その情熱、実現させよう。



日本工学院×ITOKI 第4回 高校生いすデザインコンテスト
テーマ:こどものためのいす 応募総数:120点
審査委員長
清水忠男 製品・環境デザイナー。クランブルック美術大学院修士課程修了。ザ・バーディック・グループ主任デザイナー、ワシントン大学美術 学部助教授等を経て、千葉大学工学部教授を務める。現在、千葉大学名誉教授。
審査員
長友啓典 K2アートディレクター、日本工学院専門学校 顧問
清水俊也 株式会社イトーキ 商品開発統括部 統括部長
加賀武見 プロダクトデザイナー、日本工学院専門学校 教員
受賞作品
清水審査委員長
毛布のような質感の巨大なマツボックリに、大勢の子供達が集い、冒険家になった気分で登ったり降りたり、元気いっぱい遊び回る。所々には自分だけで過ごせる坐り場所もあり、本棚もある。「みんなで楽しく集う場所づくり」というコンセプトのもと、ユニークで大胆な発想が、楽しいデザインにまとめられています。
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清水審査委員長
リュックとして荷物を入れて背負って行き、休みたい所では、背から降ろして、腰掛けとして使えるというアイディア。動物を模した楽しい表情が魅力的です。背もたれ角度を保たせるためのしかけなど、検討しなければならないポイントも残っていますが、商品化も可能だと思われます。
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清水審査委員長
イソギンチャクのように突起が集合したこのイスは「母親からの暖かさ」をテーマとしてデザインされています。柔らかく人肌に近く暖められた突起は、子供の体の成長や姿勢に対応するのはもちろんのこと、泣き止まない赤ちゃんや寂しい気分の子供を優しく包み、元気にしてくれるでしょう。
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長友審査委員
異色な作品でした。と言うのは僕が子供のころに熱中した昆虫採集がテーマとして取り上げられていたからなんです。流行は繰り返すと言われていますが、アイディアも時代とともに循環するんでしょうねぇ。僕にとっては懐かしいものでありますが、このなかに環境であるとか、エコであるとか沢山のテーマが組み込まれています。
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加賀審査委員
聴覚に着目した点がこの提案の可能性を広げます。耳に入る音から、喜びや驚きを感じ、成長にも大きく影響します。また、耳の複雑で謎めいた形は、不思議でもあり神秘的でもあります。それ故に真実や秘密がそこにあるような気持ちにさせるのでしょう。耳に寄りかかる行為をイスのデザインに含めるなど、とてもユニークな作品です。
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管審査委員
3.11震災からもう直ぐ1年が過ぎましたが、未だに苦しんでいる人達がいます。これは様々な災害で被害のあった子供達のためにデザインされた作品です。くまをモチーフにしたこの作品は、手がテーブルに耳と尻尾がいすに変わる点がユニーク。ここに集まった子供達は大きな手に優しく包み込まれ、辛い状況を忘れられるに違いありません。楽しい話声が聞こえてきそうです。
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清水審査委員長
椅子の高い背もたれに囲まれた秘密基地のような空間に入り込んだ子供は、自分自身の世界で気ままに落書きをする。年を経て、余白もないほどに書き込まれた落書きを見たとき、人は、自分自身の子供時代の日々をなつかしく思い出したり、自らの成長を確認したりすることでしょう。時間概念を取り込んだ秀作です。
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長友審査委員
「色を使った」応募作品の中で出色のものでした。クッションの材質、色あいから見てグミっぽいお菓子が想像されます。口の中でジュワーッと甘い香りとスイーツな味が染み渡りますね、あの感じです。3歳から10歳ぐらいを想定されているようですが、若いカップルが夢見ごこちでデートするイスにピッタリじゃないでしょうか。
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管審査委員
『水にすわってみたい』というコピーと巧みなタッチの表現に目を引かれました。この作品はいすの中の水が床下の水槽と繋がっているのがポイント。 気まぐれな魚達は出たり入ったり。魚がいなくなったいすを見て『あれ?おさかなさんたちはお家に帰っちゃったのかな?』などと子供達の興味がそそられそうな楽しい作品です。
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加賀審査委員
巨大な動物、象をモチーフに大胆で力強い作品でありながら、バランスよくレイアウトしたピンクの斑点が模様になり、全体的にまとまりがあります。絵の表現もとても丁寧に仕上げてあり完成度が高いです。直感的で強いインパクトがあり、好印象に残ります。
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