ダンスの楽しさを伝えられるインストラクターになりたい
渡会 くるみ
ダンスパフォーマンス科
ダンスインストラクター専攻
2年
岡山県立西大寺高校出身
ダンスとの出合いが人生を変えた
小学校2年生の頃、おばあちゃんに連れられて初めて訪れたダンススタジオ。そこで出合ったジャズダンスに、私は夢中になりました。体を動かす楽しさ、音楽に合わせて踊る喜び。気がつけば、ダンスは私の大好きな存在になっていました。踊り続けるうちに「インストラクターになりたい」という新しい夢が生まれました。もっとしっかりと学びたいとの思いから日本工学院へ進学。今の楽しみは、授業で行う模擬レッスン。レッスンの生徒役と先生役に分かれて取り組む中で、人に伝えることの楽しさはもちろん、教えることがこんなに好きだったんだと、新たな発見もありました。同じ夢を持つ仲間たちとプロの講師陣からの熱心な指導を受けながら過ごす毎日は、とても充実しています。
仲間がいる「ココ」が私の居場所
友だちや担任の先生、講師の方から、たくさんの温かい言葉をいただいてきました。人と比べてしまい落ち込んでしまったときには、「自分にもっと目を向けてごらん」と声をかけてもらい、そのひと言がそっと背中を押してくれました。同じ夢に向かってがんばる仲間の存在は、とても大きな支えです。想いを受け止め、理解してくれる仲間がそばにいる。だから、「ココ」が私にとって安心できる大切な居場所なんだと思います。
私を変えたさまざまな経験
1年次でいちばん印象に残っているイベントは、やっぱり修了公演の「GEM STONE SHOWCASE」。4つのカテゴリーに分かれて1年間の努力を披露する集大成のステージなのですが、その日に向けて、練習を重ねるたびに、仲間との心の距離は少しずつ縮まっていくのがわかります。うれしい時も、悔しい時も、互いに励まし合い、ときには本気でぶつかり合いながら築いた絆は、まるで家族のように温かく、強いものだと感じることができました。そして、もうひとつが海外研修。ここでの出会いは私に大きな変化をもたらしてくれました。異なるバックグラウンドを持つ人たちとともに踊る中で、自分の中の価値観が音を立てて崩れていきました。そこから失敗を恐れず、新たな表現に挑む勇気が芽生え、やがて「できた!」という瞬間の喜びが、自分自身への確かな自信へと変わったのです。これまで幾度となく繰り返した練習の日々。その積み重ねが、私たちの背中を力強く押してくれます。これからも、仲間とともに、新たな一歩を踏み出します。
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