日本工学院専門学校
日本工学院八王子専門学校

校 長 　 前野 　一夫

日本工学院の「遠隔授業（オンライン授業）」開始及び受講支援について

　 日頃より日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校の教育活動への多大なご理解 とご協力を賜り、改めまして厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症拡大 の難局において、日々の生活に影響を受けられている全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。5月4日の政府による緊急事態宣言の延長措置を受け、本校では学生のみなさんの安全と健康を最優先に検討を重ねました結果、原則として５月中のオリエンテーション及び授業については、インターネット等を活用した導入教育を開始し、環境が整い次第全学科、本格的な「遠隔授業（オンライン授業）」の形態で実施します。なお、今後も緊急事態宣言の再延長状況に合わせた変更が生じる場合は、事前に速やかに対応をホームページなどに掲載します。このたびの新型コロナウイルス感染症拡大への５月５日時点での本校の対応について、 以下のとおりご説明します。

 １．修学継続の支援

新型コロナウイルス感染症拡大で、修学の継続に支障をきたす学生のみなさんを支援することを最優先事項として様々な対策を検討しております。今後も状況の変化に応じて、授業開始日や土曜日の開講、夏季休暇など年間の授業日程等 を変更しなければならない場合も想定されますが、日本工学院の教育設計図に基づいた卒業までの履修計画に支障がないよう、高等教育機関である専門学校としての年間の必要授業時間数は確保できるよう、時間割を組んでまいります。これから始まる遠隔授業（オンライン授業）の受講支援に加え、就職や進学など、学生のみなさんへの学習及び進路支援活動が途切れることのないよう戦略を立て実施してまいります。なお、実験・実習・演習などで本校キャンパスを使用できない状況について、学校としては誠に心苦しく思います。今回、学生のみなさんの修学継続支援のため、原則、在校生（新入生を含む）に対して一人５万円を支給いたします。支給方法については、後期学費の減額納入で対応する予定です。

２．遠隔授業（オンライン授業）の受講支援

学生のみなさんが学校に登校しての授業ができるまでの間、遠隔授業（オンライン授業）の導入を決定しました。この決定は、感染拡大を防止し、何より最優先すべき学生のみなさんの安全を確保するための措置であることをご理解いただきたく存じます。本校では、質の高い効果的な遠隔授業（オンライン授業）を実施するためには一定の準備期間を要すると判断し、５月中は導入教育期間として、インターネット等を利用した学科ごとのオリエンテーションや課題、教材資料の提供など、学生のみなさんの学びを継続できるようにいたします。遠隔授業（オンライン授業）については、全学科正規の開始を6月1日に設定し、状況に応じて対面授業に切り替えながら実施いたします。 現在、シラバスを全面的に見直しながら通信環境のサポートや情報システムの設備の増 強、新たな教材の開発など、教職員が一丸となって授業準備に臨んでおります。各ご家庭におかれては、遠隔授業（オンライン授業）の環境整備にご協力いただくことをお願い申し上げます。さらに、経済的な事由で遠隔授業の受講環境を整えることが難しい学生のみなさんを対象に、この度、本校の連携企業から賛同を得て、前期終了までの期間限定ではありますが、 Wi-Fiルーターやノートパソコンの貸出を行います。今後も出来る限り支援してまいります。

３．経済支援をはじめとした学生生活支援

新型コロナウイルス感染症の影響により、経済的に困難な状況にある学生さんもおられ るかと思われます。この度の緊急事態宣言の発出と延長措置に際して、国や東京都などにおける修学支援策が公表されておりますので、学生・保護者のみなさまへ積極的に情報提供いたします。さらに本校では、従来の片柳学園給付型奨学金制度に加え、家計急変に対する支援の拡充や、学生生活支援の緊急措置の整備を早急に進めており、詳細が決まり次第速やかにみなさまにお知らせいたします。全ての学生のみなさんが、本校での学びを継続していけるよう、全力を尽くしてまいります。なお、学費（各種奨学金、教育ローン）に関することは、遠慮なく教育・学生支援部まで ご相談ください。また、みなさまへの不安を少しでも軽減すべく、「就学支援（奨学金・学費等）相談」や、「オンライン授業サポート」、「教育サポート」、「就職サポート」、「ヘルスサポート」、 「学生寮サポート」などの各相談窓口を設け、近日中に順次開設してまいります。

以上、また今後、本校ホームページ上で随時情報をアップデートしてまいりますのでよろしくお願いいたします。次回アップデートは、令和2年5月1５日(金)を予定しております。