オフィスインテリア
オフィス空間は、実用的で機能的、かつ居心地の良い空間である必要があります。仕事を効率よく、ストレスフリーで行えるように動線やものの配置を考え、デスクや照明をはじめ、レイアウトや配色、ライティングなどをトータルでコーディネートします。
ここでは、オフィスインテリアのスキルを学び、つくりあげたインテリアデザイン専攻の学生作品の一例をご紹介しています。
香りの散策 ~木々の中を通り抜けるオフィス~
蒲田校
林 煥智
デザイン科 インテリデザイン専攻/台湾出身
「木々の中を通り抜けるような通路」床から浮かせた通路は緩やかな高低差があり、森の中の道を進むかのように会議室、ラウンジ、執務スペースをつなぐ通路は時としてデスクとなり、共同作業や情報交換を生みます。「木々の香りに触れるオフィス」空間を分断することなく、木々に包まれるように程よくスペースは分けられる、香りやそよぐ風を感じるように、心地よく過ごせる空間となります。
From Teacher
オフィスの在り方を覆すことを想定してデザイン。整然とデスクとロッカーが並び、機能性や保守性だけが保たれることだけ考えてれば良いの?という疑問からスタートしています。オフィス内の通路に高低差や視線の先に見える景色に違いを出すことによって劇的に環境が変わることが上手く提案されています。変哲もなくつまらないオフィスからの脱却ができた作品です。
それぞれのやり方、それぞれのベストをここで
八王子校
島田 さつき
デザイン科 インテリアデザイン専攻/北海道札幌国際情報高校出身
姿勢、明るさ、音、広さ、ベストな環境はその時、その人それぞれ。自分にあった働き方で、ストレスを軽減・作業効率UPと、いいこと尽くしなオフィス空間をデザインしました。
From Teacher
赤坂のロケーションで570㎡という立地を想定し、クライアントとして想定されている不動産会社がどのように働くかを業務形態や人数などを各自で設定して提案する課題に取り組みました。 様々なスタイルの環境を用意することで「働く」という意味を固定概念にとらわれずに解釈し、最大のパフォーマンスを発揮できる空間が提案されています。リアルな空間の使い方がイメージできるCGパースが良くできています。
棚川 友惟
デザイン科 インテリアデザイン専攻/東京都立八王子桑志高校出身
遠足で友達と親睦を深めるようにオフィスでも多様なコミュニケーションを、ワクワクする遠足のように少しでも仕事に行くことが楽しくなるような「picnic office」を提案します。
From Teacher
赤坂のロケーションで570㎡という立地を想定し、クライアントとして想定されている不動産会社がどのように働くかを業務形態や人数などを各自で設定して提案する課題に取り組みました。ピクニックのモチーフをオフィスに落とし込み、開放的な気持ちで業務に取り組むことができる環境が作られています。それぞれのスペースの配置も効率的にされており「使ってみたい」と思わせてくれるデザインになっています。
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。