少しずつ手に入れた自信をライブを彩る光に変えて
中野 柊
コンサート・イベント科
コンサート照明コース
2年
川崎市立橘高校出身
ライブの世界で成長への一歩踏み出す
大好きな音楽に没頭できるライブの世界に惹かれて入学したものの、私はもともとコミュニケーションが得意ではなく、クラスメイトと打ち解けるまでに時間がかかりました。しかし、本格的に実習が始まると「人と話せないままでは、せっかくの学びのチャンスを逃してしまう」と考えるようになり、少しずつ自分から積極的にコミュニケーションを取るよう心がけました。先生や講師の方々からは、実際の現場経験に基づいた知識や技術を、ライブ会場さながらの環境で学ぶことができ、自然と自分の力が伸びている実感があります。今では「自分のアイデアで照明プランを組んで、ライブを盛り上げてみたい」という目標も持てるようになり、自信が少しずつ芽生えてきています。
「ありがとう」の言葉が自信に
実習中、頼りにされる瞬間が増えてくると「自分にもできるんだ」と少しずつ自信がつきました。特に1年生の修了ライブでは、チーフとして奮闘。公演後に仲間たちが「ありがとう」と声をかけてくれた瞬間は胸がいっぱいになりました。努力が報われた喜びと、もっと良いライブを作りたいという新たな意欲が湧いてきたのです。先生や講師の方々からの言葉も、大きな励みになりました。今では、信頼できる仲間もできて、コースが違っても、集まれば相談し合い、笑い合える関係性が築けています。そんな何気ない日常がとても心地よく、私にとって大切な「居場所」になっています。
やりたいことに没頭できる環境
専門学校時代は自分がやりたいことを、とことん追求する時間だと思います。コンサート・イベント科には、幅広い学びの選択肢も、一つのことを掘り下げて学べる環境もあります。入学した時は制作コース志望でしたが、5つのコースを横断して学ぶ基礎実習をきっかけにシフトチェンジ。照明の基礎実習で楽しそう!と思えた気持ちが忘れられず、ライティング学ぶことにしたのです。自分の興味のあることを追求している今がとても楽しいし、充実しています。自分がなにをしたいのか迷ったときは、自分の感情に身を任せることもありなのかもしれません。皆さんもぜひ妥協することなく、打ち込める何かを見つけてください。
- 関連学科