「一日でも早く映像業界に入りたい」そんな思いから、私は日本工学院への進学を決めました。初めて実習でスタジオ棟に入ったとき、本物のテレビ局のような設備に圧倒され、「すごい！」と感動したのを今でも覚えています。プロ仕様のカメラや音響機器に初めて触れ、映像制作の世界がぐっと身近に感じられ、ワクワクしました。
しかし、学びの道は楽なものではありません。実習では、大人数で一つの番組を作り上げるのですが、その過程では意見がぶつかることもありますし、スケジュールの調整にも苦労します。しかし、みんなで一丸となって一つの作品を完成させたときの達成感は、何にも代えがたいものです。大変だからこそ、やりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。
こうした実践的な授業を通じて、就職後に求められるスキルや考え方を自然と身につけられるのは、専門学校ならではの強みだと思います。現場で活躍している方と同じ視点を自分も持てていると感じたとき、「この道で生きていきたい」という気持ちが一層強くなりました。

クラスメイトたちは、みんなコミュニケーション力が高く、誰とでもすぐに打ち解けられる雰囲気があります。クラスはいつも和気あいあいとして、毎日の学校生活が本当に楽しいと感じます。先生方もとてもフレンドリーで親しみやすく、クラス全体に明るく心地よい空気が流れているのも、この学校の魅力の一つです。
映像業界は少し特殊な分野なので、就職活動では情報が集めるのが難しかったり、同じ志を持つ人と出会うチャンスが限られることもあります。しかし、ここでは多くのクラスメイトが同じ業界をめざしているので、就活の悩みを相談したり、情報を共有したり、励まし合いながら進んでいけます。そんな仲間の存在が、私にとって大きな支えです。
この2年間、大変なこともありましたが、私は一度も後悔したことはありません。大切なのは、自分が納得できるまでしっかり悩み、考えて選んだ道を信じること。そうすれば、きっと後悔のない選択になるはずです。迷うことがあっても大丈夫。みなさんも自分の「なりたい姿」に向かって、一歩ずつ前に進んでください。