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インタビューに応じてくれた学生のポートレート

「誰かの心を動かすような仕事がしたい」という夢のため 自分がやりたかったことに本気で取り組む毎日です

砂原 香菜

声優・演劇科
声優コース
2年
千葉県立我孫子高校出身

仲間と先生方の存在は、この2年間で得た一番の財産です

1年次最後の修了公演で、私はおばあちゃん役をいただきました。自分の年齢とはまったく違う役柄に最初は戸惑いましたが、先生方やクラスメートからの助言を受けながら役に向き合い、自分の中に落とし込んでいきました。本番では、稽古中に一度も成功しなかった“泣く演技”が自然とできたのです。その時にいただいた拍手、感じた達成感は、今でも忘れられません。
また、舞台稽古中に友人が役について相談をしてくれたことも印象的でした。出演日時も役柄も違うのに、自分を頼ってくれたことが本当にうれしく、その出来事をきっかけに、作品やキャラクターに対する向き合い方が変わったように思います。
クラスメートは、同じ目標に向かってともに走ってくれる、かけがえのない存在です。舞台作品を一緒に作り上げる時もあれば、時にはオーディションなどで競い合うこともありますが、互いの努力を間近で見るからこそ「私も負けていられない」と自分を奮い立たせることができます。仲が良いからこそ、良きライバルとして高め合える関係です。

“声”で誰かの心を動かしたい、声優をめざして進む濃密な日々

小学生の頃から司会などを任されることが多く、「声がいいね」と褒められる機会がよくありました。そのうちに「この声で誰かの心を動かすような仕事ができたら」という想いが芽生え、声優という道をめざすようになりました。
入学してからは、声だけでなくバレエや日本舞踊、アフレコなど、幅広い表現を学ぶ授業があり、声優という職業がいかに総合的な表現力を求められるのかを実感しました。初めての経験ばかりで戸惑うこともありましたが、講師の方々が丁寧にサポートしてくださるおかげで安心して取り組むことができ、一つひとつが自分の引き出しになっています。
オーディションを受けても思うような結果が出ず、自信を失いかけたこともありました。そんな時に先生がかけてくれた「あなたは自信を持ってあなたらしくいれば大丈夫」という言葉が、心に深く残っています。その励ましがあったからこそ、もう一度自分を信じて前に進むことができました。
毎日の学びや生活すべてに対し、自分がやりたかったことに本気で取り組めていると日々実感しています。この学校を選んで本当に良かったです。