ゲームを「好き」から「仕事にしたい」と思ったとき、正直なところ、それを現実にするのは簡単ではないと感じていました。ですが、日本工学院に入学し、同じ夢を持つ仲間たちと出会ったことで、自分一人では得られなかった刺激や、成長のチャンスをたくさん得ることができました。私は２年制のゲームクリエイター科を卒業後に、もっと学びたいと思いゲームクリエイター科四年制に編入したのですが、同じ志を持つ仲間とすぐに打ち解け、安心して学びに打ち込めたことは大きな喜びでした。
クラスには落ち着いた雰囲気があり、授業にも自然と集中できます。初対面でも共通の話題が多いので話しやすく、すぐに仲良くなれる環境です。先生方も私たちを一人前のクリエイターとしてしっかり見てくれていて、授業では開発者としての視点を、日常の会話ではユーザーの視点を交えたアドバイスをくれるので、毎日がとても刺激的です。

チーム制作では、うまくいかないこともたくさんありました。予定外のトラブルが起こった時、まず先生が冷静に状況を整理し、私たちが次に取るべき行動へと導いてくれました。そこからメンバー同士で役割を見直し、それぞれの得意を生かす形で進行。未熟だからこそ支え合い、乗り越えた経験は、何にも代えがたい大きな学びになりました。完成した作品を前に感じた一体感と達成感は、個人制作では味わえないものでした。自分の担当したパートが全体の中で生きていたと実感できた時や、サポートした仲間にお礼を言われた時は、チーム制作の喜びを感じ、ものづくりの素晴らしさを味わう大切な経験となりました。半年ごとにチームが変わるので、いろいろな個性や考え方と関わることになり、調整やまとめ役の大変さもありますが、それ以上に得るものが多かったと感じています。
振り返ると、すべては「ゲームを仕事にしたい」というぼんやりとした夢から始まっていました。行動こそが夢への第一歩だと、今は強く思います。