IT・IoT・AIなど幅広い分野で活躍するITエンジニアをめざす
ITスペシャリスト科では、進化するIT社会に対応できる高度なIT、Web、システム、ネットワーク、アプリケーション、セキュリティのプロスキルを持つエンジニアを育成。4年間の学びを通じ、システム開発やPythonなどのプログラミングの基礎から応用までを、実践重視のカリキュラムで確実に習得。資格取得や企業との共同研究、教材開発を通じて、業界で求められるスキルを備えたプロフェッショナルをめざします。さらに、システム、AI、ネットワーク、クラウド、アプリケーション、Web、セキュリティ、AI、IoTなど、IT業界全体をカバーするスキルを3つの専攻に分かれて学ぶことで、より専門性の高い技術を修得できる環境を整えています。
科目A試験免除対象学科
[午前Ⅱ試験]免除対象学科
※蒲田校セキュリティ専攻のみ対象
専門士
- ここがスゴイ! ITスペシャリスト科の特長
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チーム開発などを中心に、実践で最新のITスキルを習得
チーム開発など、実際のプロの現場に近い環境で、実践的な学習を実施。システム開発やアプリケーション制作の工程をグループで取り組むことで、技術力だけでなく、コミュニケーション力や問題解決能力、マネジメント力も養います。 -
大学と比べ、即戦力としての力が身につくカリキュラムを実施
ITスペシャリスト科は、実践を重視した独自のカリキュラムが大きな特長。4年間の学習期間を最大限に生かし、大学の約2倍にあたる豊富な実習量を確保することで、即戦力となる実務スキルを効率よく習得します。 -
難関資格をはじめ、たくさんの資格取得を万全サポート
各専攻に合わせて設計された資格ロードマップに基づき、基礎的な入門資格から高度で難易度の高い資格まで、段階的にステップアップしながら着実に取得をめざします。 -
卒業後、大学院へ進学が可能に
ITスぺシャリスト科を卒業すると「高度専門士」の称号が得られ、大学院進学が可能になります。
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技術⼒だけでなく、チーム開発に必要なマインドやマネジメント⼒を養成します。
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⻑期インターンシップに参加できる環境を提供します。
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IT業界の仕事に対する理解を深め、適性や志向に合った進路・職種に導きます。
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2年制との違い
4年制の学び : より多くの経験を通じた学びが、さらに高度なスキルを育む
4年間という充実の学習期間で、より広く、深く学ぶことが可能
2年制学科では、ITスキルとヒューマンスキル(コミュニケーション能力など)を重点的に学びます。一方、ITスペシャリスト科では、それらのスキルに加え、経営戦略やマーケティングなどのビジネススキルも幅広く学習。より高度で専門的なスキルを時間をかけてしっかりと身につけることができます。
体験型学習を中心に即戦力を強化する学習方法を実践
2年制学科と同様に、1・2年次は基礎を固め、専攻別学習を通して応用力を身につけます。4年制学科では、その後の3・4年次に、PBL(課題解決型授業)やプロジェクト実習、インターンシップといった実践的な学びを重ねることで、現場で求められる即戦力を強化。段階的にスキルアップを図り、実社会で活躍できる実力を着実に身につけていきます。
4年制学科卒業者に与えられる「高度専門士」
ITスペシャリスト科を卒業すると、4年制専門学校修了者に与えられる「高度専門士」の称号を取得できます。この称号を持つことで、大学院への進学資格が得られるほか、就職時に給与水準が4年制大学卒業者と同等になるなど、さまざまなメリットがあります。卒業後の進路の幅が広がり、より有利なキャリア形成を実現できる点が大きな特徴です。
Check! : ITスペシャリスト科卒業時に与えられる「高度専門士」の称号とは
専門学校では、文部科学省から4年制の修了者に「高度専門士」の称号が与えられます。高度専門士は大学を卒業した場合と同様の証となり、大学院への進学が可能になります。また、専門的なスキルを持った人材であることの証明にもなり、待遇面でも、国家公務員の給与基準などを定める人事院規定により、大卒・短大卒者に準じて取り扱われることになっています。
専攻紹介
学べること
学びの領域 : 基礎からIoT、AI、ビッグデータなどの先端技術までを実践学習
ITスペシャリスト科(4年制)では、体験型授業を中心にしたカリキュラムで、大学とも2年制学科とも異なる独自の教育を行っています。将来ITエンジニアとして活躍できるよう、徹底的に即戦力を養成することを目的に、基礎技術はもちろん、AI、クラウド、IoTなどの先端技術にも触れながら、業界が求めるスキルを幅広く習得します。
IT基礎スキル
幅広い業界で生かせるITの基礎スキルを習得します。ハードウェア、ソフトウェア、情報システムの基礎的な知識から、チーム開発に必要なマネジメントまでを順を追って学びます。
ネットワーク
インターネットやネットワークアーキテクチャの基礎を学び、ネットワーク管理やIPネットワークの理解を深めます。シスコシステムズ製ネットワーク機器の設定やシステムに必要なネットワーク構成の定義も習得します。
アプリケーション開発
データ構造やアルゴリズム、アプリ開発の基礎から応用までを学び、JavaやPython、PHPを用いた設計・実装や、Android・iOSアプリ制作、チーム開発での総合的な制作を通じて実践力を磨きます。
セキュリティ
セキュリティを基礎から学び、ネットワークデバイスのセキュリティ設定や、パスワード管理、セキュアな通信の確立、セキュアなシステム開発を実践。セキュリティ診断やTCP/IP通信プログラムの作成技術なども習得します。
AI・IoT
ディープラーニングや機械学習の基礎、生成AIの活用も習得します。また、AI・IoTについての基礎知識・スキルを身に付け、プログラムでIoT機器を操作し、無線LANでデバイスを接続、センサー情報の通信とクラウド管理を学びます。
クラウド・サーバ
クライアントサーバシステムやクラウドサービス、LinuxOSの基本操作とサーバ構築などについて幅広く学びます。AWSの活用法や認定資格取得を通じて、実践的な技術を習得します。
教育方針 : 企業が求める3つのスキルをバランスよく身につけます
ITのスペシャリストとして業界で活躍するためには、ITスキルだけでなく、3つのスキルをバランスよく身につけることが必要です。ITスペシャリスト科(4年制)では、ITの基礎技術から、AI、クラウド、IoTなどの最先端スキルに加え、論理的思考、コミュニケーション、マネジメント、課題発見・問題解決などの能力を養うカリキュラムを通じて企業が求めるスキルを習得。ITスキルと共に、ビジネススキル、ヒューマンスキルの3つのスキルを併わせて学ぶことで、急速に変化し続けるIT業界の中で活躍できる人材を育成します。
ITスキル
ネットワーク、クラウド、プログラミング、システム開発、AI、IoT、セキュリティなど各分野の専門知識&技術。
ビジネススキル
各種業界の業種・業務知識、経営戦略、システム戦略、広告戦略、マネジメント能力など。
ヒューマンスキル
社会人としての常識や仕事に対する責任感、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力など。
教育設計図(授業計画) : 体験型学習をベースに、段階的にスキルアップをはかります
ITスペシャリスト科(4年制)では、2年制学科と同様に1~2年次は基礎をしっかり固め、専攻別学習を通して応用力を身につけます。その後、3~4年次にPBLやプロジェクト学習、企業でのインターンシップなどの体験型学習を行い、即戦力を徹底強化。入学から卒業まで段階的にスキルが身につきます。
1年次 : ITの基礎力を培い、基本的な設定や操作を可能に
WordやExcelなどのソフトをはじめ、プログラミング、ネットワーク、データベース、システム設計などの基本的な設定や操作ができるスキルを学習。IT・コンピュータの基礎知識を身につけます。
経済産業省が定義した、IT業界で活躍する人材育成のために必要とされるスキルの指標・ITスキル標準(ITSS)を反映し、ITSSのレベル4まで学習できるカリキュラムを設定しています。ITSS導入のカリキュラムで学ぶ4年間は、就職にも大きなアドバンテージとなります。
ITスキルマップ標準(ITSS)が一目でわかるマップ
2年次 後期 (サンプル)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1時限 | クラウドコンピューティング1 | サーバーサイドプログラミング2 | AIシステム開発1 | Linux実習2 | ||
| 2時限 | クラウドコンピューティング1 | サーバーサイドプログラミング2 | AIシステム開発1 | 外国語1 | Linux実習2 | |
| 3時限 | キャリアデザイン4 | サーバーサイドプログラミング2 | 機械学習 | 情報系資格対策講座4 | ロジカルシンキング | |
| 4時限 | 情報系資格対策講座4 |
大学との違い : 実践中心、業界即戦力、大学にはない魅力がたくさん
企業の求める人材育成のためのカリキュラムを実施
IT企業は人材のスキルを評価する際、「情報処理技術者試験」など資格に重点を置いています。このため、資格取得のための学びをカリキュラムに取り入れている専門学校の教育は、大学に比べ大きなアドバンテージとなっています。またITスペシャリスト科は「ITスキル標準」に基づくカリキュラムを採用しており、より実践的な教育が受けられる環境が整っています。
実習時間は大学の約二倍
大学が教養や研究を重視する場であるのに対し、ITスペシャリスト科は実践的な学びに特化しています。実習と座学の比率を比較すると、ITスペシャリスト科の実習は大学の約2倍の割合を占めており、座学の内容も資格対策講座が6割を占めるなど、非常に実践的なカリキュラムが組まれています。
業界との太い繋がりが学びや就職に直結
ITスペシャリスト科では、企業のニーズを教育に取り入れるとともに、産学連携の取り組みを積極的に行っています。企業から講師を招くことも盛んで、IT業界との強固なつながりを活用して、学生は業界主催のイベントに頻繁に参加する機会を得ています。また、企業との繋がりによる求人も多く、優先的な採用など就職にも大きな力を発揮しています。
実習紹介 : 業界が求める人材を養成する、実践重視のカリキュラム
ITスペシャリスト科では、ワークショップや産学連携プロジェクトなど、実践型の授業を豊富にカリキュラムに組み込み、大学にはない、密度の濃い専門教育を行っています。また、3年次以降にはチーム開発の実習がスタート。チーム開発は、4〜5人でチームを組み、全員で作業を分担しながらアプリやシステムを開発するというもの。学生自らが考えて行動し、進行や問題解決を行う、プロの現場での対応に直結する実践重視のカリキュラムです。
インターンシップ : 企業との太いパイプを生かした産学連携で、実践力や人間力を強化
ITスペシャリスト科(4年制)では、有名企業や団体との産学連携を活用し、共同開発や特別講義、インターンシップなどの機会を多数提供しています。これにより、学生はプロの仕事を知り、実際に体験することで実践力を高めると同時に、幅広い視野を養うことができます。
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アドビシステムズ
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日立社会情報サービス
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コアード
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JIT
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ソフテム
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ビリングシステム
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インキュベート・ジャパン
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システック
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ハートビーツ
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コンピュータネットワーク
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オー・エイ・エス
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技研電子
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インターネットイニシアティブ
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古河インフォメーション・テクノロジー
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ヒューマンシステム
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AppBank Games
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システム・ランド
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エンライズコーポレーション ほか
動画で知る : 4年制学科ならではの体験型学習を映像で確認しよう!
ITの基礎学習からグループ開発、実践的なプロジェクトまで、4年制学科ならではのワンランク上の教育を映像で紹介しています。
Pick UP!
授業だけでは学べない、ビジネス業界の最新技術動向
ITの世界は、言うまでもなく世界共通のグローバルな世界。どこの国でも活躍できる大きな可能性を秘めています。ITスペシャリスト科(4年制)では、希望者を対象とした外国語のレッスンを実施。また、語学研修と海外のIT事情に触れることを目的とした『海外研修』では、外国のIT企業や展示会の見学や、さらに現地でベンダー 資格の取得に挑む構想もあります。
初心者、文系、社会人、誰もがゼロから学べ、楽々スキルアップ
ITスペシャリスト科(4年制)では、基礎から段階を踏んで学べるカリキュラムを用意していますので、パソコンは初めてという方でも安心です。また、文系や理系、男女の違いも気にする必要はありません。IT業界で活躍する文系出身者も少なくないので、初心者の方はもちろん、文系の方でも安心して学べます。
オープンキャンパス+体験入学でもっと知る
プログラミングやソフト開発など、ITエンジニアの仕事を実際に体験できるメニューを用意。最新IT技術やものづくりに触れて楽しむことで、ITについてくわしく知るチャンスです!
イベントに参加する
進学を考えているあなたに向けて、オープンキャンパス+体験入学の他にもさまざまなイベントをご用意しています。イベントに参加し進路選択のヒントを見つけてみましょう!
資格
資格ロードマップ : IT系の重要資格を中心に、さまざまな資格を取得可能
IT業界での活躍に資格の取得は必須です。ITスペシャリスト科(4年制)では、IT系重要資格を中心に、多くの関連資格まで、より多くの資格取得を推奨しています。全員がめざすベーシック資格や、コース・専攻ごとに設定された目標資格を、計画的かつ効率的に取得できるよう、ガイドラインや資格ロードマップに沿って進めて学んでいき、各試験にチャレンジ。資格取得は身につけたスキルの証明であり、就職時にも大きなアピールポイントとなります。
ベーシック資格…すべての学生が取得をめざす資格
推奨資格…取得を勧める資格
目標資格…目標とする資格
国家資格の一部試験免除などさまざまなメリット
ITスペシャリスト科(4年制)では、さまざまな国家試験対策講座を実施。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)からの認定により、入学後、指定の認定要件を満たすと、国家資格「基本情報技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験※」の一部試験が免除されます。 ※蒲田校セキュリティ専攻のみ対象
認定資格
●基本情報技術者試験
●情報処理安全確保支援士試験※
ベンダー資格の認定校
ITカレッジはIT関連の企業・メーカーが認証するさまざまなベンダー資格の認定校となっており、そのすべてを授業や講習会を通じてサポートしています。IT業界では、公的資格のみならず民間資格も重視される業界です。より多くの資格を取得しておくことは就職時に大きなプラスになり、またIT業界で活躍するためのスキルを有した証明としての役割を担います。
めざせる資格一覧
資格対策プログラム : あらゆる角度から、資格取得をバックアップ!
対策講座や模擬試験など、資格ごとに綿密なサポートを実施
ITスペシャリスト科では、授業がそのまま資格対策となるほか、各種資格取得サポートも万全です。自らも資格取得者である講師による指導で行われる資格対策講座、さらに過去問題を使用した模擬試験の実施など、資格試験合格に向け、さまざまなサポートを行なっています。
シスコ認定インストラクター(CCSI)の有資格者による指導
ITスペシャリスト科では、世界最大のネットワーク機器メーカー・シスコシステムズの認定資格で、ネットワーク技術者に必須の資格「CCNA」の取得をめざします。指導する講師は、シスコ認定インストラクターの有資格者。取得に向けて授業で、そして特別講座などで徹底的にサポートします。
資格取得サポートの専門機関「資格支援センター」を設置
日本工学院では、学内に資格支援センターを設置。資格の案内・受験の手続き・出願・対策講習会開催など、学生の資格取得をサポートしています。学科を超えて、多彩な資格にチャレンジすることも可能です。
資格解説
ITスペシャリスト科では、高いレベルの知識・スキルを認証する公的資格やIT関連の有力企業が認証するベンダー資格を含む、重要度の高い資格の取得をめざせます。
︎データベーススペシャリスト試験
「データベーススペシャリスト試験」は、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の中で高度区分に属する資格です。データベースの設計・運用・管理、セキュリティなど多面的な知識・技能が問われ、企業のデータ活用に必要な総合力を証明できます。高度IT人材としてのスキルを示す指標となり、取得には理論と実践の両面で高い理解が求められます。
取得者は、高度なデータベース設計・運用やセキュリティ対策などの専門スキルを証明でき、就職や転職、昇進の際に有利になります。また、システムの最適化やトラブル対応力などで現場の即戦力として評価されやすく、キャリアアップやプロジェクト管理の機会も広がります。高難度試験ゆえに信頼度が高く、自己アピールにも効果的です。
取得者は、データを扱うあらゆる分野・業界で活躍できます。金融や通信、製造、小売などさまざまな現場で、データベース管理者やシステムエンジニア、セキュリティ担当、データサイエンティストなど多彩な役割を担えるでしょう。クラウドやビッグデータ活用が進む時代に、情報基盤を設計・運用できる人材として、大規模システムの中核を支える存在となれます。
︎ネットワークスペシャリスト試験
「ネットワークスペシャリスト試験」は、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の中で高度区分に属する資格です。ネットワーク設計や運用、セキュリティ対策など専門的な知識と実務力が問われ、TCP/IP(世界標準で利用されている通信のルール)や仮想化技術、障害対応などを総合的に理解しているかが重視されます。企業のITインフラやクラウド環境、通信サービスを支える要となる技術者であることを証明できる資格です。
取得者は高い専門スキルを備えたネットワークのプロとして認められ、就職や転職、昇進の際に大きなアドバンテージとなります。さらに、大規模ネットワークの障害対応やセキュリティ強化など重要業務を任される機会が増え、責任あるポジションにつきやすくなります。資格の信頼度が高いため、フリーランスとしての独立やコンサルティング活動にも有利に働くでしょう。
ネットワークスペシャリストの知識は、ITインフラを利用するあらゆる分野で必要とされます。通信キャリアやインターネットサービス企業、金融や製造業などの大規模システムを支えるネットワークエンジニアとしてはもちろん、クラウドやセキュリティ、IoT関連の技術を扱う業務にも対応可能です。システム設計・構築のリーダーやプロジェクトマネージャーとしても活躍が期待されます。
︎情報処理安全確保支援士試験
「情報処理安全確保支援士試験」は、経済産業省の情報処理技術者試験の一区分となっている国家資格で、情報セキュリティ対策の高度な知識と実務能力を認定します。組織内外の脅威分析やリスク評価、セキュリティ計画策定など、多岐にわたる分野をカバーし、実務に即した出題が特徴です。試験範囲には関連法規やガイドラインも含まれ、攻撃手法への理解と対策の総合力が求められます。
取得者は、セキュリティ管理者やCSIRT(シーサート:企業や組織における情報セキュリティ事故に対応する専門チーム)のメンバーとして、組織の中核を担う能力を証明できます。社内外の信頼度が高まり、就職や転職、昇進の際に評価が上がるほか、コンサルタントや教育研修担当としての道も広がります。さらに、法律や規範への理解が深まるため、個人情報保護や監査の分野でも活躍が可能です。資格手当を設ける企業もあり、収入アップをめざせる場合もあります。
IT企業や金融機関、通信キャリア、公共機関、医療・製造など、セキュリティリスクが存在するあらゆる業界で活躍が期待されます。システム開発やネットワーク運用だけでなく、クラウド環境やIoT関連の領域でも需要が高まっています。具体的な職種としては、セキュリティエンジニア、システム監査人、セキュリティコンサルタントなどがあり、幅広い分野で重要な役割を果たせます。
取得者の声
充実した試験対策講座が、難関資格合格の力に!
大瀧 智也 さん
ITスペシャリスト科4年(取材時)
私立屋久島おおぞら高校出身
三井情報 内定
これまでに手に入れた資格の中で、最も苦労して取得したもののひとつは、情報処理推進機構(IPA)が行う試験のうち最高レベルにある「情報処理安全確保支援士試験」です。具体的な試験対策としては、過去問題を解いて、わからない問題はしっかり振り返りを行うことに加え、異なるパターンで出題されても対応できるよう、過去問で触れられた技術についても調べるよう心がけました。実際に社会で活躍されている外部講師の方による講座が試験前に集中的に開講され、その際に自分が納得するまで質問できたことも合格につながったと思います。
応用情報技術者試験
「応用情報技術者試験」は、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の一つで、「基本情報技術者試験」よりも高度な知識と実務能力が求められます。IT戦略やプロジェクト管理、データベース、ネットワーク、セキュリティなど幅広い分野から出題され、技術面だけでなくマネジメントや経営面の知識も重要です。ITエンジニアとしての総合力や課題を多角的に分析して解決に導く応用力を、客観的に証明できる資格です。
この資格を取得すると、基礎的なITスキルだけでなく、マネジメントや経営的視点も含む総合的な実力を有すると見なされるため、就職や転職、昇進において有利に働きます。プロジェクトリーダーやシステム提案など、システムの開発・運用・管理における上流工程を任されるチャンスが増え、信頼度も高まります。さらに、資格手当を設定している企業も多く、経済的なメリットを得られる可能性があります。
ITを活用するあらゆる分野で需要があり、業界を問わずに活躍できます。システム開発企業や通信、金融、製造、小売、公共機関など多様な場面で、システムの設計や要件定義、プログラム作成、さらには企業のIT戦略の策定やプロジェクトリーダーなどを担当する機会が広がります。具体的には、システムエンジニア、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャーなどが代表的な職種として挙げられ、企業のIT戦略を支える中心的な存在となることができます。
CCNP
「CCNP(Cisco Certified Network Professional)」は、シスコシステムズが認定する資格で、「CCNA」の上位レベルに位置します。中規模から大規模ネットワークを対象に、ルーティングやスイッチングを中心とした高度な設計や運用、トラブルシューティング能力が問われるのが特徴で、企業のITインフラ構築・管理をリードできる実力を証明できます。ネットワーク技術者としての専門性と総合力が高く評価される資格です。
「CCNP」を取得すると、ネットワーク設計・運用における専門スキルが社内外で認められ、就職やキャリアアップ、転職の際に有利になります。大規模プロジェクトの管理や障害対応のリーダーとしてのチャンスが増えるほか、給与面での優遇や資格手当を支給する企業もあります。シスコ製品だけでなく汎用的なネットワーク知識が身につくため、クラウドやセキュリティなど他領域と連携する業務でも強みを発揮できます。
通信キャリアやシステムインテグレータ、クラウドサービス企業、金融・製造などの大規模ネットワークを扱う現場で需要があります。具体的な職種としては、ネットワークエンジニアやインフラエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドアーキテクトなどがあります。「CCNP」レベルの知識と実務経験を生かし、設計や構築、運用からトラブルシューティングまで、一連の業務を主体的に担う役割が期待されます。
G検定
「G検定」は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施する資格試験で、AIやディープラーニング(深層学習)の基礎的な仕組みや応用に関する総合的な知識が問われます。数学やプログラミングの専門技術だけでなく、倫理的・法的側面、ビジネス活用事例などもカバーし、AI活用に必要な幅広い視点を身につけていることを証明します。AIに関心のある学生から社会人まで、幅広い層が受験対象となります。
取得者は、ディープラーニングの基本原理や活用方法を理解し、企業や組織でAI活用を推進できる人材とみなされます。就職や転職、社内での評価を高めるうえで大きなアドバンテージとなり、AI関連プロジェクトへの参画や新規事業の提案など、キャリアの幅を広げることができます。また、「G検定」は専門技術だけでなくビジネス的な視点も重視されるため、現場と経営をつなぐ役割を果たせる利点もあります。
AIやビッグデータを活用するあらゆる業界で、「G検定」の知識は強みになります。製造業や物流、金融、マーケティング、医療、公共分野など、多様な領域でAI導入の検討が進む中、取得者はプロジェクト推進やデータ分析を行う際のコーディネート役を務めることができます。具体的には、AIコンサルタントやビジネスアナリスト、AI製品の企画・営業など、テクノロジーとビジネスの両面を理解した人材として活躍が期待されるでしょう。
AWSソリューションアーキテクト
「Amazon Web Services(AWS)」の各種サービスを組み合わせ、要件に合わせたシステム設計を行う技術力を認定する資格で、クラウドインフラ全般の構築や運用、セキュリティ、コスト管理など、幅広い項目についての理解が求められます。自社保有のシステム運用からクラウドへの移行、拡張性あるアーキテクチャ設計など、企業のクラウド活用を最適化するスキルを証明できる資格です。
取得者は、AWSに関する専門知識を客観的に示せるため、就職やキャリアアップの際に大きなアドバンテージを得られます。クラウド導入が進む現場で即戦力として評価されるほか、プロジェクトリーダーやコンサルタントとして業務範囲が広がりやすくなる利点もあります。AWSの公式資格として信頼度が高く、自身のクラウドの設計・運用力を高めていく第一歩としても非常に有効です。
AWSの普及が進む中で、システムインテグレーションや通信、製造、小売、金融、医療など、幅広い業界を活躍フィールドにできます。職種例としては、クラウドエンジニア、インフラエンジニア、プロジェクトマネージャーなどが代表的なものとなります。大規模なクラウド環境の設計・運用からセキュリティ対策、コスト最適化に至るまで、さまざまな現場でクラウド導入の中核を担えます。
就職・進学
めざせる職業 : IT業界をはじめさまざまな業界への就職が望めます
システム開発系の学生は、アプリケーションスペシャリストなど開発系の即戦力として、またネットワークシステム系の学生は、ネットワーク(セキュリティ)関連業務を担う主役として期待を集めており、多くの先輩が業界の最前線で活躍しています。
進路決定率 : 毎年、多くの就職・進路決定率を達成!
ITスペシャリスト科では、4年間の充実した教育環境の中、即戦力となるITスキルを習得することで、業界が真に求める人材を育成。 学科の教師と学生一人ひとりの就職をサポートする専門機関・キャリアサポートセンターとの連携で、大手企業をはじめとする望みの進路への就職を実現します。
就職決定率 100 %
※2023年度実績
就職実績 : IT系メジャー企業をはじめ、さまざまな業界へ就職しています
大学院進学 : さらなるスキルアップをめざし、大学院への進学もサポート
ITスペシャリスト科を卒業すると、「高度専門士」の称号が与えられます。「高度専門士」は、文部科学大臣が認めた専修学校で4年間の教育課程を修了することで得られる称号で、大学卒業と同等の資格として扱われ、大学院への進学が可能に。4年間で学んだ専門分野をより深めることで、将来の仕事の選択肢や、自分の可能性が大きく広がります。
主な進学先
東京工科大学大学院、早稲田大学大学院、東京理科大学大学院、京都情報大学院大学 ほか
インターンシップ : 就業体験でキャリアを描く、IT企業の現場学習
有名IT企業をはじめ、さまざまなプロの現場を体験する就業体験・インターンシップを実施しています。 インターンシップでは、企業に出社して実際の業務を体験することで、IT業界の現状や自分の将来のキャリアについてイメージすることができます。また、就職活動の際のアドバンテージにもなります。
学習環境
施設・設備 : 最先端のITスキルを学ぶための専門性の高い施設・環境が充実!
キャンパス内にはプロ仕様のソフトやPC、サーバなどを完備した専門性の高い実習室・ラボを多数設置。最先端のITを学び、開発を行うための施設・環境を揃えています。多くの施設は授業のみならず、放課後などにも学生たちに開放されているので、自習やスキルアップの情報収集などにも自由に利用できます。
モバイルアプリ開発&プログラミング専用施設
■ iOS アプリ開発 Labo
Apple社のiMacを導入し、Apple社の開発ツールを利用したiOSアプリケーションの開発を基礎からしっかり学べる実習施設です。実際のアプリケーション制作現場さながらに、企画からプログラミング、動作確認までアプリケーション開発の一連の流れを学習します。
教室内・キャンパスには快適な無線LAN環境を完備
本校のキャンパスでは実習室はもちろん、ロビーやカフェなど、さまざまな場所で無線LANに接続が可能です。多くの試験で導入されている、コンピュータを使ったオンラインの試験・CBTなども活用されています。しかも実習室は放課後、学生たちに開放されているので自習やスキルアップの情報収集に大活躍、ネットサーフィンも思い切り楽しめます。
クラス担任制 : 担任教員が、学習・就職・学生生活を親身にサポート
日本工学院では、クラス担任制を採用。ITスペシャリスト科(4年制)でも、入学から卒業までを一人の専任教師が責任持って担任し、学習・就職・そして学生生活全般まで、あらゆる面で親身なサポートを行います。担任教員が、定期的に学生一人ひとりと面接を行うことで、個々の状況をしっかりと把握するとともに、信頼関係を構築。学生と担任教員の距離は近く、絆も深くなるため、卒業後も先生のもとへ近況を伝えにくる学生も少なくありません。こうした雰囲気がITカレッジ全体の就職の良さなどに結びついています。
就職サポート
クラス担任は、キャリアサポートセンターや講師の先生方と連携を取り、学生一人ひとりの就職活動をサポート。適性試験、模擬試験の実施や、模擬面接、そして履歴書の添削、求人情報の紹介などを行います。特に模擬試験では、前年度の試験問題の傾向や、採用のポイントなどの有用な情報をもとに実践的に指導。内定が決まるまで、あらゆる面でていねいにサポートします。
学習サポート
授業内容や進行についての相談、卒業制作や大学編入などに対する助言や指導、そして各種資格取得のためのサポートとして、個別に過去問題を配って解説するなど、きめ細やかに学習をバックアップ。学生一人ひとりが安心して学べるよう、最適な環境づくりを行います。
学生生活サポート
学生一人ひとりとの面談により、個人の特性をしっかりと把握。個々の学生に合わせ、さまざまな悩みや将来の目標など、あらゆる面で親身に助言、指導を行います。より専門的な相談を行うことのできる学生相談室もありますが、まず担任教員が相談の窓口となり、学生生活の道案内的な役割を果たします。
講師紹介
IT業界で活躍するプロフェッショナルを講師に、最先端のスキルを徹底的に習得
IT業界で活躍する実務経験豊富な専門家が、現場で得た知識をもとに、最前線の技術やノウハウを授業に反映。基礎から高度な技術まで、実践的なスキルを徹底的に指導します。
知識は実際に使ってこそ身につくもの。体験型の授業がプロのスキルを培います!
中西 真也先生
ITスペシャリスト科(4年制)
プログラミング(VB、Java、C言語など)担当
情報処理技術はただ知識として覚えただけでは意味がありません。知識を実際に使ってより多くの経験をして、はじめて身に付きます。システム専攻では、数多くの実習をはじめ、インターンシップや産学連携プロジェクトなどの体験型授業を中心に、システム開発の中心的存在となるシステムエンジニアを養成する環境が整っています。プロのシステムエンジニアをめざすという意識をしっかり持っていれば、とても有意義な4年間になると思います。
主な講師
学びの成果
学生作品
「セキュリティ・キャンプ全国大会」に在校生が参加!
厳しい選考を通過した者のみ参加できるセキュリティ関連のイベント「セキュリティ・キャンプ全国大会2023(IPA※主催)」に、ITスペシャリスト科の学生が応募し、みごとに選考を通過。5日間にわたる大会では、セキュリティに関する専門家による講義やIPAの見学、ゼミ形式の学習など、盛りだくさんの内容を経験し、多くの収穫がありました。
※IPA(情報処理推進機構)は、「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」の実施をはじめ、IT国家戦略を推進するために設立された経済産業省所管の独立行政法人。
aiboプログラミングコンテストで2チームが入賞!
ITスペシャリスト科では、IoT教育、プログラミング教育の教材として、ソニーの犬型ペットロボット「aibo」を導入しています。実習の一環で「aibo」には何ができるのかなどさまざまな機能を学ぶことから始め、活用法のアイデア出しから「aibo」へのプログラミングまでを行い、コンテストへ投稿。その結果、ITスペシャリスト科から2チームが見事に入賞しました。
AIや機械学習などの技術を駆使し、模型車の自動走行を実現!
ITスペシャリスト科(4年制)の学生3名が、現在世界中で開発が進む自動運転システムに挑戦。模型の車に小型PCを搭載し、アクセルやブレーキを制御する機能とステアリングのための操舵機能をモーターで制御。カメラで捉えた映像情報をリアルタイムで処理して自動走行させるというもので、カスケード分類器やハフ変換、機械学習などの技術を用いてつくられ、見事自動走行に成功しました。
業界研究
関連情報
本科は、文部科学省が認可を行う制度「職業実践専門課程」の認定を受けています。職業実践専門課程は「職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成する」ことを目的としたもので、カリキュラムの編成や授業内容、教員研修などにおいて、各分野の企業と連携しながら実施することが編成要件となっています。この課程を通じて、最新の実務的スキルを身につけることができ、卒業後は採用企業からそのスキルを高く評価され、就職において有利になることが期待できます。
News & Topics
ITスペシャリスト科の活動や最新動向をお伝えする情報コンテンツ「News & Topics」をご紹介しています。
インタビューの一覧
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