昨今、SDGsという国際目標の概念が広がり、食品ロスが注目を集めています。このような状況の中、日本工学院情報ビジネス科では、食品ロスの解決に力を入れている大田区環境清掃部環境計画課および大田区社会福祉協議会の方を招き、食品ロスに関する出前授業を実施しました。
大田区職員の方からは、日本の食品ロス問題の現状、大田区が現在取り組んでいる食品ロス削減事業についての説明があり、大田区社会福祉協議会職員の方からは、フード支援ネットワークとして取り組んでいる、フードパントリー、フードバンク、こども食堂、ささえあい食料支援事業、ほほえみごはん事業など、さまざまな施策の現状について解説していただきました。
授業の最後には、学生たちへ向けて「ICTを活用したフード支援ネットワークの課題解決」について問題提起があり、次回授業時までの課題となりました。
学生たちは、解決策を2週間以上にわたってチームで検討し、再びご来校いただいた職員の方々へ向け課題解決方法に関するプレゼンテーションを実施。各チームについてプレゼンに対する講評をいただきました。実社会で発生している問題を認識し、それについて具体的な解決方法を考え、プレゼンするという、気づきや学びの多い大変貴重な機会となりました。