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演劇スタッフ科

蒲田校のみ設置 職業実践専門課程認定学科
目指せる職業
舞台監督 舞台音響スタッフ 舞台照明スタッフ 舞台美術スタッフ 舞台制作スタッフ

豊富な実習と舞台公演で、演劇の初心者をプロの舞台スタッフへ

50年におよぶ演劇教育で培ってきた独自のカリキュラムにより、舞台監督、音響、照明、美術、制作など、エンタテインメント業界を支える舞台スタッフを育成します。学内には本格的なホールやアトリエなど、プロユースの施設を備えているため、舞台制作のすべてを学ぶことが可能。長年の教育が演劇界に評価され、多くの学生が劇団四季をはじめ、大手劇場や有名劇団などに就職しています。

ここがすごい! 演劇スタッフ科の特長
3つの約束
  • 豊富な舞台公演実習を実施します。
  • 専攻ローテーション実習(舞台監督、舞台照明、舞台音響、舞台美術)により、現場適性を見出します。
  • 舞台づくりのスペシャリストへ導きます。

専攻紹介

舞台監督専攻

舞台監督は、舞台づくりを円滑に進めるための総指揮者。演出家や俳優はもちろん、照明や音響、大道具や衣装まで、すべてのスタッフの動きを把握し調整する力を、実際の舞台公演などを通じて養います。

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舞台音響専攻

舞台音響は、音でステージを彩り、観客の想像を刺激する音の演出家。照明や俳優の動きとの連携も求められ、時間の感覚やチームワークなどがとても重要です。さまざまなタイプの舞台を通じて、実践的な技術を学びます。

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舞台照明専攻

時間や場所、季節や登場人物の感情まで、すべてを光で演出する照明担当。舞台に光が差した瞬間から観客を物語へと惹きつける力を、業界の第一線で活躍する講師陣が直接伝授。多彩な照明テクニックを学びます。

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舞台美術専攻

舞台の世界観を表現する上で欠かせないのが、大道具と装置デザイナー。演出家の意図を汲み、セットや背景を作り出す造形の技術はもちろん、物語の流れや役者の動きを想定し、魅せるステージを創造する力を身につけます。

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2.5次元舞台制作専攻

2.5次元ミュージカルについて、舞台の技術だけでなく、制作業務まで幅広く学習。日本工学院ならではの学科間コラボも活用し、企画からキャスティング、脚本など、舞台の制作業務について実践的に学び、実際の2.5次元ミュージカルの公演をめざします。

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学べること

実習紹介 舞台公演に向け、プロ仕様の設備で豊富な実習を展開

演劇スタッフ科では、修了公演や卒業公演に向けて実際に舞台をつくり、その経験を通して舞台の現場で必要なスキルを身につけます。舞台公演が可能なプロ仕様の施設で実習することで、就職後すぐに活躍できる力を養います。

舞台制作の流れ

舞台制作の流れを示した図
舞台制作の流れを示した図

①顔合わせ

役者やスタッフなど舞台に関わる全員が初めてそろって行われるミーティング。

舞台制作の流れを示した図

②読み合わせ

台本を見ながら役者が台詞を読み上げ、同時に演劇スタッフは音響や照明のタイミングなどを確認します。

舞台制作の流れを示した図

③稽古

学内の稽古場で、くり返し稽古を行います。場面転換の段取りや小道具の扱い方、稽古への音付けなど、演劇スタッフも役者とともに練習します。

舞台制作の流れを示した図

④セット模型

スタッフ間で舞台のイメージを共有するため、演出家と相談しながらセット模型を制作します。今回の装置デザインは、舞台美術家の島川とおる先生によるもの。

舞台制作の流れを示した図

⑤打ち合わせ

セット模型をもとに、舞台監督を担当する学生は本番までの進行を検討。照明や音響を担当する学生も綿密な打ち合わせを行います。

舞台制作の流れを示した図

⑥美術製作

木材をはじめ、さまざまな素材を使って舞台の骨組みとなるセットを作ります。金づちやのこぎりはもちろん、専用の工具を使って手際よく組み立てます。

舞台制作の流れを示した図

⑦建て込み

公演を行う学内の片柳記念ホールにセットを運び込み、実際に建て込みを行います。大きなセットを扱うのでチームワークと安全管理が大事です。

舞台制作の流れを示した図

⑧舞台稽古

実際に役者が入ってリハーサル開始。本番を想定し、大道具の位置や照明、音響のタイミングなどすべてをチェックして本番に備えます。

舞台制作の流れを示した図

⑨本番(公演)

演劇は役者だけでは成り立ちません。舞台監督をはじめ、大道具・小道具、音響、照明など陰で支えている多くのスタッフの協力があって、初めて舞台の幕が上がります。

教育設計図(授業計画) ゼロからプロの技術を育むステップアップ型カリキュラム

演劇や舞台の初心者がゼロから着実にプロの技術を身につけるために、ステップアップ型の授業計画を用意しています。入学後の約4ヶ月間で基礎をしっかり学んだ後、専攻に分かれてスペシャリティ(専門分野)を追究していきます。2年間を通して数多くの舞台をつくり上げ、専門スキルをしっかり身につけます。

授業計画を示した図

1年次 前期 各専攻の実習を体験

各専攻の実習を体験することで、舞台スタッフの仕事の多様性を理解します。同時に演劇や演出に関する基本的な知識を習得。舞台全体を見る広い視野を養いながら、自分の興味や適性を見極め、前期の終わりに専攻を決定します。

1年次 後期 専攻に分かれてスキルアップ

舞台監督、舞台音響、舞台照明、舞台美術の各専攻に分かれ、それぞれの分野の専門的なスキルを磨いていきます。2.5次元の舞台や制作の仕事に興味のある人は、さらに2.5次元舞台制作専攻の履修も可能。1年次の終わりには修了公演で学習の成果を発表します。

2年次 舞台スタッフとしての実践力を習得

高校演劇のサポートや学園祭、卒業公演など、数多くの舞台づくりを経験し、自らのスキルをプロレベルに高めていきます。声優・演劇科の学生や他専攻の仲間たちと一緒に舞台づくりに取り組むことで、チームワークやコミュニケーション能力も身につきます。

Pick UP! 『基礎実習』であなたに合った職種を見つけよう!

舞台監督、舞台音響、舞台照明、舞台美術を示す3つの円の図

『基礎実習』は、入学後に「舞台監督」「舞台音響」「舞台照明」「舞台美術」の各専攻の実習をローテーションで体験できる本校独自のプログラムです。「舞台に興味があるけど、どの職種が自分に向いているのかわからない」という人も、全専攻を体験してから専攻を選べるので安心です。
 
それぞれの仕事を体験しておくことは、その後みんなで舞台づくりに取り組む際の大きな手助けになります。相互理解がはかどり、良いチームワークが生まれ、舞台のクオリティも高まります。プロになれば他の職種を体験することはほぼなくなるため、これからの長いキャリアにおいても貴重な体験となるでしょう。

Pick UP! 舞台製作の秘訣をまとめた資料をWebで公開中!

演劇スタッフ科が制作した舞台製作の手順やノウハウを凝縮した「大道具 虎の巻」と、舞台製作に欠かせない素材について解説した「素材編 猫の巻」をWebで公開しています。ぜひ、学生演劇などの舞台製作にお役立てください

演劇スタッフ科の特徴的な授業の一例をご紹介します。

演出論・演劇概論

演劇作品を通して、演出家の考え方とキャストの考え方を研究します。

音楽ゼミ

基本的な譜面の読み方や、リズムの基礎を学びます。

舞台ゼミ

舞台用語や舞台機構、スタッフの役割分担を理解し、スタッフ・キャストの両面から舞台づくりを学びます。

スタッフワークショップ

実際の演劇公演を通じてスタッフワーク(舞台監督、音響、照明、美術)を実践的に学びます。

1年次 前期 (サンプル)

1時限
舞台ゼミ1 演出論・演劇概論1 スタッフワークショップ1 スタッフワークショップ1
2時限 キャリアデザイン1 音楽ゼミ1
3時限 一般教養B1 演劇史1
4時限
一般教養A1

★授業は1コマ90分。 9:00始業、16:10終業(4時限)です。(予定)

学びの全体像を把握するための資料としてカリキュラムブックを提供しています。各年次の履修科目の詳細、どのような授業が行われるのかを具体的に知ることができます。

詳しくはこちら
日本工学院独自の教育システム「教育設計図」

就職

めざせる業種・職業 演劇業界を中心に、テーマパークやイベント会社へ進む学生も

目指せる業種をまとめた図

業種

  • 劇団
  • ステージ制作会社
  • 音響会社
  • 照明会社
  • 劇場・ホール・各種施設
  • テーマパーク
  • イベント運営
  • バンケット(ウェディング)など

職種

  • 舞台監督
  • 舞台音響スタッフ
  • 舞台照明スタッフ
  • 舞台美術家
  • 舞台美術スタッフ
  • 舞台制作スタッフ
  • 大道具・小道具
  • 舞台衣裳
  • 舞台演出家
  • 劇場・ホール管理スタッフ
  • テーマパーク・イベント運営スタッフ
  • 制作プロデューサー
  • キャスティングコーディネーター など

進路決定率

演劇スタッフ科では、業界の各職種より求人多数。毎年高い就職率を誇ります。

進路決定率 100 %

※2024年度実績

業界との信頼関係 劇団四季をはじめとする演劇業界と、長年にわたり密接な関係を築いています

50年にわたる本校の演劇教育が演劇界に評価され、毎年多くの学生が演劇業界に就職しています。特に劇団四季とのつながりは深く、声優・演劇科との合同実習では劇団四季出身の教員が実践的な指導を行っています。また、劇団四季の作品を数多く手がけてきた舞台美術家による集中講義や、現役で活躍されているスタッフの方を招いて特別講義を開講。劇団四季の舞台作品を鑑賞する『観劇実習』も行っており、観劇後にはバックステージツアーを実施して有名作品の舞台裏を見学するなど、日本の演劇界のトップレベルの技術に触れる機会を数多く設けています。
劇団四季には演劇スタッフ科の卒業生も多く、卒業生の活躍がさらに日本工学院の評価を高めています。そのことが後輩たちの就職に少なからぬ影響を与えており、毎年のように学生を劇団四季に送り出しています。

主な進路 劇団四季や宝塚歌劇団など、有名劇団や劇場へ多くの卒業生が就職しています

  • アートコア

  • アート・ステージライティング・グループ(A.S.G)

  • NHKアート

  • 大庭照明研究所

  • オリエンタルランド

  • 金井大道具

  • 歌舞伎座舞台

  • 共立

  • クリエイティブ・アート・スィンク

  • 劇光社

  • 劇団四季

  • サウンドバスターズ

  • ザ・スタッフ

  • シアター・コミュニケーション・システムズ

  • シグマコミュニケーションズ

  • シミズオクト

  • 松竹衣裳

  • 松竹ショウビズスタジオ

  • 新国立劇場運営財団

  • ステージ・ライティング・スタッフ

  • 世田谷パブリックシアター

  • 綜合舞台

  • 宝塚歌劇団

  • 宝塚舞台

  • テイク

  • 電音エンジニアリング

  • 東京朝日照明

  • 東京舞台照明

  • 東芸エンタテイメンツ

  • 東舞トータルサービス

  • 東宝舞台

  • 特効

  • 名古屋市文化振興事業団

  • 日生劇場

  • 俳優座劇場

  • ハートス

  • パシフィックアートセンター

  • バンケット・プランニング

  • 藤浪小道具

  • プランニング・アート

  • フリックプロ

  • 穂の国とよはし芸術劇場PLAT

  • 真野背景

  • 明治座舞台

  • ライティングカンパニーあかり組 ほか多数 50音順

卒業生インタビュー 第一線で活躍する声優・俳優があなたを直接指導!

第一線で活躍中の声優・俳優が授業を受け持ち、毎週指導に当たっています。現場経験豊富な先生方のネットワークを生かし、トップ声優・俳優の方々を招いて特別講義を行うことも。技術だけでなく、プロとしての心構えも学べます。

目指せる業種をまとめた図

劇団四季スタッフ
柳場 申伍さん、仁田野 涼子さん、光田 早希さん、上治 李菜さん、早川 奈帆子さん

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学科紹介から就職、学費、入学方法まで、進学に必要な情報がすべてそろっています。日本工学院の入学案内を資料請求して、未来への一歩を踏み出す準備を始めましょう。

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オープンキャンパス+体験入学でもっと知る

オープンキャンパス+体験入学でもっと知る

舞台スタッフの仕事を体感できるチャンス! 舞台監督・照明・⾳響・⼤道具など、舞台をつくるさまざまなセクションの中から、あなたの希望するスタッフになって、舞台公演のオペレートを体験できます。2.5次元ミュージカルについても詳しくご説明します。

イベントに参加する

進学を考えているあなたに向けて、オープンキャンパス+体験入学の他にもさまざまなイベントをご用意しています。イベントに参加し進路選択のヒントを見つけてみましょう!

教育連携

連携プロジェクト

 声優・演劇科とのコラボレーションによる演劇公演や、34年間におよぶ高校演劇サポートは、いずれも演劇スタッフ科の大きな特長です。他学科や学外の学生と交流し、共に学び合うことでスキルが磨かれ、人間的にも成長できます。

学内連携 声優・演劇科と合同で舞台づくりを行い、実践力を強化!

他学科とのコラボレーションを示した図

良い舞台があっても、演じる俳優がいなければ舞台公演は成立しません。演劇スタッフ科では、声優・演劇科の「演じ手」と一緒に舞台を作り、数々の公演を実施。本番(公演)に向けた舞台づくりの経験をたくさん積むことで、将来現場で活かせる実践力が身につきます。

高校連携 演劇大会の運営をサポートするなど、高校演劇を支えて34年

高校演劇では、演劇大会や演劇発表会などのイベントでも舞台を支える裏方スタッフがいなかったり、設備が整っていないケースが少なくありません。そこで日本工学院は、高校生たちが良い環境で演劇を上演できるよう、学生たちが舞台運営スタッフとなって舞台づくりを全面サポート。舞台美術製作をはじめ、舞台関連機材の搬入から、舞台仕込み、音響チェック、リハーサル、客入れ、撤収作業まで、運営全般を担っています。

学生たちがステージの準備をしている様子
舞台仕込み
ステージ上でリハーサルをしている学生たち
リハーサル
学生たちが撤収作業をしている様子
撤収

高校生たちの熱い演劇愛を応援するために始まった高校演劇サポートも、2025年に34年目を迎えました。現在では演劇大会へ審査員を派遣して講評を行ったり、演劇部の先生や部員を学校に招いて舞台づくりの講習会を開くなど、サポートの幅がいっそう広がっています。

高校演劇講習会

  • 神奈川県私学高校演劇定例総会

  • 岩手県技術講習会

  • 茨城県高校演劇生徒顧問研修会

  • 千葉県高等学校研修会

  • 新潟県高等学校演劇研修会

  • 栃木県高校演劇合宿講習会

  • 長崎県高等学校演劇講習会

  • 静岡県東部高等学校演劇合宿講習会

  • 中国地区高等学校演劇舞台美術講習会 など

高校演劇大会運営スタッフ(照明・音響・舞台)

  • 神奈川県私立高等学校演劇発表会

  • 高校演劇サマーフェスティバル

  • 東京都高校演劇山手城南地区大会

  • 関東高等学校演劇発表会 など

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

Topics 日本2.5次元ミュージカル協会に加盟

2.5次元ミュージカルの発展や海外発信を目的に活動する一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会によると、2023年は230品以上もの2.5次元ミュージカル作品が上演されており、日本オリジナルのコンテンツとして国内はもちろん海外でも人気が高まっています。日本工学院も同協会に加盟し、2.5次元ミュージカルの発展を支えています。

学びの成果

学生作品 卒業・修了公演の本格的な舞台セットを学生たちが製作

演劇スタッフ科では、プロの演出家や舞台美術家の指導のもと、声優・演劇科の学生とともに卒業・修了公演を実施。各専攻の学生たちが連携を取りながら、キャンパス内の片柳記念ホールに本格的な舞台セットを建て込みます。舞台セットは、演劇の世界観を構築するだけでなく、役者が芝居をしやすいようにさまざまな工夫が施されています。

卒業公演『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』

『ロミオとジュリエット』

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

卒業公演 エンジェル 舞台セット

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

卒業公演 トロイ戦争は起こらない 舞台セット

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

卒業公演 ゼブラ 舞台セット

学習環境

施設・設備 本格的な舞台公演を行うためのプロ仕様の施設を学内に完備

本格的な舞台公演を可能にする充実した学習環境を学内に備えています。なかでも約550名収容の片柳記念ホールやアトリエは、学外の方にも利用されているプロ仕様の施設。在学中にプロの環境に馴染んでおけば、将来プロの現場で必ず役立ちます。

演劇製作室で木材を使ってセットを組み立てる学生たち

演劇製作室

演劇スタッフに欠かせない道具が並ぶ製作室。舞台の骨格となるセットや小道具を作ります。

学校内にある劇場の様子

アトリエ

声優・演劇科の学生とともに演劇公演を行う学内の劇場。実際の舞台を作りながら実力を高めます。

全面鏡張りになっている衣裳部屋の様子

衣裳部屋

舞台公演で使用する衣裳や小道具、カツラなどを保管。全面鏡張りの構造は衣裳合わせに最適です。

片柳記念ホールのステージと客席の様子

片柳記念ホール

約550名収容できる劇場。演劇、ダンス、パフォーマンスから卒業講演まで、さまざまなイベントに対応可能です。

講師紹介

プロのステージで活躍中の演劇スタッフがノウハウを伝授

現場経験の豊富なプロが、演劇スタッフとして必要なスキルを直接伝授します。基礎からわかりやすく指導するため、初心者でも安心してスキルアップ可能。本番(公演)に向けたプロセスを何度も経験することで、プロのスキルをしっかりと身につけます。

資格

めざせる資格 舞台スタッフの仕事に必要な資格を徹底サポート!

高いところに照明を取り付ける舞台照明スタッフにとって、高所作業車運転特別教育や足場の組立て等作業従事者特別教育などの取得は必須です。また、照明機材や音響機材を運ぶ際にテールゲートリフター特別教育の資格が必要になります。演劇スタッフ科では、これらの資格を専攻に関係なく1年次に全員が取得。舞台照明専攻ではさらに、第二種電気工事士や照明技術者技能認定などの取得を目指します。

足場の組立て等作業従事者特別教育

第二種電気工事士

フルハーネス型墜落防止用器具特別教育

舞台機構調整技能士[音響1~3級]

高所作業車運転特別教育

照明技術者技能認定2級

テールゲートリフター特別教育

ビジネス著作権検定

関連情報

本科は、文部科学省が認可を行う制度「職業実践専門課程」の認定を受けています。職業実践専門課程は「職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成する」ことを目的としたもので、カリキュラムの編成や授業内容、教員研修などにおいて、各分野の企業と連携しながら実施することが編成要件となっています。この課程を通じて、最新の実務的スキルを身につけることができ、卒業後は採用企業からそのスキルを高く評価され、就職において有利になることが期待できます。

職業実践専門課程とは

News & Topics

演劇スタッフ科の活動や最新動向をお伝えする情報コンテンツ「News & Topics」をご紹介しています。

劇団四季スタッフの方々

写真左から

全員でつくり上げる、舞台という総合芸術

柳場 申伍さん

劇団四季 照明担当
2017年卒
山梨県立吉田高校出身

在学中に舞台照明専攻を選んでから現在まで、照明一筋です。舞台は総合芸術。全員が協力し合って舞台を完璧に近づけていく考え方と方法を、日本工学院で学びました。


大道具の知識が、仕事に役立っています

仁田野 涼子さん

劇団四季 舞台監督助手 
2003年卒 
大分県立日田林工高校出身

舞台監督のもと、舞台機構を機械で動かす仕事を担当しています。在学中は特に大道具について学習。現在もいろいろな工具を使う機会があるので、学んだことが役立っています。


早期に目標を設定し、夢を実現できました

光田 早希さん

劇団四季 舞台監督助手
2021年卒
比治山大学短期大学部出身

入学当初から劇団四季への入団を目標に、情報収集や就職活動に取り組み、目標を達成できました。在学中に舞台を一からつくる楽しさを味わったことは、私の大切な財産です。


在学中の経験が、今に生きています

上治 李菜さん

劇団四季 舞台装置担当
2020年卒
神奈川県立相模原弥栄高校出身

大道具の図面作成や管理が主な仕事です。劇団四季に入りたくて日本工学院に入学。在学中に得た知識やさまざまなインターンシップの経験が、今に生きています。


お客様の拍手に、毎回やりがいを実感

早川 奈帆子さん

劇団四季 小道具担当
1999年卒
神奈川県立川崎高校出身

演劇界に深いつながりを持つ日本工学院で学んだことが、今の私の土台になっています。カーテンコールで拍手をいただく時、毎回この仕事のやりがいを感じます。

庄司 健太郎さん

演劇の世界で、自分も夢を届けたかった

庄司 健太郎さん

日生劇場 舞台機構担当
1998年卒 
東京都立三田高校出身

この世界をめざしたのは、小学生のとき。実は、この日生劇場で観た演劇がきっかけだったんです。あのとき夢をもらったこの劇場で、これからもたくさんのお客さんに夢を届けていけたらと思っています。

石田 桃さん

気持ちと力を合わせて作品をつくり上げる、魅力ある仕事

石田 桃さん

東宝舞台(株)大道具担当 
2017年卒
千葉県立鎌ヶ谷高校出身

在学中に多くの先生方や先輩、仲間たちと作業をして、人と関わることの楽しさを覚えました。舞台業界の仕事の魅力は、さまざまなスタッフが協力し、ひとつの作品をつくり上げる喜びです。めざす人が増えると私もうれしいです。

岡村 美優野さん

舞台は、携わるみんなと一緒につくるもの

岡村 美優野さん

金井大道具(株)大道具担当 
2019年卒
山口県・私立誠英高校出身

インターンシップがきっかけで大道具の仕事に興味を持ち、これまで劇団四季などの舞台作品に携わってきました。舞台は、携わるすべての人と一緒につくり上げるもの。完成した時の喜びをぜひ感じてください。

演劇スタッフ科のメニュー一覧

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土屋 茂昭先生

舞台づくりは、好奇心を持って周りを見つめることから始まります

土屋 茂昭 先生

劇団四季ミュージカル『CATS』のほか、舞台、ミュージカル、オペラなど、数多くの作品を手がける。長野冬季オリンピックでは、開会式・閉会式の美術総合スーパーバイザーを担当。一般社団法人日本舞台美術家協会副理事長。

関わり合うたくさんの人たちとの協働、そしてお互いを認め合い、発見することが舞台の仕事です。そのために必要となるのは、コミュニケーション能力と表現力、そして発見力です。まずは好奇心を持って周りを見つめることから始めてみましょう。ひと、もの、とき、ひかり、おと、物語。それらに気づくことを学ぶのは楽しいと思います。

島川 とおる先生

舞台づくりの魅力を知り、創造し、感性を磨きましょう

島川 とおる 先生

サフランシスコ州立大学演劇科大学院に留学後、数多くのメトロポリタンオペラやブロードウェイミュージカル作品に携わる。帰国後は、一般社団法人日本舞台美術家協会理事長を2期にわたり務める。

人間の感性を磨くこと、それは舞台美術に携わる者にとってはとても大事なことです。日本工学院の学生はみな集中力が高く、熱心に勉強に取り組む姿に日々感銘を受けています。ここには舞台美術に関わり、創造し、そして感性を磨くための環境が揃っています。みなさんもぜひ一緒に舞台美術の魅力に触れ、学んでみませんか。

宮下 明日香先生

1つの作品をゼロから創り上げる楽しさを一緒に体験しましょう

宮下 明日香 先生

ロンドン大学ゴールドスミス大学院、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ大学院に留学し演劇を学ぶ。帰国後、劇団俳優座制作部にて公演の制作を手掛ける。『恋のから騒ぎ』『キャリーの戦争』など翻訳。

「演劇」とは文学の1つである戯曲から始まり、1つの空間に俳優、スタッフそして観客が集まり、1つのものを共有し成立します。1本の舞台ができるまでにたくさんの人たちと関わり、皆それぞれが全身全霊を込めて作品づくりに携わっていきます。舞台監督、デザイン、音響、照明のいずれかのセクションに特化して学ぶ中で、ゼロから1つの作品をつくり上げる醍醐味をぜひ一緒に味わいましょう!

大竹 義雄先生

プロの世界と直結している学科です。やる気があれば、あとは飛び込むだけ!

大竹 義雄 先生

舞台美術専攻担当。プランニング・アート社長。俳優座を中心に、テレビや舞台の美術製作を多数手がける。

美術製作の仕事はやる気がすべて。そして真面目なだけでなく繊細さと大胆さを両方持っていないとダメな仕事です。舞台が好きで、ものづくりが好き、あとは現場で大切な礼儀や挨拶がしっかりとできれば活躍の場はたくさんあります。ここ、演劇スタッフ科の2年間では、学内公演で制作の流れを体験し実践的に学んでいきます。入学と同時にプロの世界と直結している学科ですので、飛び込んできてください。

鶴巻 一弘先生

舞台照明の魅力を知り、業界へと羽ばたく準備をする2年間です

鶴巻 一弘 先生

舞台照明専攻担当。本校卒業生。(株)東京舞台照明を経てフリーとして活躍。舞台やコンサートの照明を数多く担当。日本照明家協会舞台部門優秀賞受賞

舞台照明というのは、音響や俳優、舞台美術など、さまざまな要素と関係し合いながら、トータルで作り上げていくものです。お互いの仕事を理解していないと照明の仕事も成り立ちません。ですから、演劇スタッフ科の授業は、すべての仕事を体験することから始まります。ここで学ぶ2年間は、舞台の仕事を知り、さまざまな照明の形を知ることで、あなたが進みたい業界への入り口を見極めるための大事な期間です。たっぷりと経験してプロの世界へ羽ばたきましょう。

角浜 有香先生

多くの人とともに舞台を作り上げる、やりがいのある仕事です

角浜 有香 先生

舞台美術家。『そこのみにて光り輝く』、劇団仲間『小さい“つ”が消えた日』などを手がける。

自分の思い描いた舞台デザインを、照明や音響、美術など多くのスタッフたちと連携しながら形にし、そこに役者が立ち、本番を迎える。舞台づくりの醍醐味を味わえるのが、舞台美術家という仕事の魅力ですね。舞台美術家をめざす学生を待っています。

武藤 祥平先生

客席と舞台がひとつになるその瞬間を支えたい

武藤 祥平 先生

舞台監督。劇団☆新感線の舞台スタッフを務めるほか、最近では2.5次元ミュージカルも手がける。

舞台袖から上演されている舞台を見ていると、舞台と観客がひとつになる瞬間に立ち会うことがあります。この仕事で一番好きなのは、その感動を間近で味わえるところ。2.5次元ミュージカルを手がけることも増えてきましたが、舞台づくりの醍醐味は変わらないですね。