舞台が好きな人、裏方として支えることにやりがいを感じる人にとって可能性が広がり、自分らしく輝ける最高の学びの場です
宮腰 千尋
演劇スタッフ科
舞台照明専攻
2年
埼玉県・私立自由の森学園高校出身
すべて実践で学ぶ「やってみたい」が「やれる」に変わる場所
幼稚園の頃から両親と舞台を見る機会が多く、舞台に惹かれていきました。高校の時に、舞台照明のプロの方と話す機会があり、その仕事に対する熱量や思いを知り、自分も照明をやろうと心に決めました。
日本工学院を選んで本当によかった、そう実感したのは、修了公演で照明チーフを任されたときでした。舞台の仕込みから本番まで、すべての工程を自分の手で動かすというプレッシャーは、想像以上に大きいものでした。しかしその分だけ得られた経験と学びは、私にとって他には代えがたい大事なものとなりました。
授業や実習などのたくさんの経験の中で、演出をどう照明で表現するかを実践によって身につけていきました。できない理由を探すのではなく、「どうすればできるか」を考え抜く。その繰り返しの中で、自分が作り上げた照明プランが舞台上で形になり、観客がその世界観に引き込まれていく姿を見たとき、言葉にできないほどのやりがいと感動を味わいました。この瞬間こそが、自分が照明という世界に身を置いた理由であり、「ここで学んでよかった」と心から思えた瞬間でした。
仲間と先生の後押しに支えられて、何度でもチャレンジ!
この学校のもうひとつの魅力は、現場さながらの真剣な空気の中でも、先生や仲間たちと仲良く、常に支え合って楽しんで学べる環境にあります。本番を想定した授業では、責任感を持って動く緊張感がありますが、困ったときには先生が親身になって相談に乗ってくれるので、安心して挑戦することができます。
照明仕込みの資料作成でミスをしたとき、落ち込んでいた私に声をかけてくれたのは尊敬する先生でした。その一言に救われ「もう一度挑戦してみよう」と思えたことは、今の自分を支える大きな原動力になっています。
舞台が好きで、照明に惹かれ、探究心を語り合える仲間。共通の情熱を持った仲間がいることで、作品づくりの中で学び合い、成長し合える関係が築けています。
この学校は、ただ教えられるのを待つ場所ではありません。自分から学びに行けば行くほど、どんどん可能性が広がっていきます。舞台が好きな人、裏方として支えることにやりがいを感じる人にとって、ここはきっと、自分らしく輝ける最高の場所です。
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