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CG映像科内設置専攻

映像・VFX専攻

蒲田 八王子 職業実践専門課程認定学科

CGを自由自在に操る映像クリエイターやVFXアーティストを育成

インターネット広告やWebサイトなど、世の中にあふれている広告にはさまざまなCGが使われています。VTuberや動画クリエイターといった新たな職業も生まれ、CGを手がける映像クリエイターのフィールドが広がっています。また、CG作品のクオリティを高めるために不可欠なVFXの重要性も年々高まる一方です。映像・VFX専攻では、映像クリエイターとしてCGを自由自在に操る能力と、ビジュアルエフェクトや実写合成などVFX系のスキルを幅広く養成します。

学べること

実習紹介 映像・広告業界やVFX関連分野で活躍するためのスキルを習得します

映像業界への就職を目標に、閃光、爆発などを加えるビジュアルエフェクトや、キャラクターと背景、実写映像を合成するコンポジットのスキルを身につけます。映像・広告業界で多用されるモーショングラフィックスについてもしっかり学びます。

夜の交差点で実写撮影を行っている様子

実写撮影

CG制作に欠かせない撮影の概念を理解するため、まず実写撮影を行ってカメラとレンズの特性などを学び、撮影した画像をもとにコンポジットや編集を行います。コンポジットには人を切り抜く技術(マスク)や、緑の布の前で人を撮影した後でグリーンバックを抜いて合成する技術(クロマキー合成)など、重要なスキルがいくつかあるため、それらをふまえて実写撮影を行います。

動きのあるデザインを制作しているモーショングラフィックスの画面

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスとは、文字やイラスト、写真などに動きや音を加えて映像化したものをいいます。アーティストのMVやテレビ番組のオープニング映像など、さまざまなシーンで使用されています。映像・VFX専攻では、3Dモーショングラフィックスの技法を理解した上で、「After Effects」を使って実際にモーショングラフィックス制作に取り組みます。

素材を重ねて合成しているコンポジット作業の様子

コンポジット

コンポジットとは、3DCG、2Dグラフィックス、実写映像などの各種素材を合成することをいいます。各種素材をつくる工程のパートから素材を受け取り、素材感の色調や解像度の違いなどを調整し、一つの映像として仕上げていきます。

映像にエフェクトを追加している様子

エフェクト

作品をよりダイナミックにしたり、リアリティを増す目的で映像に加えられる自然現象(煙・水・爆発・キラキラした光など)や、実在しない視覚表現(ドラゴンがはく炎や漫画的な集中線など)をつくります。

学生たちが編集作業をしている様子

編集

映像とBGM、SE(効果音)、台詞などを合わせて作品を完成させます。映像業界への就職をめざす学生は、就職活動の際、デモリール(自分が作った映像作品集)を用意する必要があるので、すべての学生に役立ちます。

多彩なソフトを授業に導入し、専門スキルをブラッシュアップ!

ビジュアルエフェクトや実写合成には専門的なソフトが多く、映像・VFX専攻でも業界の定番ソフトを豊富に授業に取り入れています。コンポジットについては、「After Effects」や「Nuke」を実習に導入。エフェクトについてはVFX制作に強い3DCGソフト「Houdini」を、映像編集に関しては「DaVinci Resolve」や「Premiere Pro」などを使い、それぞれの専門スキルをブラッシュアップしています。

コンポジット関連

NUKE

(デジタル合成ソフト)

After Effects

(動画編集ソフト)

エフェクト関連

Maya

(3DCG統合ソフト)

Houdini

(3DCGソフト)

編集関連

DaVinci Resolve

(動画編集ソフト)

Premiere Pro

(ノンリニア編集ソフト)

Topics VTuberも学びの対象!

2Dや3Dのキャラクターアバターを使ってYouTube配信を行うVTuberの注目度が年々増しています。CG映像科でも、VTuberのイベントを手がけているCG制作会社や、VTuberの映像を制作しているCGプロダクションに卒業生が就職しており、学生の人気が高まっています。そこで、VTuberのプロジェクト「にじさんじ」のPVを制作している卒業生を講師に招き、「にじさんじ」や女性VTuberグループ「ホロライブ」などのMV制作セミナーを開催。VTuberを切り口に、CGの活用方法や可能性について考察します。

動画で知る CG・VFXを学ぶ楽しさを動画でチェック!

プロと同じCG制作ソフトを使ってアニメCGを実習する様子や、学生が作った楽しいアニメCG作品を動画でご紹介します。

教育設計図(授業計画) 学年が上がるにつれ、スキルも制作ソフトも専門化していきます

入学当初はほぼ全員がCGデザインの未経験者なので、1年次にCGとデザインの基礎をじっくり学びます。VFX関連の選択科目がスタートするのは2年次以降。学年が上がるにつれて選択科目はより専門化・細分化し、学べるCG制作ソフトも多彩になっていきます。

1年次 CGとデザインの基礎を学ぶ

映像とデザイン、また社会人としての基礎力を習得。その後、作品制作を通じて専門分野のスキルと知識を高め、自分の目標を明確にします。

主な授業:デッサン、美術基礎、2Dデザイン、2DCG基礎、3DCG基礎、プロジェクトワーク

2年次 映像制作・VFXのスキルを磨く

さまざまなVFX関連技術や、モーショングラフィックスなどの映像技術を習得します。また、就職を見据え、ポートフォリオやデモリールを制作します。

主な授業:VFX演習、3DCG応用、実写撮影、モーショングラフィックス、ポートフォリオ、就職作品制作、CG作品制作(コンテスト応募

3年次 就職活動、卒業制作に取り組む

ゲームCG作品を完成させ、就職活動を行います。さらに卒業制作に取り組み、就職をより確実なものヘとステップアップさせます。

主な授業:映像系CG応用・制作、卒業制作

教育理念

関野 友裕先生

一人ひとりの個性を重んじながら、技術の一歩先にある「表現力」を育みます

関野 友裕 先生
デザインカレッジ CG映像科

私は学生の主体性がなによりも大事だと考えています。だから、例えばVFXやコンポジットの技術を駆使して作品をつくり上げる『プロジェクトワーク』の授業では、学生たちに作りたいものを自由に作ってもらい、どうすれば各々の理想に作品を近づけられるのかを個別にアドバイスしています。また、動画やCGの素材を合成して一つの画をつくる『VFX演習』でも、作った人の個性が作品に表れるので、一人ひとりの個性に合った指導を心がけています。学生たちは主体的に作品づくりに取り組むことで、内なるクリエイター精神が日々強固になっているようです。
 
映像業界の技術は日々進化しており、AIで3DCGを自動生成する技術も現れています。ちょっと前まではCGが映像に馴染んでいるだけで「すごい」と言われたのに、いまではさまざまな映像の中にCGがごく自然に溶け込んでいます。こうした時代において、これからのコンポジターやエフェクトアーティストに求められることは、技術の一歩先にある「表現力」を備えることです。すなわち、どうすればそのカットのメッセージが相手に伝わるのかを考え、それを画づくりに具現化できる力が必要です。なにを表現したいのかを突き詰め、「それ素晴らしいね」と思ってもらえるような画づくりが、映像としての価値を生んでいくのだろうと思います。

CG映像科では、単に技術を教えるのではなく、なぜその画が必要なのかを学生自身が考え、誰かの人生に影響を与えられるような価値のある映像を作り出せる教育環境を整えています。映画、CM、ミュージックビデオなどの映像づくりが本気で好きなら、私たちの学びの輪に加わりませんか。私たちが必ずあなたをプロのコンポジターやエフェクトアーティストに育てます。

学生インタビュー

インタビューに応じてくれた学生

確かな学びと、成長を一緒に喜べる仲間や先生方、そしてさらに上へと挑戦できる環境がそろっています

水野 悠良

CG映像科
映像・VFX専攻
3年
長野県松本工業高校出身

業界で活躍中のプロの先生方による指導で確実にスキルアップ

映画が好きで、その中でも特にCG映像に興味があってこの道を選びました。自己流で勉強していた時期もありましたが、この学校でモデリングやアニメーションを基礎からしっかり学べたことが大きな転機でした。
授業では、実際に業界で活躍されているプロの先生方から、教科書やネットでは得られないリアルな情報や、現場目線での具体的なアドバイスをいただけます。そうした授業を受けるたびに、この学校を選んで本当に良かったと感じます。
先生方はとてもフレンドリーで、授業のことだけでなく、就活や日常の話まで親身に相談に乗ってくださいます。就職活動中、不安でいっぱいだったときも、先生方の励ましが心の支えになりました。第一志望の会社から内定をいただけた時、先生も一緒になって喜んでくれたことはとてもうれしく、今でも心に残っています。

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普段の授業や施設を体験できるチャンス! プロと同じソフトを使ってCG制作の楽しさを体験できるメニューも用意しています。未経験者でも⼤丈夫。ぜひご参加ください。

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進学を考えているあなたに向けて、オープンキャンパス+体験入学の他にもさまざまなイベントをご用意しています。イベントに参加し進路選択のヒントを見つけてみましょう!

就職・進学

めざせる職業 映像・VFXのプロとしての多彩な未来が待っています

実写撮影や合成技術、モーショングラフィックスの技術を習得すれば、CGに強い映像クリエイターとして、映画・テレビ・広告など幅広い映像関連業界で活躍することが可能。動画クリエイターやVTuberとして活躍する道もあります。また、VFX関連の職種にはコンポジターやエフェクトアーティストなどがあり、VFXのスキルを磨けば、ゲームやアニメなどのジャンルを超えた幅広いCG関連業界で活躍することができます。

動画クリエイター

モーショングラフィッカー

VTuber

VFXアーティスト

エフェクトアーティスト

コンポジター

主な就職 CG業界をリードする映像制作会社に、毎年学生が就職しています!

  • 白組

  • デジタル・フロンティア

  • イマージュ

  • 日本映像クリエイティブ

  • マーザ・アニメーションプラネット

  • ModelingCafe

  • カーキ

  • ジャストコーズプロダクション

  • CGCGスタジオ

  • TREE Digital Studio

  • グリオグルーヴ

  • コラット

  • ビジュアルマントウキョー など

※2024年度実績

卒業生インタビュー

齋藤 隼人さん

CG業界の実態に則した教育と、同期の仲間たちに感謝

齋藤 隼人 さん

Image Engine(カナダ)
CGアーティスト
CG映像科 2015年卒
神奈川県立厚木商業高校出身

日本工学院でCGを幅広く網羅的に学べることは、これは結構大事なことで、ジェネラリストとしての働き方が多い日本で仕事をする際に大きな強みになります。デッサンなど、CG以外の授業も充実していて良かったです。周りには競争心のある同期の仲間がたくさんいて、とても刺激になりました。

【プロフィール】
本校卒業後、ModelingCafeに入社。2018年より、カナダ・バンクーバーのイメージエンジン(Image Engine)へ転職。ハリウッド映画などのモデラーとして活躍中。

齋藤隼人氏の特別講義が開催

関連情報

本科は、文部科学省が認可を行う制度「職業実践専門課程」の認定を受けています。職業実践専門課程は「職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成する」ことを目的としたもので、カリキュラムの編成や授業内容、教員研修などにおいて、各分野の企業と連携しながら実施することが編成要件となっています。この課程を通じて、最新の実務的スキルを身につけることができ、卒業後は採用企業からそのスキルを高く評価され、就職において有利になることが期待できます。

職業実践専門課程とは

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