「第54回 技能五輪全国大会」造園部門で金賞(日本一)を受賞し、来月開催される技能五輪国際大会(アラブ首長国連邦・アブダビ)に出場する日本代表チームの杉本 涼さん(土木・造園科 2015年卒)と田村 玲治さん、加藤代表コーチが来校し、世界大会に先立ち、八王子校 土木・造園科1・2年の学生に向けて特別講義を開催いたしました。
「技能五輪全国大会」は、自動車板金や洋裁、ウェブデザインなど41部門で競われ、青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会。その目的は、次代を担う青年技能者の育成とレベルアップ。杉本さんが参加する造園部門は、タテ3.5メートル、ヨコ5メートルの区画に、用意された材料で石積み、植栽、木工などを施し、4日間かけて、整地から仕上げまで行い、出来栄えや寸法の正確さを競います。
講演では、今回の大会から通常は事前に図面が示されるが今回は公開されず、当日朝の競技開始前15分間で出題された図面をどう読み切るのか? 植栽や石積み、土木・木工など幅広い技能の上に図面を読み取る力が必要と語る杉本さん。大会出場を通して、技術向上の上にもチャレンジしていくことが大切と語る。また本校の在学期間中を振り返り、資格取得の大切さについてもアドバイス。学生には、大変貴重な機会となりました。
講演後は、特別講義の御礼と国際大会への激励をかねて、学生、教職員のメッセージ入り、特製日の丸を贈呈し、エールを送りました。
写真左から、同じ代表チームで戦う田村 玲治さん、加藤代表コーチ、杉本 涼さん(土木・造園科 2015年卒)。
■ 土木・造園技術者、公務員をめざすなら。
土木・造園科 (日本工学院八王子専門学校)