演劇スタッフ科で過ごす時間は密度が濃く ほかではできないような経験がたくさんあります!
原田 陽花
演劇スタッフ科
舞台美術専攻
2年
佐賀県立有田工業高校出身
舞台美術には、私の「やりたいこと」がたくさん詰まっています
私は、ものづくりや絵を描くことが大好きで、高校でもデザインを学んでいました。そんな自分にとって、舞台美術の世界はとても魅力的で、この学校に進学することを決めました。
私は主に小道具のデザインを担当。舞台美術では、実際に手を動かして作ることと、アイデアを描いて表現すること、その両方を学ぶことができ、自分の「やりたいこと」がたくさん詰まっています。学生のうちからインターンシップにも参加でき、現場での経験を積めたことは、進路選びでこの学校を選んでよかったと強く感じる理由の一つです。
クラスメイトは、舞台だけでなく、アニメやゲームなどの作品が好きな人が多く、共通の話題で盛り上がれる仲間にたくさん出会えました。最初は「スタッフの学科だから静かな人が多いのかな?」と思っていたのですが、実際は元演劇部の明るく元気な人たちも多く、とてもにぎやかで楽しい雰囲気です。クラスでは、それぞれの得意分野を教え合ったりアドバイスし合ったりする時間が多く、縫製が得意な友達に、衣装のフレアを美しく見せる方法を教わったことも印象に残っています。
支え合う仲間と挑んだ経験が、新しい挑戦へのモチベーションに
修了公演で小道具を担当した時は、初めてのことばかりで戸惑いも多く、小道具のデザインや製作過程にとても苦戦しました。しかし友達が手伝ってくれたり、先生が丁寧に指導してくださったりと、周囲の支えがあったからこそ最後までやり遂げることができました。大変だった分、その経験が新しい挑戦へのモチベーションにつながり「もっとやってみたい」と思える自分に出会えた気がします。
自分は高校時代にデザインを学んでいたこともあり、授業や課題でクラスメイトから頼られることも多くあります。そんな時、自分が誰かの役に立てていると実感でき、ここに自分の居場所があると感じることができました。
1月から3月にかけての卒業・修了公演の準備期間は特に忙しく、帰りが遅くなったり、体力的にも精神的にもきつい日が続きました。でも、そこで多くの技法を学び、自分のスキルが確実にレベルアップしていることを実感できました。それが大きな自信へとつながっています。
2年間という時間はあっという間ですが、この学校で過ごす時間は密度が濃く、ほかではできないような経験がたくさんあります。舞台美術の背景を手がけるという夢に向けて、今後もこの経験を糧にがんばっていきたいです。
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