AI専門学校の日本工学院AIシステム科の教育目的は、AIに関する知識や技術をしっかり身につけ、希望の会社に就職することです。資格は知識や技術を身につけるうえでとても有効なツールであり、カリキュラムと不可分の関係にあります。そのため、AIの幅広い学習範囲と照らして取得すべき資格を設定し、授業や長期休暇中の対策講座を活用して、めざす資格を確実に取得していきます。AI関連の資格に加え、IT関連の資格もサポートしており、応用情報技術者試験などのハイレベルな資格を取得している学生もいます。
IT関連の資格には、公的資格と民間資格があります。公的資格の代表格は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報処理技術者試験」です。民間資格とは、一般企業や各種団体が独自に試験を行って認定する資格です。AIシステム科では、必要なスキルをしっかり身につけられるよう、公的資格・民間資格ともに全員が取得をめざす資格(ベーシック資格)を設定。また、目標資格や推奨資格を設定し、資格ロードマップを作成して必要な資格を確実に取得します。
目標資格 |
Python 3 エンジニア認定基礎試験/G検定/Google Cloud Associate Cloud Engineer/ 基本情報技術者試験/情報システム試験(J検)/ LPIC(Linux Professional Institute Certification)/LinuC |
推奨資格 |
AWS認定クラウドプラクティショナー/IoT検定/MTA(Microsoft Technology Associate)/OCJ-P(Oracle Certified Java Programmer)/ .com Master ADVANCE/ORACLE MASTER/HTML5プロフェッショナル認定試験/ 応用情報技術者試験/情報セキュリティマネジメント試験/ウェブデザイン技能検定 |
ベーシック資格 |
ITパスポート試験/情報活用試験(J検)/MOS(Microsoft Office Specialist)/ ビジネス能力検定(B検)ジョブパス |
※メインの流れはベーシック資格→目標資格ですが、推奨資格を取得してから目標資格に挑む学生も大勢います。
Google Cloud Associate Cloud Engineer
目標資格
どんな資格?
Google Cloudに関するオペレーションや管理、設定のスキルを証明する資格。Google Cloud認定資格の中でも初級クラスの位置づけに当たり、特に人気の高い資格です。資格には2年間の有効期限が設けられています。
AWS Cloud Practitioner
目標資格
どんな資格?
Amazon Web Service という、クラウドコンピューティングサービスの認定資格。AWSクラウドの概念・サービス・用語の基礎的な理解といった、業務を円滑に進めるためのスキルが身につきます。
資格対策
授業内での対策を中心に、実際にAWSを使用し、実践で理解を深め取得をめざします。
合格者の声
大学編入後も上位資格に挑戦し、
スキルアップすることで
さらに上をめざしていきたい。
麓 穂 さん
AIシステム科2年
神奈川県立瀬谷高校出身
東京工科大学3年次編入
AWS Cloud Practitionerの資格取得は、基本的に授業をしっかり受け、学ぶことが重要だと思います。授業中に先生が口頭で問題を出してくださるので、答えられなった場合は、自分で調べなおしてメモを作り、まとめて何度も復習を行いました。また、実際にAWSのサービスを使いサーバーを構築しながら、今何を使い、何を作ろうとしているのかを意識し、AWSについての理解を深めることができました。わからないところは少し戻ってていねいに説明してくださったり、また覚えやすいように表にし、対比してわかりやすく解説してくださったり、取得することができたのは、先生の熱いサポートのおかげです。資格とは、自分が勉強した専門知識やスキルなどの証明で、また信頼を保証できるもの。これからも、pythonエンジニア認定試験、応用情報技術者試験、OracleDB、そしてAWSの上位資格などにもチャレンジしていきたいと考えています。
【在学中の取得資格】
●1年次/情報活用検定2級 ●2年次/AWS Cloud Practitioner、基本情報技術者
G検定
目標資格
どんな資格?
AIやディープラーニングに関する基礎知識を持ち、事業に応用する能力を認定する資格。120分間の試験時間で200問前後の問題を解くもので、年3回(オンラインでの在宅試験)実施されます。
資格対策
1年次前期の「AIリテラシー概論」ではG検定の公式テキストをもとに学ぶため、授業自体が資格対策を兼ねています。後期になると前期の学習をふまえて問題集をひたすら解き、スピーディーに問題を解く練習をします。
合格者の声
授業で学んだ知識を参考書と
Webで補い、半年間の勉強で
G検定を取得できました。
土屋 和真 さん
AIシステム科 2022年卒
埼玉県立越谷総合技術高校出身
ITスペシャリスト科(4年制)3年次へ編入
G検定の取得を目標にすることで、人工知能について効率的に勉強できると思い、入学してすぐに試験対策を始めました。AIシステム科では、授業自体がG検定に沿った内容で行われるため、しっかり復習することが大切です。私は授業時間外でも参考書などに目を通し、学んだ知識を定着させていきました。後期になると、制限時間内で問題を解く練習をくり返しながら、Web上で受けられる模擬試験などにもチャレンジ。先生からも勉強方法などについて多くのアドバイスをいただき、1年次の秋にG検定を取得しました。資格を取得することで就職も有利になりますし、就職してからの仕事も効率的に行えると思うので、これからも資格取得に取り組んでいこうと思っています。
【在学中の取得資格】
●1年次/G検定 ●2年次/応用情報技術者試験
基本情報技術者試験
目標資格
どんな資格?
「情報処理技術者試験」の一つで、ITエンジニアの登竜門となる国家資格です。午前試験と午後試験に分かれており、合格率は平均約25%。多くの企業が注目する重要資格です。
資格対策
9月や3月の長期休暇期間中に、ITカレッジ全体でIT関連資格の対策講座を開いています。その中に基本情報技術者試験コース、応用情報技術者試験コースなどいくつかのコースが用意されており、学生はそれぞれの希望に合わせて選ぶことができます。
ITパスポート試験
ベーシック資格
どんな資格?
「情報処理技術者試験」の一つで、パソコンの基本機能やセキュリティの重要性などを問うエントリーレベルの国家資格。年2回実施され、合格率は平均約50%です。
資格対策
基本情報技術者試験と同様に、長期休暇中の資格対策講座にITパスポートコースを設けて、取得希望者の意欲に応えています。
日本工学院では、学内に資格支援センターを設置し、資格の案内や受験の手続き、出願、対策講習会開催など、学生の資格取得をサポートしています。学科を超えて、多彩な資格にチャレンジすることも可能です。 |
入学前に資格を取得している方の進学を支援する
日本工学院では、全学科で本校への入学以前に特定の資格を取得している方を「資格特待生」として、10〜50万円を給付しています。対象となる資格は、ITパスポート試験や基本情報技術者試験、情報処理検定などです。