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長野県飯田OIDE長姫高等学校
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沖縄県立小禄高等学校
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千葉県立市川工業高等学校
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三重県立伊賀白鳳高等学校