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大一商事株式会社 x 日本工学院コラボのクッションカバーが商品化

プロダクトデザイン専攻、インテリアデザイン専攻学生が
産学協同の企業課題プロジェクトでプロの仕事を体験

日本工学院デザイン科の学生がデザインしたクッションカバーが、楽天ショップ「rugoo らぐー」にて販売されています。日本工学院デザイン科では、各種インテリアファブリックの企画・製造・卸売などを中心としたGre-Oneブランドを運営する、蒲田発の企業 大一商事との産学協同の企業課題プロジェクトとして、毎年クッションカバーのデザイン開発を行なっています。プロダクトデザイン専攻、インテリアデザイン専攻の一年生が課題として取り組み、その中から6名が最優秀作品として選出。実際に商品化され、インターネット上でのインテリアショップ「rugoo らぐー」で販売されました。卒業後にプロのデザイナーをめざす学生たちにとって、在学中にプロの商品プロデューサー、デザイナーと共に仕事に携わる経験、そして実際に自分の作品が商品としてお客様の手元に届くという経験をする貴重な機会となっています。

大一商事株式会社

カーテンやカーペット、クッションをはじめ、各種インテリアファブリックの企画・製造・卸売などを中心としたGre-One ブランドを運営する、蒲田発の企業 大一商事株式会社。

クッションカバーデザインプロジェクトスケジュール

1年次
2020年1月 企業様によるオリエンテーション(課題発表)
2020年2月 プレゼンテーション
2年次
2020年7月 第一次審査発表(11 作品選抜)表彰式、商品化に向けてブラッシュアップ開始
2020年11月 第二次審査発表(6作品選抜)、データ修正作業の開始
2021年2月 入稿データ作成、商品の生産開始 (織物の産地 群馬県桐生市で生産)
2021年4月 楽天ショップ「rugoo らぐー」にて販売開始

[オリエンテーション] 課題への取り組み方、商品についてなど説明が行われました。
[プレゼンテーション]自作のデザインをプレゼンテーション。
[審査発表・表彰式]第一次審査で選ばれた11名の学生に表彰状を授与。
[プロデザイナーとブラッシュアップ] 選抜作品を商品化に向け、プロのデザイナーの指導でブラッシュアップ。

2021Best Design Award 受賞学生

プロのデザイナーの厳しさ、そして喜びを実感

八城有紀
デザイン科 プロダクトデザイン専攻 3年
神奈川県立城郷高校出身

プロのデザイナーの方と何度もブラッシュアップする中で、自分の思っているデザインと、商品として求められるデザインに折り合いをつけるための葛藤があり、悩むことがたくさんありました。しかし、仕事としてのデザインは、自分の好きなデザインをただ作れば良いわけではなく、企業が、そしてお客様が何を求めているのかを考えて取り組まなくてはいけない。プロのデザイナーの厳しさと、それを乗り越えた時の喜びを実感する良い経験になりました。自分でデザインを手がけたものが商品化されて販売されるという経験は初めてで、本当に嬉しく思っています。これからは今回の経験を生かし、幅広い視野を持って、いろいろなことに着目していきたい。それができるデザイナーとなって、生活者の不満を解消するようなプロダクトをつくっていきたいと思います。

作品のポイント

シマウマ柄を淡い単色で可愛らしく仕上げることで、部屋の空間に馴染みやすくしたことがデザインのポイントです。使ってくださる方に、安らぎやくつろぎを味わってほしいという思いでデザインしました。


受賞作品が、内定獲得の大きな決め手に

桐生花
デザイン科 プロダクトデザイン専攻 3年
神奈川県立城郷高校出身

商品化に際してプロのデザイナーの方に技術指導と提案をしていただくなど、さまざまな経験を積むことができました。これから就職してプロのデザイナーとしてデザインに取り組んでいく上で必要となることを、実践で体験することができたのはとても良かったと思います。また就職活動をする中で、今回制作した作品をアピールした際に、担当の方からとても良い評価をいただき、内定をいただく決め手となったこともとても嬉しかったです。長い時間をかけて私が仕上げた作品を、お客様が実際に手にすると思うと、何とも言えない喜びを感じます。プロになってからもこの気持ちを忘れず、お客様が何を求めていて、実際に手に取った時に、どのような感情を持つかというのを想像することを大切に、デザインをしていきたいと思います。

作品のポイント

忙しい生活を送る女性のために、癒し効果のあるグリーン系ブルーのカラーリングで落ち着きを表現。そして裏面の花びらはさまざまなバランスのカラーにし、女性の心模様を表現しています。

From Teacher

デザイン科教員 加賀 武見先生
企業との産学連携によって、学びのモチベーションをアップ

クッションカバーのデザインを学生が手がける、Gre-One x 日本工学院コラボは、デザイン科 プロダクトデザイン専攻、インテリアデザイン専攻の学生全員参加で行われる産学連携のプログラムです。プレゼンからデザイン制作、選考、そして商品化までをプロの商品プロデューサー、デザイナーと共に行うプログラムで、学生自身が考えたデザインをもとに、経験豊かなプロのデザイナーのアドバイスによって、「売れるデザイン」にブラッシュアップし、商品としてwebショップでの販売までを行います。プロの方たちと共にプロジェクトを進める中で、自分のデザインに責任を持って取り組んでいくことを実践で学ぶことのできる貴重な機会です。また受賞作品が実際に商品化され、webショップで販売されるとことは、学生にとって非常に大きな影響力を持ちます。売れていくデザインを身をもって知ることで、社会とコネクトしていくことを実感できるのではないかと思います。ただデザインのスキルを学ぶのではなく、企業との産学連携によって、デザインの仕事そのものを経験することができる。日本工学院でのこの学びはプロの厳しさを知るとともに、デザインに関わることの喜びを知ることができます。これからデザイナーをめざすみなさん、モチベーションを高く持って学べる場がここにあります。ぜひ一緒にチャレンジしましょう!

デザイン科ではさまざまな企業と連携し、
プロの現場を体験するチャンスをたくさん用意しています

デザイン科では、各種企業との産学連携を多数実施しています。実践でプロの仕事を経験学習するため、企業からの依頼に授業課題として取り組む共同プロジェクトや、学校の地元である東京都大田区や八王子市と連携したデザイン制作などをカリキュラムに導入。学生は在学中からプロの現場で実際の仕事を経験することができ、またデザインを通じた社会貢献やボランティアなどへの積極的な参加にも繋がっています。

【企業課題実績】2019-2020年度
三菱鉛筆/「ジェットストリーム」店舗ディスプレイ用品デザイン、パナソニックシステムソリューションズジャパン/モバイルPC「レッツノート」商品コンセプト提案、FMヨコハマ/FMヨコハマの番組情報をPRする番組情報誌「TIMETABLE」の表紙グラフィックデザイン、モスフードサービス/キャンパス内にあるモスバーガーのトータルデザインの提案、キヤノンマーケティングジャパン/「レーザーポインター」ポスターデザイン、BOLT Mobility/電動スクーターカラーリングデザイン提案、村内ファニチャー/インテリアコーディネート、タカラトミー/「商品企画プロジェクト」企画立案、タケムラ/「建築・建材展」展示ブースデザイン、三菱ケミカル「アクリルの可能性を広げる未来のデザイン提案」、北越パッケージ/プラスチックに替わる可能性のある素材「PASCO」を使ったプロダクトデザインの提案 など

【地域貢献/社会貢献実績】2019-2020年度
警視庁大地震交通規制ポスターデザイン、谷口消防署広報誌「やぐち」表紙デザイン、大田区シティプロモーション「UniqueOta/ユニークおおた」ロゴマークデザイン、「八王子まつり」ポスターデザイン、「アースフレンズ東京Z」Tシャツ・トートバッグなどのグッズデザイン など

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