ジャンルを超えた価値観と向き合う経験は、自分の考え方やデザインにも大きな影響を与えてくれました
石澤 蛍樹
デザイン科
プロダクトデザイン専攻
3年
新潟県立津南中等教育学校出身
学びを重ね経験を積む中で、自分の将来像がクリアに
元BMWクリエイティブディレクターで、デザインカレッジ特別講師でもあるカーデザイナー・永島譲二先生の特別授業では、アナログ表現のスケッチについて実演を交えながら学びました。鉛筆一本で車のフォルムや質感、動きまでも表現していく技術に驚かされ、描き方ひとつでアイデアの幅が大きく広がることを肌で実感。現場で求められる表現力や発想力とはどういうものか、第一線で活躍してきた方の言葉には説得力があり、自分の中にある「プロになる」という目標に現実味が帯びてきました。また、校外での展示会見学や市場調査など、首都圏という立地を生かした体験も授業の中にたくさん組まれています。実際の作品や最新の情報に触れることで、机の上だけでは得られない刺激や発見があり、視野が広がると同時に、デザインの可能性の大きさを感じます。こうした学びを積み重ねる中で、自分の将来像がどんどんクリアになっていくのを実感しています。
“なんだろう?”という好奇心が、デザイナーとしての成長の鍵
プロダクトデザイン専攻では、同じテーマで制作していても、それぞれ異なる発想や切り口で表現するクラスメイトと出会えます。作品に対する意見を交換したり、アドバイスをし合ったりする中で「自分にはない視点」に触れられるのがとても刺激的です。また、お互いを尊重しながら自然と助け合える、穏やかで温かい雰囲気も魅力です。
1年次には学科を超えた学生が集まって一つのテーマに取り組む「マーズプロジェクト」にも参加。音響や建築など、普段関わることのない他分野の学生とグループワークをしながら展示を完成させました。ジャンルを超えた価値観と向き合う経験は、自分の考え方やデザインにも大きな影響を与えてくれました。
普段の生活の中でも友達と一緒に展示会やワークショップに出かけ、デザインについて語り合ったりと、デザインの楽しさを日常的に感じられる場面がたくさんあります。「同じ興味を持つ仲間がいる」という心強さが、学びのモチベーションにもつながっています。
「デザインを学ぶってなんだろう?」と思う人ほど、デザイン科でなら、その“なんだろう?”を探し続けるおもしろさに出会えるはずです。
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