ラジオの素晴らしさを知る仲間とともにラジオがくれた夢への一歩を踏み出す
小澤 優成
音響芸術科
ラジオスタッフ専攻
2年
大阪芸術大学出身
ラジオへの憧れから辿り着いた現在地
子どもの頃から、ラジオが大好き。音だけでイメージが広がり、声で想いが伝わるおもしろさに魅了され、いつも耳を傾けていました。その気持ちは大学を卒業してからも変わらず、「どうしてもラジオ番組を作りたい」と思い、音響芸術科に進学しました。ラジオスタッフ専攻では、ラジオ制作を手がける現役のプロが授業を担当してくださいます。実際の現場でのエピソードや、プロならではの視点、リアルなアドバイスが満載で、毎回の授業がとても濃密でおもしろく、「ここを選んで本当に良かった」と心から感じています。さまざまな話を通して現場の空気感を知ることができて、将来の自分の姿をより具体的に思い描けるようになりました。
仲間と心を通わせて完成させた番組づくり
グループでラジオ番組を制作したとき、意見の違いから仲間とぶつかってしまうことがありました。お互いにより良い番組を作りたいという思いが強かったからこそ、簡単には譲れなかったのだと思います。何度も話し合いを重ねるうちに、相手の考えや気持ちを理解できるようになり、自然と歩み寄ることができました。そして最後には納得できる番組が完成し、大きな喜びと達成感を味わうことができました。この経験から、仲間と協力することの難しさと、その中で意見を交わし理解し合うことの大切さを改めて理解することができました。また、自分自身の番組づくりへの向き合い方や気持ちを見つめ直す、良いきっかけにもなりました。
自分の手で音をつくる喜び
授業で初めて Pro Tools を使って音声編集をしたとき、自分の手でラジオの音が少しずつ形になっていくのを感じ、とても感動したことは一生忘れなしでしょう。最初は操作に戸惑い、不安もありましたが、繰り返し触るうちに一つひとつの機能が理解できるように。そして、完成した音源を聴いた瞬間、大きな達成感を得ることができました。もともとパソコン操作に苦手意識があった自分にとって、この経験は 「自分にもできる!」 と自信を持つきっかけになりました。将来は、リスナーの心に寄り添える番組を作れるようになりたい。そんな夢に向かって一歩一歩踏み出せた気がします。
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