2023年6月に開催された一般社団法人パワーデバイス・イネーブリング協会が主催する「半導体技術者検定」に在校生が合格しました。
半導体技術者検定は、半導体チップの品質と信頼性を保証する際のテストに必要な知識を持つ人材を育成することを目的とした検定試験です。
本科では、入学したばかりの1年生と、電子工学の基礎知識として半導体の概要をある程度理解している2年生の2クラスに分け、5月中旬から6月中旬まで週1回90分の試験対策講習会を数回実施しています。今回、受講している1、2年生の中から、それぞれが受験し2年生からみごと合格者が出ました。
本科では、これからの半導体業界に必要とされる人材育成のため、引き続き対策講座などを実施して参ります。
【現在の半導体業界は…】
電子機器の中枢を担う半導体は「産業のコメ」と呼ばれていますが、今やそれを超えて一国の行く末を占う戦略物資となっています。スマートフォンや車、通信、医療、現代兵器まで、あらゆる最先端製品に使われることから、各国が確保に躍起になっている状況にあります。
また、半導体技術者の活躍の場は半導体業界のみに留まらず、金融、物流、建設、農業などあらゆる産業の企業が半導体技術者を求めるようになっています。世界中のさまざまな業界で、新しい機能・性能を備えた半導体チップを開発し、それを使いこなしていく知識を持つ人材の確保・育成を急いでいます。