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高校生デジタルフォトコンテスト第2回

結果発表

結果発表

「高校生デジタルフォトコンテスト」

受賞13作品決定!

審査風景

2011年7月25日~9月20日まで実施していた「第2回高校生デジタルフォトコンテスト」に全国からたくさんのご応募を頂きましてありがとうございました。応募総数1,108点という多くの作品の中から、グランプリ以下13作品を選ばせて頂きました。どの作品も「高校生活」というテーマを存分に表現していて、審査員の先生方も選考に大変苦労していました。その中でも先生方をうならせた13作品です。

審査員のご紹介

清水哲朗氏

清水哲朗氏

横浜市出身。日本写真芸術専門学校卒業後、写真家・竹内敏信事務所入社。23歳でフリーランスとして独立。独自の視点で自然風景からドキュメントまで幅広く撮影。2007年、NHK教育テレビ『趣味悠々』デジタル一眼レフ風景撮影術入門講師として出演。著書として風景を撮る!『写真の学校』(雷鳥社)などがある。社団法人日本写真家協会会員

菅野幸男氏

菅野幸男氏

宮城県仙台市出身。オリンパスイメージング株式会社に入社し、オリンパスデジタルカレッジ(写真教室)を企画・運営。年間500回以上の写真教室を開催。オリンパスデジタルカレッジインストラクター フォトマスターエキスパート。

小泉修氏

小泉修氏

日本工学院放送制作芸術科を卒業後、写真家・三好和義氏に師事。アディダス、コーセー、TAYA、AERA等、ファッション、ビューティーの他、風景写真でも多くの作品を発表するなどジャンルにとらわれず活動中。2006年より日本工学院グラフィックデザイン科講師として後進の育成にも携わる。

鶴田勇一氏

鶴田勇一氏

広告制作会社を経て、日本工学院専門学校教員となる。現在グラフィックデザイン科、Webデザイン科の学科長として学生の指導にあたっている。

受賞作品のご紹介

※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

グランプリ

「ちぢこまれー!」

沖縄カトリック高等学校
伊豆見 香苗さん

帰り道、雨でした。細い道を通ります。「ちぢこまれー!」

「ちぢこまれー!」

審査員コメント

清水哲朗氏

清水哲朗氏

狙っていたのか偶然なのか。何気ない日常風景ですが、個性的な着眼点とつかず離れずの抜群の撮影距離、“ひらめき”にも似た絶妙なシャッタータイミングにより、その瞬間走ったであろう緊張感をリアルにとらえています。狭い路地で身を屈めながら折り畳んだ傘を差してまで進むという女子高生の仕草に思わず笑みがこぼれますが、等身大の姿に多くの人が共感を覚えるでしょう。タイトルを含め、見る側の想像力を巧みにかき立てています。

小泉修氏

小泉修氏

「ちぢこまれー!」の合図とともに、傘だけではなく、体まで小さく屈んで歩く様が、今回の応募作品の中で一番印象に残りました。大人なら傘を斜めにして、足早にすり抜けて行く細い道ですら、遊びに変えてしまうユーモアと、その一瞬を見逃さないセンスが光ります。シンメトリーなアングル、人物のレイアウトも文句無しです。見る側を一瞬にして子供の頃に引き戻すかのような、力強さと暖かさを感じさせる1枚です。

グランプリ 賞品
準グランプリ

「土俵」

市川高等学校
笹田 和宏さん

相撲部の練習の一風景です。脚立に登って、1脚にカメラを固定し、レリーズを使って撮影しました。
RAW現像でモード加工しています。

「土俵」

審査員コメント

菅野幸男氏

菅野幸男氏

この作品を見た瞬間。“やられた!”と思わず声が出てしまいました。脚立を使い、さらに一脚にカメラを固定して撮影しているところは、初めからこの作品のイメージを持ち、狙って撮影したのでしょう。高校生力士8人と撮影者のチームワークによる勝利だと思います。高校生フォトコンテストならではであり、見た瞬間思わず笑みのこぼれる、見る人を愉快にしてくれる作品です。

小泉修氏

小泉修氏

脚立に登り斜俯瞰から撮影した、大胆な構図が素晴らしいですね。8人もの部員が居るのに、とても静謐な、時間が止まっているかのような不思議な印象を受けます。またRAWデータで撮影し、自分の狙った世界観に仕上げている事も受賞の大きな要因です。ストレートフォトにこだわる事無く、色々な表現方法にトライして下さい。自分の意図した調子に仕上げる為に、パソコンのディスプレイを見つめる事も写真の楽しみ方のひとつです。

準グランプリ 賞品
準グランプリ

「山大好き」

都立大泉高等学校
荒木 優一郎さん

富士山に行ったときに撮影。
セルフポートレートでタイミングを合わせるのに苦労しました。

「山大好き」

審査員コメント

清水哲朗氏

清水哲朗氏

アングルの妙ですが、見事な跳躍力ですね。セルフタイマーで完璧なポーズと画面構成を仕上げるあたりはプロから見ても驚きの一言。山が好き、写真が好き、自分が好き。好きなことを原動力にひたすらまい進している姿は美しいですね。この作品は部屋に飾っておくと、いついかなるときにも勇気と希望と行動力を与えてくれるでしょう。今は何をやっても楽しい時期。細心でいて大胆な行動で今後も自分を大いに記録してください。

鶴田勇一氏

鶴田勇一氏

応募作品の多くが学校や関連施設での行事や部活動、学校生活、通学でのひとコマであるなか、この作品は異彩を放っていました。画面の中での高校生らしさとは跳躍力であり、しなるほど広げたからだや腕であり、全身に浴びた太陽の光です。この躍動感に若者(高校生たち)のエネルギーの可能性を感じました。コメントにもあるようにおそらく何度もチャレンジして撮影した苦労の1枚は作品としての完成度もたいへん高いと思います。

準グランプリ 賞品

入選

「一心同体」

愛媛県立新居浜東高等学校
安藤 和輝さん

この写真は私たちの日課の「かくれんぼ」をしている時の写真です。隠れている友達のドキドキしている姿をメインで撮っていたら、オニ役の友達が後ろから「みぃーつけた!」と声をかけました。不意打ちにあって驚いている友達の顔と、オニを代われてうれしい友達の微笑んでいる顔が正反対で面白かったです。

「一心同体」

「ガールズトーク」

愛知県立一宮南高等学校
大島 佑貴子さん

放課後に遊んでみました。

「ガールズトーク」

「梅雨空の楽しみ」

栃木県立足利工業高等学校
石澤 里帆さん

ラグビー部の先輩。他校との合同チームで出場した先輩の横顔をブロマイド風に撮影しました。

「梅雨空の楽しみ」

「エール!!」

伊奈学園総合高等学校
佐竹 美穂さん

いつも集会のとき、生徒は並べることなく自分の好きなところに上履きを置いていきます。
ふと見るとそれが妙なリズムを出していて、とても面白いと私は感じました。また、上履きはボロボロだったり履きつぶされていたりと一人一人の個性が出ていて、生徒が写っていなくても十分学校生活を表せる一枚だと思います。

「エール!!」

「十人一色」

筑紫中央高等学校
瀬利 なつみさん

この日は初雪で部活が休みになり、初雪が降ったことと、部活が休みになったことのHAPPYな気持ちをカメラにおさめました。モノクロにしたのは、雪の白が一番はっきりしていて、色がなくても、この二人からHAPPYが伝わってくると思ったからです。

「十人一色」

「自転車置き場」

山梨県立韮崎工業高等学校
N. K.さん

友達の忘れものをつかっていたずら!毎日こんな感じに色々黒板をつかって遊んでいます。

「自転車置き場」

「最後の文化祭」

育英西高等学校
西野 有貴さん

桜のなかで

「最後の文化祭」

「楽しい日曜大工」

岐阜県立岐阜総合学園高等学校
平光 亜花莉さん

修学旅行の最終日の写真です。右端に映っているのは引率の先生です。

「楽しい日曜大工」

「気持ちいい!!」

愛知県立豊田東高等学校
古川 実穂さん

セルフタイマーを使って友達と写真をつくることが好きです!!THE青春な一枚だとおもいます。

「気持ちいい!!」

「しゃぼんの中のカメラ女子」

富士見高等学校
山崎 未来さん

ある日の授業が終わった後、ふと教室を見回してみると、こんな感じだったのでおもしろく思い撮りました!きっといい夢をみているはずです(笑)

「しゃぼんの中のカメラ女子」
各入選作 賞品