Adobe社が提供するグラフィックソフト・Illustratorは、数値によって色や形を表現する「ベクターデータ」を用いて画像を作成するドロー(描画)系ソフトで、文字組みやDTP、ロゴの作成、デザインのレイアウトを行うのに適しています。イラストレーター、グラフィックデザイナー、DTPオペレーター、Webデザイナー、レタッチャーといった専門職をはじめ、さまざまな制作の現場で必須のソフトで、デザイン系やWeb系の仕事ではPhotoshopと連携して使われることが多いため、Photoshopと合わせてスキルを身につけることが必要です。
ポスターやチラシのデザイン、ロゴのデザイン、イラストの作成、地図やグラフの作成に力を発揮します。画面上で図形を組み合わせたり、パスと呼ばれる線を描く機能を使うことで、簡単にイラストや地図、グラフなどを描くことができ、自由に文字や図形、写真などを配置して、トータルにデザインを行うことができます。
マンガ・アニメーション科四年制/マンガ・アニメーション科
キャラクターデザイン、ロゴデザイン、UIデザインなどに使用。
ゲームクリエイター科四年制/ゲームクリエイター科
キャラクターデザイン、背景デザインに使用。
デザイン科
グラフィックデザイン・イラスト・エディトリアルデザイン・インテリアデザイン・プロダクトデザインに使用。
CG映像科
CG映像で使用する画像やイラストの制作などに使用。
コンサート・イベント科
ポスター・販促物・ステージデザイン制作に使用。
ITスペシャリスト科 (4年制)
ユーザーインターフェース・Webデザイン・アプリ制作に使用。
情報処理科
ユーザーインターフェース・Webデザイン・アプリ制作に使用。
授業ではIllustratorがインストールされたパソコンを使い、イラストやキャクターデザイン、ロゴなどの作品制作から、ポスター、広告、雑誌、パッケージ、Webページなどのデザイン・レイアウトまでを行います。また、プレゼンテーション用の資料づくりにもIllustratorを使用しています。さらに、デザイン科やマンガ・アニメーション科では学生のノートパソコンにもIllustratorがインストールされているので、自由にソフトを利用することができ、自分のペースでスキルアップできます。
アドビが認定するエントリーレベルの認定資格。
サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催するIllustratorの使えるレベルを計る能力認定試験。
Illustratorに関する資格は、Adobe社が公認するアドビ認定プロフェッショナルのほか、ビジネスで役立つ知識と技術の習得を目的とした資格検定試験を取り扱うサーティファイによるIllustratorクリエイター能力認定試験があります。これらの資格を取得することで、Illustratorの知識レベルやスキルが一定水準を満たしていることを、客観的に証明することができ、就職時にも大きなアピールポイントとなります。
「アイドルフェスティバルジャパン」ポスター
制作者からのコメント
もともとイラストを描くことが好きでしたが、イラストだけでなく、Illustratorなどのスキルを身につけてデザインを学びたいと思いデザイン科への入学を決めました。授業では広告デザイン(文字組みやレイアウト)、パッケージデザイン(展開図)、ロゴデザインなどをはじめ、あらゆる作業でIllustratorを使用。もちろん、私の進みたい進路に就職するにも必須のスキルですので、Illustratorを学び、スキルを身につけることができて良かったと思います。まだまだ知らない機能もたくさんあり、使えば使うほど多くの可能性を感じてワクワクします。もっと使いこなせるようになりたい!と思わせてくれるツールです。
横山 璃歩
デザイン科 グラフィックデザイン専攻 3年
神奈川県立港北高校出身