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高校生イラストコンテスト2020

受賞作品発表

受賞作品発表

テーマ「和風の世界観」/「西洋風の世界観」

※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

グランプリ

稲荷神社へ通りゃんせ

タイトル: 稲荷神社へ通りゃんせ
高木 美穂
香川県立坂出高等学校

「和」の世界観を表すために、和風の小物を沢山入れ込んだ構成に大変感動しました。 背景にあおりの構図を使用する事で、作者の意図とする「怪しさ」という雰囲気がしっかり伝わると共に、小物のひとつひとつも丁寧に描きこまれた高度な作品で大変驚きました。
作品はデジタルですが、アナログに見えるような描画方法を使う事で、夢の中に出てくるような雰囲気づくりを感じられます。
今後もこの創造性を発揮し、良い作品を作って下さい!

講評 : クリエイターズカレッジ カレッジ長 植木隆文

準グランプリ

飴玉恋こい

タイトル: 飴玉恋こい
駒走 朱音
屋久島おおぞら高等学校

学生の恋心という事を、直接的な表現ではなく「甘い飴」で表すという、見る側に想像力を働かせる表現力に感銘しました。
学生の青春が花のように暖かく芽吹き、飴のような甘さをイメージとして表現された素晴らしい作品です。
カメラレンズのように、被写界深度を持たせた表現方法も素晴らしいです。

講評 :クリエイターズカレッジ カレッジ長 植木 隆文

麦藁魔女のわらしべ道中

タイトル: 麦藁魔女のわらしべ道中
林 映月
愛知県・享栄高等学校

作者が選んだ「わらしべ長者」という内容を表現するのは、大変難しいと思います。
しかし、和のファンタジーとして展開し、キャラクターが旅をして多くの人と出会い、たくさんの小物を交換していく楽しさが伝わる作品です。
背景はシンプルですが、青空がキャラクターの元気さを表現し、雲の上の鳥居もこの作品の世界観を表しているため、この先のワクワク感が伝わる作品です。

講評 :クリエイターズカレッジ カレッジ長 植木 隆文

優秀作品賞

白蛇神殿

タイトル: 白蛇神殿
徳井 伶夏
N高等学校

まず色彩豊かなキャラクターに視線を引きつけ、白蛇などの淡い色彩の部分に目を向けていくと繊細な描きこみが見えてくる構成が秀逸です。
白蛇のうろこに見られる繊細な表現も技術が高く、様々な色が含められた白の表現により奥行きを感じます。

講評 :CLIP STUDIO PAINT(株式会社セルシス)

WA

タイトル: WA
萩原 亜侑実
群馬県立高崎東高校

小物や背景に直線と曲線がバランスよく組み合わされ面白みがあります。
屏風絵を思わせる金箔の表現や着物の和柄など、手描きのあたたかなアウトラインに規則正しく和柄が貼り込まれ、工芸品のような味を感じます。

講評 :CLIP STUDIO PAINT(株式会社セルシス)

大陽出版賞

黒南風

タイトル: 黒南風
田中 海奈
広島県立西条農業高等学校

キャラクターの表情と色調の調和が印象的なイラストです。全体の色合いだけでなく、背景とキャラクターの動きにも統一感があり、世界観のあるイラストになっています。
光と影のメリハリが視線を誘導するので、すっと世界に入っていけます。
髪や服の細かい部分も工夫されたデザインで描かれているので、飽きずにずっと見ていられます。
本作品のレベルの高さに脱帽しました。これからの活躍を想像するだけで楽しみです。素敵な作品に出合えたことに感謝致します。

講評:大陽出版株式会社 岡田 博恭

佳作

夏の灯火

タイトル: 夏の灯火
井上 桃花
未来高等学校

探偵さんの朝

タイトル: 探偵さんの朝
麥 真綾
台北市私立泰北高中

果敢無き恋、占いませう

タイトル: 果敢無き恋、占いませう
栗田 羅奈
岐阜県立岐阜総合学園高等学校

桜花と氷輪

タイトル: 桜花と氷輪
大坪 由佳奈
静岡学園高等学校

紅

タイトル: 紅り
市川 愛香
埼玉県立春日部女子高等学校

内側

タイトル: 内側
明瀬 怜奈
神奈川県立神奈川総合高校

光彩

タイトル: 光彩
菊池 成美
茨城県立取手松陽高等学校

特別な日曜日

タイトル: 特別な日曜日
北 彩花
大阪市立工芸高等学校

叙情・叙事・叙景

タイトル: 叙情・叙事・叙景
柳 亮太朗
熊本学園大学付属高等学校

犬張子

タイトル: 犬張子
原田 光優
群馬県立渋川青翠高等学校

佳作10作品の総評

藤城 陽
例年、技術的にとても上手い方が増えており、技術の底上げが進んでいると感じました。 高校生とは思えないくらい安定感のあるイラストが多く、大変見応えがありました。 大賞やグランプリと比べ、明暗だけではなく情報の密度やコントラストのコントロールがもう一工夫ほしいと感じました。とても安定した画力があり、私自身や大人の世代が思いつかない、フレッシュなアイディアがイラストに入ってくると、より良くなると感じます。

ことりばこ
高校生のイラストのレベルがとても高いと感じました。良いイラストを描く人体のバランスや、色使いなどのポイントを踏まえて描かれていると思います。 イラストを見る人の視線誘導を意識して、彩度のバランス、画面内のモチーフの配置を工夫し、どこを見せたいのかを定めて描くとより良くなります。

講評 : イラストレーター 藤城 陽、ことりばこ