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アソビを創るリアリティに触れる。バンダイナムコ流のモノづくりを肌で感じるプロジェクトを実施!

バンダイナムコ アミューズメントラボの先輩社員と産学連携プロジェクトに参加した学生たち

日本工学院と、アミューズメント機器の企画・開発を手がけるバンダイナムコアミューズメントラボによる“ものづくり”をテーマとしたコラボレーションプロジェクトが、2025年度に実施されました。プロの設計思想を学ぶ講義を皮切りに、試行錯誤のワークショップ、そして本物の筐体を解剖する現場体験まで。約5ヶ月間にわたる濃密な挑戦を通じて、学生たちが「アソビをエンジニアリングする」面白さに触れ、モノづくりの視点を変えていく様子をレポートします。

連携授業のねらい 学生の自由な発想×プロの視点で、新しいアソビの可能性を広げる

本プロジェクトは、バンダイナムコアミューズメントラボと日本工学院がタッグを組み、学生の自由な発想を取り入れながら共に学び合う、新しい形の産学連携授業です。

その背景にあるのは、同社が推進する「共創エコシステム」という方針。これは、企業と教育機関が深く連携し、互いの知見やアイデアを循環させながら、未来のモノづくりを担う人材を共に育み、業界全体を活性化させていく仕組みのこと。今回の取り組みは、まさにその理念を具体化した実践例です。

従来のインターンシップや課題解決型の授業とは異なり、座学からワークショップ、そして本物の現場体験まで、期間を通してプロと深く交わるのが特徴です。単に技術を学ぶだけではありません。これまで学校で培ってきた知識を、プロの現場で求められる「遊びのかたち(商品)」へと昇華させるためには何が必要なのか。第一線で活躍するプロの設計思想やリアリティに触れることで、学生たちが「アソビをエンジニアリングする」ための新たな視点を獲得することを目指しました。

企業紹介 バンダイナムコアミューズメントラボ

テーマパークやアーケードなど、リアルエンターテインメント施設向けのアミューズメント機器の研究・企画・開発を行うプロ集団からなる企業。VRコンテンツをはじめ、「太鼓の達人シリーズ」「釣りスピリッツ」「マリオカート アーケードグランプリDX」など多数のタイトルの企画開発を手掛ける。

特別講義 「なぜ面白いのか?」を理論で解き明かす、プロ直伝の製品開発マインド

プロジェクトのはじめに行われたのは、バンダイナムコアミューズメントラボの開発担当者を講師に迎えた特別講義です。「なぜ面白いのか?」という問いを理論で解き明かすことをテーマに、実際に開発が進んでいる製品の企画案を教材として活用。コンセプトの立て方から、現場の生々しい成功・失敗談まで、プロが最前線で培ってきた経験知が惜しみなく共有されました。
ここで学ぶのは、単なる「作る技術」だけではありません。「誰のために、何を創るのか」というモノづくりの原点にある考え方をプロから直接受け継ぎ、多くの人に選ばれる製品の裏側にある秘密を深く探ります。

産学連携プロジェクトについて壇上で学生に向けて説明するバンダイナムコアミューズメントラボ開発担当者

ワークショップ 抽選機をゼロから形にする。チームで挑む、試行錯誤のモノづくり体験

座学で得たプロの視点を手に、次なるステップは3つのチームに分かれて『抽選機』をテーマに挑む体験型ワークショップです。アイデア出しから実際の製作、そしてプレゼンテーションまでを自分たちの手で行います。「頭の中にある企画をどうすれば形にできるのか」。チーム内で意見をぶつけ合い、試行錯誤を繰り返しながら「アソビ」を物理的な筐体へと落とし込んでいきます。
このプロセスを通じて磨かれるのは、エンジニアに不可欠な「アイデアを具現化する力」と、自分の意図をプロに届ける「伝える力」。単なるモノづくりを超え、チームでひとつのアソビを創り上げる喜びと難しさを肌で感じる時間となりました。

プレゼンテーション方法について学生たちに説明をするバンダイナムコアミューズメントラボ開発担当者

現場体験 人気ゲーム機をバラして構造を知る。現場でしか得られない「本物」の感触

学びの集大成として、バンダイナムコアミューズメントラボ本社での2日間にわたる現場体験が行われました。核となるのは、キッズ向け料理体験ゲームの実機解体・組立体験です。プロが設計した本物の筐体を自ら分解し、その緻密な構造を肌で感じることで、教科書の知識が生きた技術として腑に落ちていく瞬間を体験します。
さらに、通常は立ち入りが制限されている試作室の見学や、第一線で活躍するエンジニアとの座談会を通じ、プロの日常と熱量に深く触れる時間が続きました。本物の「アソビ」が生まれる現場での刺激は、学生たちが自らの将来像を鮮明に描き、次世代のエンジニアとして歩み出すための確かな原動力となりました。

キッズ向け料理体験ゲーム『テキパキキッチン』の解体と組み立てを体験する学生たち

連携授業の価値 本気で向き合うからこそ見えた、学生たちの真の成長

企業メッセージ

本質に迫る「なぜ?」の質問に、みんなの熱い探究心を感じた

プログラムが進むにつれて、みんなの眼差しが変わっていくのが分かりました。「なぜこの設計に?」「なぜこの材料を?」といった、技術の表面だけでなく、その裏側にあるプロの考え方を深く知ろうとする熱い質問が次々と飛び出してきたからです。
教科書の知識が、実機の解体やワークショップを通じて生きた技術として自分の中で繋がっていく。その瞬間のワクワクした表情を見られたことが、私たちにとっても一番の喜びでした。

機械だけじゃない。ワークショップで目撃した学生の意外な才能

このプロジェクトは、学生本人が自身の意外な才能や興味に気づくきっかけにもなりました。ワークショップでは、機械工学を学んでいた子が電気担当を経験し、「制御って面白い!」と新しい分野に目覚める場面もありました。自分の専門にとらわれず、モノづくりの幅を広げていく。そんな新しい適性や可能性を見つける瞬間に立ち会えたことは、運営チーム全員が「やってよかった」と確信した大きな成果です。

学生たちの真剣な姿勢が、プロの私たちをも成長させてくれた

実は、みなさんに教える過程で、私たちエンジニアも大きな刺激を受けていました。専門的な内容を噛み砕いて伝える中で、自分たちの設計思想や仕事の進め方を改めて見つめ直し、言語化する貴重な機会になったからです。
学生ならではの率直な質問や新鮮な視点に触れることで、教える側の社員もエンジニアとして一回り成長することができました。

この経験を糧に、プロの世界へ踏み出してほしい

約5ヶ月間にわたる今回の挑戦は、単なる知識の習得を超えて、プロと学生が深く交わる貴重な時間となりました。
実際にこのプロジェクトを通じて業界への理解を深め、本気で私たちの仲間になりたいと採用にエントリーしてくれた人も現れています。私たちが理想とする「共創エコシステム」の第一歩として、ハードウェア開発の楽しさを直接伝えられたことは大きな実りです。
皆さんといつかプロの現場で、仲間として肩を並べて働ける日を楽しみにしています。

コメント: 株式会社バンダイナムコアミューズメントラボ 技術部門担当

活動を通じて 日本工学院だから実現した、企業との本気コラボ。プロの現場で得た経験が、夢実現へとつながる。

教科書やインターネットの知識だけでは得られない、現場での「ものづくり」の醍醐味を味わえること。それが、本プロジェクトの最大の特長です。本プロジェクトに参加した機械設計科、電子・電気科、デザイン科の学生たちは、各プログラムの中で、実際に手を動かし、頭と体をフル回転させてプロ現場のものづくりに挑戦しました。数ヶ月にわたる活動の中で、技術はもちろん、プロが何を大切にしているか、アイデアをどう形にするかという考え方をしっかり学びました。
「アソビをエンジニアリングする」というこの特別な経験は、彼らが将来エンタメ業界で仕事をしていくための確かな自信になるはずです。日本工学院では今後も、プロフェッショナルの方々と力を合わせ、学生たちが自分の手で夢を形にできる新しい学びの場を創り続けていきます。

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