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高校生デジタルフォトコンテスト第9回

結果発表

結果発表

「高校生デジタルフォトコンテスト」

受賞14作品決定!

審査風景

2018年7月20日〜9月30日まで実施していた「第9回高校生デジタルフォトコンテスト」に全国からたくさんのご応募を頂きましてありがとうございました。 応募総数1,686点という多くの作品の中から、グランプリ以下14作品を選ばせて頂きました。 どの作品も「高校生活」というテーマを存分に表現していて、また、非常に個性的で多彩な作品が数多くありました。 その中でも審査員の先生方をうならせた14作品です。 なお、受賞作品は、2018年12月21日(金)〜12月26日(水)までオリンパスプラザ東京ショールームで展示予定です。また、惜しくも受賞に至らなかった最終審査進出作品も展示予定です。ぜひお越しください。

審査員のご紹介

清水哲朗氏

清水哲朗氏

横浜市出身。写真学校卒業後、写真家助手を経て、23歳でフリーランスに。ライフワークとしているモンゴルでは、独自の視点で自然風景からスナップ、ドキュメンタリーまで幅広く撮影。2005年「路上少年」で第1回名取洋之助写真賞受賞。個展開催多数。公益社団法人日本写真家協会会員
www.tokyokarasu.net

森暁氏

森暁氏

オリンパス株式会社。中学生の頃、店頭で必死に眺めたレコードジャケット群が写真の原点。マーケティング活動の傍ら、湾岸、商店街、街道を撮り続ける街角スナッパー。フォトマスターEX(エキスパート)取得(国際文化カレッジ認定資格)

小泉修氏

小泉修氏

日本工学院放送制作芸術科を卒業後、写真家・三好和義氏に師事。アディダス、コーセー、TAYA、AERA等、ファッション、ビューティーの他、風景写真でも多くの作品を発表するなどジャンルにとらわれず活動中。2006年より日本工学院グラフィックデザイン科講師として後進の育成にも携わる。

川口貴弘氏

川口貴弘氏

アートディレクター&グラフィックデザイナー。多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業後、株式会社スタジオワープ、株式会社日本デザインセンターを経て、タックデザイン(takdesign inc.)設立。「デザイン」を通して、さまざまな問題の解決に取り組んでいる。JAGDA会員。

受賞作品のご紹介

※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

グランプリ

「JKの音色vs時速270km」

滝川高等学校
天辰 陽平さん

もともと新幹線のスポットを見つけていたので、友達に実際に弾いてもらいながら撮りました。
新幹線の方が音は大きかったですが、ベースの音色はそれよりも力強かったです。

「JKの音色vs時速270km」

審査員コメント

清水哲朗氏

清水哲朗氏

誰がこんな発想をするという「驚きの組み合わせ」にただただ圧倒されました。鉄道写真として見ても新幹線の鼻ツラギリギリでのシャッタータイミングは技術的にも非常に高く、そこにベースを奏でる女子高校生を配したことである種のストーリーが生まれました。勝手な想像ですが、どちらも作者が好きなものと思えば「青春」を感じますし、「騒音問題で自宅でベースの練習ができない女子高生」と見ても楽しいですね。これまでにないイメージの映像化に脱帽です。

小泉修氏

小泉修氏

力強いベースの音色を表現するため、敢えて大きな走行音を出す新幹線を背景に写し込む発想と、この撮影スポットを事前に調べてあった行動力が、グランプリに繋がりました。個人的には、タイトルにある時速270kmを強調するため、新幹線にブレの表現を使っても良かったのでは?とも思いましたが、新幹線をフレームギリギリに収めたテクニックは見事ですね。皆さんも、意外性、カラフル、オシャレ、可愛い、非日常など色々な背景を探して見て下さい。

グランプリ 賞品
準グランプリ

「発射!!」

開智中学高等学校
村上 拡夢さん

休日に同級生と一緒にペットボトルロケットの発射に挑戦した時の写真です!

「発射!!」

審査員コメント

清水哲朗氏

清水哲朗氏

とにかく彼らを全力で応援したくなる作品。ペットボトルロケットの打ち上げを真面目に演出するなんてどこまでカッコイイのだろう。絵作りをしたのか、的確なポジションを選んで撮影したのかはわかりませんが、絶妙な瞬間を、最高の構図とシャッタータイミングで決めた作者もすごい。カメラがスマートフォンと聞いてまた驚き。打ち上げ成功とこの写真は彼らにとって一生の宝。人生できっと忘れられないものになるでしょう。

森暁氏

森暁氏

笑いました!これは自らの輝かしい青春を讃える祝砲と言えるでしょう。右に配置された敬礼をする二人がこの“式典”の重々しさとおかしさを表現しています。この写真により彼らの絆は深められ、何年後かにはまたこの仲間による新たな祝祭の“式典”を写真に撮る日が来ることでしょう。

準グランプリ
準グランプリ

「ガールズトーク」

愛知県立成章高等学校
岡田 愛理さん

みんなとこうやって話せるのも今年で最後って思うと悲しいなあ

「ガールズトーク」

審査員コメント

小泉修氏

小泉修氏

最近の写真の傾向として、インスタ映えを目的とした、フォトプロップスや画像加工アプリを用いた写真を多く目にします。そんな中、素の表情を捉えた「ガールズトーク」は自然と目を引きました。6人の笑い声と川のせせらぎがが聞こえて来そうです。「人に見せるための写真」「自分にとって大切な写真」など、写真の楽しみ方は一つでは無いことを再確認させてくれる、作者の思いの詰まった素敵な写真です。

川口貴弘氏

川口貴弘氏

彼女たちが「笑いながら話している声」「川のせせらぎ」「柳のゆれる音」など、しばらく見ていると、その場にいるかのような感覚を覚え、日常の「音」が聞こえてくるようでした。今この瞬間を楽しんでいる様子が伝わってきて、まるで映画のワンシーンのようです。この先の人生において、何でも話せて、心を許せる仲間の存在が、どれほど心強いことか。これからもみんな仲良く、良い写真を取り続けてくれたら嬉しいです。

準グランプリ
特別賞

「NANAIRO Days」

岩手県立黒沢尻北高等学校
吉田 悠馬さん

学校の友達のそれぞれの個性を表したかったので、人の前に七色のペットボトルを置き、後ろにドラムをやっている人、カメラを構えている人、勉強している人を配置しました。サイドからは日常生活がはじけている感じにしたかったので、カラフルな色水を撒きました。

「NANAIRO Days」

エプソン販売株式会社様のコメント

受賞おめでとうございます。
仲間で制作する楽しさが、とても伝わる作品でした。
友達の個性と高校生活を、カラフルな色水にたとえた発想力も素晴らしいです。
ぜひ、個性的な作品や思い出を、プリントして残してください。

特別賞 賞品

入選

「手には畑の機関銃」

京都府立桂高等学校
小泉 月麦さん

農業科にしか見れない景色。グラウンドからは野球部の声、校舎に響くトランペット、私達は自らの手で愛情と青春を注ぐ。

「手には畑の機関銃」

「地表になる」

大阪府立港南造形高等学校
岡田 ひなたさん

大地になりたい友達を撮りました

「地表になる」

「ほのお を あやつる!」

栃木県立宇都宮白楊高等学校
簗嶋 大成さん

我が校の科学部の活動の様子を収めた一枚。巧みに炎を操りトンボ玉制作をしています。

「ほのお を あやつる!」

「new world」

北海道旭川西高等学校
菅原 あゆなさん

真冬の朝に堤防で撮った写真です。魚眼レンズを使って撮りました。美しく、新しい自分だけの世界に飛び込みたい そんな思いで撮りました。

「new world」

「全員陸上」

大分県立杵築高等学校
英 鮎美さん

県高校総体で総合優勝した時に撮った一枚です。ここまでチームをまとめてくれたキャプテンにありがとうという気持ちを込めて胴上げしました。全員の感謝の意がこもった一枚に仕上げました。

「全員陸上」

「明日への憂鬱」

国立沖縄工業高等専門学校
大城 翼さん

学校でのさまざまな悩みに対する少女の憂鬱さを表しました

「明日への憂鬱」

「夢の甲子園へ!!」

嶋田学園飯塚高等学校
祐定 響さん

楽器が周りを捕まえていたので撮ってみました

「夢の甲子園へ!!」

「お弁当食べてスタミナ回復!」

共愛学園高等学校
金子 巳織さん

私の高校生活で一番楽しかったのは、高校最後の球技大会です。生春巻きを一口で頬張る、可愛らしい私の自慢のお友達です。午後の応援のためにスタミナつけるぞ~!

「お弁当食べてスタミナ回復!」

「男子高校生の青春」

愛知県立半田高等学校
新美 奈波さん

部活仲間で花見に行った時の写真。以前私が撮った部活内カップルの桜のカップルフォトに対抗しよう!とみんなで盛り上がり撮った男子2人の青春ショット。※BLではありません。男子2人の爽やかさが溢れ出てます。私は部活仲間が大好きです。

「男子高校生の青春」

「この感情は友情か、愛情か。」

新潟県立新潟向陽高等学校
本間 翔さん

同性愛。レズビアン。最近では多くなってると思います。そしてそれは年齢など関係ない、という作品です。百合JKとでもいいましょうか。とても魅力的な一枚になったと思います。

「この感情は友情か、愛情か。」
各入選作 賞品

コンテスト総評

清水哲朗氏

清水哲朗氏

毎度のことながら、高校生の発想と作品力に審査員から多くの感嘆の声が上がりました。しかし、今回は作品内容がこれまでとは違った印象を受けました。「インスタ映え」する綺麗な写真が増えた一方で、作家性溢れる作品が多く見受けられたからです。光のとらえ方、被写体との距離、ポジショニング、無駄のない構図、シャッタータイミング等の技術的巧さに加え、イメージを具現化する能力が格段に上がっています。このコンテスト自体が第9回となり、成熟してきたのかもしれませんが、日頃、みなさんがSNSやネットを通じて多くの写真を見たり情報を得ている中で自然と身についたのかもしれません。世界的に見ても、今、日本の高校生の写真レベルはかなり高いところにあります。どこまで伸びるのかはわかりませんが、無限の可能性を持っている皆さんですから日々感じたことをメモするように今後も写真を撮り続けてください。来年は記念すべき第10回。さらにパワーアップした作品の応募を心よりお待ちしています。

展示会のご案内

「第9回 高校生デジタルフォトコンテスト 受賞作品展示会」開催中!

受賞作品および、今回惜しくも受賞に至らなかった最終審査進出作品も展示しています。

オリンパスプラザ東京ショールーム

【写真展期間】
2018年12月21日(金)〜12月26日(水) ※木曜休館

【営業時間】
11:00〜19:00(最終日 15:00まで)

【会場】
オリンパスプラザ東京ショールーム
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-24-1エステック情報ビルB1F
Tel:03-5909-0190
アクセス等、詳細は下記をご参照ください。
https://fotopus.com/showroom/tokyo/

主催/共催/協力/後援

主催

共催

オリンパス株式会社

協力

エプソン販売株式会社

後援

公益社団法人 全国高等学校文化連盟