テーマ「和風の世界観」/「西洋風の世界観」
※受賞者の高等学校は受賞当時のものです
グランプリ
タイトル:
稲荷神社へ通りゃんせ
高木 美穂
香川県立坂出高等学校
「和」の世界観を表すために、和風の小物を沢山入れ込んだ構成に大変感動しました。 背景にあおりの構図を使用する事で、作者の意図とする「怪しさ」という雰囲気がしっかり伝わると共に、小物のひとつひとつも丁寧に描きこまれた高度な作品で大変驚きました。
作品はデジタルですが、アナログに見えるような描画方法を使う事で、夢の中に出てくるような雰囲気づくりを感じられます。
今後もこの創造性を発揮し、良い作品を作って下さい!
講評 : クリエイターズカレッジ カレッジ長 植木隆文
準グランプリ
優秀作品賞
大陽出版賞
タイトル:
黒南風
田中 海奈
広島県立西条農業高等学校
光と影のメリハリが視線を誘導するので、すっと世界に入っていけます。
髪や服の細かい部分も工夫されたデザインで描かれているので、飽きずにずっと見ていられます。
本作品のレベルの高さに脱帽しました。これからの活躍を想像するだけで楽しみです。素敵な作品に出合えたことに感謝致します。
講評:大陽出版株式会社 岡田 博恭
佳作
佳作10作品の総評
藤城 陽
例年、技術的にとても上手い方が増えており、技術の底上げが進んでいると感じました。 高校生とは思えないくらい安定感のあるイラストが多く、大変見応えがありました。 大賞やグランプリと比べ、明暗だけではなく情報の密度やコントラストのコントロールがもう一工夫ほしいと感じました。とても安定した画力があり、私自身や大人の世代が思いつかない、フレッシュなアイディアがイラストに入ってくると、より良くなると感じます。
ことりばこ
高校生のイラストのレベルがとても高いと感じました。良いイラストを描く人体のバランスや、色使いなどのポイントを踏まえて描かれていると思います。 イラストを見る人の視線誘導を意識して、彩度のバランス、画面内のモチーフの配置を工夫し、どこを見せたいのかを定めて描くとより良くなります。
講評 : イラストレーター 藤城 陽、ことりばこ