ブランディングデザイン
ブランディングデザインとは、企業やブランドのコンセプトやメッセージを視覚的な情報として伝えることで、ブランドイメージを高めるためのデザインで、シンボルマークやロゴ、そしてパッケージ、広告宣伝物、名刺、Webサイトなどをトータルに作り上げます。企業の顔としての重要な役割を担うため、見ただけでその企業・ブランドがわかるような簡潔で、普遍性のあるデザインが求められます。
ここでは、ブランディングデザインのスキルを学んだ、デザイン科(3年制) グラフィックデザイン専攻の学生が制作した作品の一例をご紹介しています。
岸田みなみ
デザイン科 グラフィックデザイン専攻/千葉県立八千代東高校出身
いすみ鉄道を若い世代からもっと愛していただくための企画です。季節によって偏る観光客、若者向けのイベントの少なさ、「何もない」を強みに変えるべきという3つの課題を解決する為に、各駅をキャラクター化することで、「推し」文化に馴染みのある若者が踏み込みやすく、親しみやすいいすみ鉄道を目指します。
From Teacher
いすみ鉄道の14の駅を取材。駅の特色を明確化し24体のキャラクターを描き分け、駅それぞれのアイデンティティをしっかり表現しています。キャラクターの着せ替えや、スタンプラリーの要素も組み込んでの参加型企画も今の若者の感性にマッチしています。アイテムが多彩で丁寧に制作した点も評価できます。
長谷川 歩音
デザイン科 グラフィックデザイン専攻/茨城県立波崎高校出身
少しでも農業に興味を持ってくれる人が増えて欲しいと思い、若者をターゲットにした八王子の農家のブランディングを想定しデザイン制作に取り組みました。事業者名の八恵は八王子の八つの自然の恵み(日・風・土・水・空・肥・温・陰)を意味しています。そこで生産された自然の野菜のドレッシングのパッケージデザインやサイト、ダンボールなどを制作いたしました。
From Teacher
東京の中でも自然豊かな八王子市での農業事業に注目し、コンセプトもよく考えられています。農作物の魅力はもちろんWebサイトも含めて商品を展開していくアイデアや、コンセプトに沿った販促ツールのデザイン、手にとるパッケージングも含めて、若者に向けて新たな価値を訴求できる魅力的なデザインとなっています。
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。