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東京の専門学校 日本工学院TOP >学科紹介 >ITカレッジ >ホテル・観光科 >NEWS & TOPICS >2026年4月 ホテル・観光科新設!スペシャルインタビュー第二弾
2025年09月08日
蒲田校

【2026年4月 ホテル・観光科新設!スペシャルインタビュー第二弾】ホテル・観光業界で活躍するOBに聞く!日本工学院の学び、そして業界で働く魅力

OB・栗山朗さん

日本工学院 情報ビジネス科のコースとしてスタートし、2021年4月より、国内外70カ所以上の観光施設を展開する、星野リゾートとの教育連携をスタートしたホテル・観光コースは、2026年4月、既存のコースを再編し、ホテル・観光科(観光マーケティングコース、ホテルスタッフコース)として新設されます。今回はコロナ禍に入学し、卒業後にホテルスタッフを経て、現在はツアープランナーとして活躍中のOB・栗山 朗さんに、在学中の学びや現在のお仕事についてなどお話を伺いました。

ホテル・観光科 OBインタビュー

コロナ禍での学びを経て、ホテル・観光業界の第一線で活躍中

神奈川県・私立桐蔭学園高校出身
ホテル・観光科(現・情報ビジネス科 ホテル・観光コース)2022年3月卒
株式会社ワールドプランニングオフィス 営業部
栗山 朗さん

栗山 朗

高校卒業後の進路を考えたとき、「自分の好きなことを仕事にしたい」という思いから、まず頭に浮かんだのが観光・旅行業界でした。子どもの頃から両親と一緒に旅をする機会が多く、フランスやミャンマー、タイなどさまざまな国を訪れた経験があります。特に小学生の頃に行ったハワイのホテルで、ベルスタッフやフロントの方が見せてくれた笑顔や、優しく丁寧に対応してくださった姿が強く心に残っています。その体験をきっかけにホテルスタッフという仕事に憧れるようになりました。

そこで旅行業界やホテルについて調べはじめ、専門的に学べる学校を探しました。大学やほかの専門学校も検討しましたが、ウェブ広告で日本工学院に新しくホテルコースが設立されたことを知り、願書を提出。単科校ではなく総合校で、知名度も高い点に魅力を感じ、入学を決意しました。

コロナ禍を乗り越え、実践的に学んだホテルスタッフのプロスキル

2020年4月は、ちょうど新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出された時期でした。そのため入学しても登校できず、授業はすべてオンラインでのスタートとなりました。機械やパソコンにあまり詳しくなかった私は不安もありましたが、先生方の丁寧な指導や送られてきた資料に助けられ、なんとか授業を受けることができました。クラスメイトもマスクをしていて顔が分からず、先生とも画面越しでしか交流できなかったため、戸惑うことは多くありました。それでも世の中全体が同じ状況にあったからこそ、「今できることを必死に学ぼう」と気持ちを切り替えて取り組みました。
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半年ほど経ち、ようやく登校して授業を受けられるようになったときは本当に安心しました。実際のホテルの施設や設備を再現した「ホテル実習室」では、さまざまなサービス実習を体験することができました。特にレストランサービスの授業では、星野リゾートの現役スタッフの方から立ち居振る舞いや接客の基本を直接学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。

ITスキルと現場経験で成長し、困難な就職状況をも乗り越えて内定を獲得

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ホテルの予約や客室管理を行う際に使用するホテルシステム(PMS)をはじめ、エクセルやワード、パワーポイントといったITスキルの基礎も身につけました。実際の現場ではこうしたITスキルを活用する場面が多く、TOEICやAI関連、オフィス系の資格も取得しておいたことで、自分の可能性を広げられたと感じています。

インターンシップでは、都内の一流ホテルでルームサービスを担当。お客さまから注文を受けた料理を客室まで届ける業務に携わりました。プロの現場ならではの厳しさや、細かく定められたサービスのルール、そしてそれ以上に大切にされている「おもてなしの心」を間近で体感できました。この経験を通じて、ホテルサービスの本質を実践の中で学ぶことができ、大きな成長につながりました。

コロナ禍の影響が残る中での就職活動には、不安がありました。多くの企業が採用人数を大幅に減らしたり、新規採用を取りやめたりしており、求人自体が少なく非常に厳しい状況だったからです。そのような中でも、日本工学院では大手企業を中心に安定した求人が確保されており、先生方のサポートも手厚く心強いものでした。そのおかげで、私は2年生の夏頃、横浜にある大手ホテルから無事に内定をいただくことができました。

おもてなし・サービスの現場を経て、旅行を創るプランナーへの転身を決意

入社後の最初の2年間は客室サービスに配属され、清掃会社が整えた客室の最終チェックや、お客さまからのアメニティ追加のご依頼対応、エキストラベッドの設置など、客室に関わる幅広い業務を担当。3年目からはベルスタッフとなり、お客さまの荷物のお手伝いをはじめ、観光案内やさまざまなご要望に応える業務を経験しました。

ところが、その3年目にホテルが改装を行うため、ほかのホテルへ移ることが決まり、自分の将来を改めて見つめ直すきっかけに。ベルスタッフとして働く中で、旅行の企画を担当する部署の方と話す機会があり、「旅行をプランニングする仕事」に強く興味を持っていた私は、この転機をチャンスと捉え、ツアープランニングを手がける会社への転職を決意しました。

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現在は、企業の社員旅行の企画や、個人のお客さまに向けた旅行プランの提案、交通手段の手配などを担当しています。全国各地の観光地について知識を深めながら、お客さま一人ひとりのニーズに合わせたプランを作成しています。まだ新人として学ぶことは多いですが、日々新しい知識を吸収し成長していけることに大きなやりがいを感じ、仕事を楽しんで取り組んでいます。将来的には「この人にお願いしたい」とお客さまから信頼され、個別にご依頼いただけるようなプランナーをめざし、今後も努力を続けていきたいと思います。

「人の人生の大切な一場面に関わることができる」魅力ある仕事です

日本工学院では、星野リゾートとの提携により、同社が長年培ってきたコミュニケーション力やマーケティングのノウハウを実践的に学ぶことができます。これはホテル・観光業界で働くうえで、大きな強みになると感じています。実際に私自身も、日本工学院で過ごした2年間で得た知識や経験が、ホテルでの現場はもちろん、今の仕事にも確実に役立っていると実感しています。
ホテル・観光の仕事は、自分の関わりがお客さまの笑顔につながり、その体験が思い出の一部として残っていく、「人の人生の大切な一場面に関わることができる」仕事です。とてもやりがいがあり、魅力に溢れています。皆さんもぜひ、この素晴らしい世界に挑戦してみてください。


◎ホテル・観光科
https://www.neec.ac.jp/department/it/hotel/

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