(応募総数6,655句)
テーマである「ものづくりを通しての出会い」をしっかりと表現されています。”一ミリずつ”という小さな単位で積み重ねの大切さを感じさせてくれました。毎日の学校生活を豊かに過ごしている姿も目に浮かびます。(やすみ りえ 氏)
時が経つのも忘れ製図作業に集中している様子が思い浮かびます。ものづくりの基礎となる設計作業を通じて、より深く集中できる新しい自分に出会うことができたのでしょう。(早川 信正 氏)
試行錯誤の末の結論。不安を感じながら仲間に同意を求めたところ、力強く「大丈夫」。安堵の表情が目に浮かぶようです。(黒須 隆一 氏)
完成した作品を見せ合って、お互いに遠慮なく意見を交わしているのでしょうか。ものづくりを通じて笑顔で語り合える素晴らしい友人と出会えたことがうまく表現できていると思います。(早川 信正 氏)
万力(まんりき)を擬人法で詠み込み、作業者の手と腕と、若い希望に対するゆるぎない力強さを感じます。ま行の音の配置も心地よいですね。(前野 一夫 氏)
学びのバトンリレーを詠んだ一句。技術だけでなく、物事の考え方なども教わり、そして教えてゆくものなのでしょう。ものづくりと人と人とのつながりが描かれていますね。(やすみ りえ 氏)
書道の訓練法にもあるように、精密に「まね」をすることはとても難しく、どうしても自分が出てきます。この作品は「まね」で基本がカバーされ、出てきた自分が独創部分に。毎回これができれば、新天才誕生か?(前野 一夫 氏)
ものづくりには失敗がつきもの。完全制覇したと思う間もなく新しい齟齬は発生します。その繰り返しを楽しむのがものづくりの醍醐味です。(舟久保 利明 氏)