「好き」が「好き」を触発し化学変化する音楽のおもしろさを実感している
戸塚 シャミス
ミュージックアーティスト科
ヴォーカリストコース
2年
神奈川県立上鶴間高校出身
興味ある音楽をもっと深く学んでみたい
母の影響で、音楽に興味を持ち、地元でラッパーとして活動していました。高校生ラップ選手権での優勝をきっかけに、もっと幅広く音楽を学んでみようとミュージックアーティスト科への入学を決めたのですが、この決断は大正解でした。同じように音楽の世界で生きていこうという仲間と出会えたことはもちろん、サウンドクリエイターコースやプレイヤーコースの学生の音楽的感性に触れ、世界の広がりを実感できました。それにヴォーカルの基礎の基礎からしっかりと学べたおかげで、歌唱力も表現力もかなり変化した手応えがあります。この学科は、コースの枠を越えたコラボレーションが多彩です。オリジナル楽曲の制作では、コンポーザーをめざす学生に作曲を依頼したり、プレイヤー志望の友人に楽器の音入れをお願いしたり。お互いがそれぞれの強みを生かし、みんなで意見を出し合いながら作り上げていく楽しさを体験できたことは大きな収穫です。
学科に流れるお互いをリスペクトする空気
ここに集まる学生には、好みの音楽ジャンル、めざす方向性が違っても、「音楽」が好きという共通点があります。だからお互いをリスペクトしています。オリジナル楽曲の配信やミュージックビデオを公開した際には、想像した以上に「新曲聴いたよ!」「ミュージックビデオ観たよ!」と多くの人から声をかけられ、仲間からも尊重されていると実感も湧き、学科全体に温かなこの雰囲気があって、とても落ち着きます。いろいろな感性、価値観に触れながら、音楽力を磨き続ける環境のおかげで、メジャーレーベルから楽曲のリリースが決まるなど、自分のチャンスが広がった実感があります。
自分の「好き」をとことん追求できる環境がある
音楽に没頭できる環境で、ヒップホップだけではなく、音楽理論などの知識も身につけることができました。表現の幅も音楽に対する視野も広がり、自分の活動にとても役立っています。たくさんの同世代から得る刺激は、化学変化が起こって本当におもしろい。好きが好きを触発し、新しい創作の起爆剤となっている感じがします。日本工学院に通い始めてから、自分と向き合う時間も増えました。将来へのイメージが膨らみ、音楽を生業にしたいという気持ちは、前よりもいっそう強くなりました。自分の「好き」を追求できたことが、日本工学院を選んで良かったと感じる一番の理由です。
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