テニスコースには授業外でも使える「フリーコート」の時間があり、もっと練習したい時に思う存分テニスに打ち込めます。授業時間外も自分次第でテニスに時間を費やすことができ、スキルアップをすることができる、そんなサポートとチャンスが日常に溢れています。
また、テニスコースでは自律を大切にしていて、学生一人ひとりに役割が与えられています。私はテニスコースキャプテンとして、クラスメイト同士の間に入って話を聞いたり、チームをまとめることに力を注いでいます。大変なことも多いですが、みんなから頼られることで自分の居場所とやりがいを感じる毎日です。
2年の後期には、球技大会を自分が中心となって企画・運営。ルールの調整や当日の進行など仲間と協力して形にした経験は、自信と達成感につながりました。このイベントを通じてテニスコースの団結力も高まり、より一体感あるチームになったと感じています。

プレイヤーとしての学びを進めていく中で、次第にテニスを教えるコーチとしての仕事にも魅力を感じるようになりました。授業で学んだコーチングをきっかけに、アルバイト先のテニススクールで子どもたちへの指導を担当。伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさや、伝え方の工夫を学ぶ中で、相手の立場に立って考える力が身につきました。人によって適切な教え方は違ってくるため、言い方一つとっても変えなければいけないこと。それぞれのパーソナルな部分の見極めが必要となること。それらを理解するとともに、だんだんと教えることへの自信も生まれてきて、今では保護者からの信頼の声や、子どもたちの「楽しかった！」という言葉が何よりの励みになっています。
将来は良い選手を育てられる有名なコーチになることが夢です。日本工学院のテニスコースは、やりたい気持ちを全力で応援してくれる場所。失敗してもいい、挑戦してこそ成長できる環境があります。自分次第で可能性はどこまでも広がっていくことを、日々実感しています。