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インタビューに応じてくれた学生のポートレート

映像に音の魔法をかけて人を感動させたい

金城 千花

音響芸術科
MAエンジニア専攻
2年
沖縄県立読谷高校出身

映像の魅力を高めるMAエンジニア

音響の仕事に憧れて入学したものの、最初は「本当に自分にできるのかな?」と不安がありました。それでも1年生前期に3つの専攻の実習を体験できたことで、それぞれの魅力や特徴が理解でき、自分の進む道を明確にすることができました。さらに、現役のプロの方からリアルな現場の話を直接聞ける授業はとても刺激的で、やっぱりこの学校を選んで正解! と感じています。私が音響の世界に惹かれたきっかけは、イベントで観たプロジェクションマッピング。美しい映像とともに流れる音の演出に、心がぐっと引き込まれました。映像に音の魔法をかけて、人を感動させられる仕事がしたい。その思いから、MAエンジニアの仕事に興味を持つようになりました。今は映像広告の音響制作という夢に向かって、チャレンジしています。

悔しさをバネにできたディレクター体験

忘れられない思い出があります。1年生後期のアニメに音付けする実習で、初めてディレクターという役割を任されたときのことです。うれしさと同時に、大きなプレッシャーも感じていました。私は自分の意見を伝えることに不安があり、人の顔色ばかり気にしてしまいます。結局、修正をお願いする勇気を持てず、完成した作品は、想像とはかなり違うものに。涙が出そうになるくらい、悔しくて落ち込んでしまいました。そんな私に先生は「我慢するだけではなく、自分の思いをきちんと伝えることが大切だよ」とアドバイスをしてくれました。この失敗を機に、周りの意見に耳を傾けつつ、自分の意思もしっかりと伝えることを意識するようになりました。次の実習では、チームの仲間としっかり意見交換しながら作品づくりに臨むことができ、成長を実感。今は、少しずつですが、機材やミキサー卓の知識も身につき、選曲のセンスや音のタイミングを褒めてもらえることも増えてきました。「前進している」と思える瞬間は本当にうれしくて、自信につながっています。

「好き」という気持ちを、大切に

最初は音響について右も左も分からないまま入学しましたが、今ではPro Toolsをはじめ、いろいろなソフトや機材を扱えるようになっています。「音楽や映像が好き」というシンプルな気持ちで飛び込んだこの世界。実習を重ねるうちに、たくさんのやりがいを感じられるようになりました。好きを仕事にするって、難しいことも多いけど、とても素敵なことだと思います。もし迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてください。小さなチャレンジが、きっと大きな未来につながるはずです。