このページの本文へ
  • 学科紹介
  • キャンパス

ここから本文

インタビューに応じてくれた学生のポートレート

音ひとつで作品が変わる エンジニアの力量が試される世界に夢中になった

小林 鼓実

音響芸術科
レコーディングエンジニア専攻
2年
千葉県立市原八幡高校出身

音づくりの喜びに出合う

幼い頃から宇多田ヒカルさんの音楽に心惹かれ、一緒にできる仕事はなんだろう?と考えた時に浮かんだのがレコーディングエンジニアでした。夢を実現するために、プロの現場と同レベルの機材がそろう音響芸術科に入学したものの、機械が苦手な私にとって、初めて触れる機材はまるで未知の世界。ボタン一つ押すのにも緊張していました。そんな中、スタジオ実習でバンドのレコーディングに挑戦する機会がありました。マイキングやコンプレッサーの調整を仲間と相談しながら理想の音を時間をかけて探りました。追い求めた音が形になった瞬間は、本当に嬉しくて、音づくりの楽しさを実感。夢への道がひとつ拓けた気がしたのを覚えています。

不得意を克服していくおもしろさ

実習は学生自身が主体となり行われます。先生・講師の方のアドバイスやサポートはありますが、最終的には自分たちで考え、試行錯誤を繰り返しながら進めていきます。うまくいかず悩むこともありましたが、仲間と力を合わせ、ひとつの成功を掴んだとき、先生からの「やったね!」という一言が心地よく、大きな達成感に包まれ、その瞬間の喜びは今でも忘れられません。私は特にケーブル巻きが苦手で、上手にできず悔しい思いも。けれど自主練習を重ね、少しずつスピードと正確さを身についていきました。今では実習中、たくさんのケーブルをスムーズに片付けられるようになり、ちょっとだけ誇らしさを感じています。

先生の温かなサポートがうれしい

プロ仕様の最新機材が揃う実習環境は、レコーディングエンジニアをめざす人間にとってまさに理想そのもの。しかも講師陣はどんな疑問にも真摯に向き合い、実践に生きる知識と技術をわかりやすく教えてくださいます。座学で学んだ知識が実習でつながる瞬間があると、学ぶ意欲がますます高まり、理解は一層深くなります。さらに、先生・講師の温かくフレンドリーなサポートは、学びだけでなく心の支えにも。小さな悩みや不安も気軽に相談できる安心感が、私たちに挑戦する勇気を与えてくれます。