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ホテル・観光分野の人材を育成する情報ビジネス専門学校。

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東京の専門学校 日本工学院TOP >学科紹介 >ITカレッジ >ホテル・観光科 >NEWS & TOPICS >2026年4月 ホテル・観光科新設!スペシャルインタビュー第五弾
2025年12月09日
蒲田校

【2026年4月 ホテル・観光科新設!スペシャルインタビュー第五弾】ホテル・観光業界だけじゃない、ホスピタリティ・サービスを学び幅広い進路へ

ツタアウン

日本工学院 情報ビジネス科のコースとしてスタートし、2021年4月より、国内外70カ所以上の観光施設を展開する、星野リゾートとの教育連携を開始した日本工学院のホテル・観光教育。2026年4月にはさらに既存のコースを再編し、ホテル・観光科(観光マーケティングコース、ホテルスタッフコース)として新設します。
ホテル・観光科では、ホスピタリティやサービスを中心に次世代のホスピタリティ産業を担う人材を育成するための教育を行い、卒業後はホテル業界や観光業界のみならず、旅行業界、運輸業界、ブライダル業界など、多彩な分野に人材を輩出しています。今年も担任教員やキャリアサポートセンターのサポートによって、ホテル・観光業界以外への進路を希望する学生が、望みの企業からの内定を獲得しています。今年憧れの鉄道業界への就職を決めた、ホテル・観光科 2年のツタアウンさんにお話を伺いました。

鉄道業界へ内定した学生インタビュー

ツタアウン

学んだホスピタリティを鉄道業界で生かし活躍したい

ホテル・観光科(現・情報ビジネス科 ホテル・観光コース)2年
ツタ アウン

中学時代は車や鉄道の構造に興味があり、先輩の影響で鉄道系の高校に進学。整備士をめざしていた私が進路を大きく変えるきっかけとなったのは、高校2年の時に受けた「ホスピタリティ」の授業です。ホスピタリティについて学ぶうちに、人と接する仕事の魅力に気づき、駅員などの仕事にも関心を持つようになりました。当時はコロナ禍で就職の選択肢も限られていたため、高校卒業後にすぐ働くよりも、専門学校でホスピタリティについてもっと深く深く学びたいと思い、進路に選んだのが、地元・蒲田にあり以前から存在を知っていた日本工学院でした。日本工学院にホテル・観光を学べる学科があるのを知り、自分の興味を実践的に学べる環境が整っていることに魅力を感じて入学を決意。高校では電気や整備を中心に学んでいたため、人と接する仕事について学んでいくことに不安もありましたが、授業を通して相手の気持ちを察し、先回りして行動する力が少しずつ身につき、ホスピタリティの奥深さを実感しました。この経験が、鉄道業界でも生かせる新しい視点を与えてくれました。

ツタアウン

学びを通して広がった“サービスの視野”

特に興味深く取り組んだのはマーケティングの授業です。企業経営を経営者の視点で考えることを学び、「お客様にどう満足してもらうか」を論理的に考える力が身につきました。これまで経験のなかった考え方に刺激を受け、経営とホスピタリティの関係に興味を持つようになったのです。
一方で苦戦したのがパソコン関係の授業。高校では工具や部品を扱っていた自分としては、エクセルやワードなど、オフィスソフトの操作に慣れるのに苦労しました。しかし資格取得をめざして取り組む中で少しずつ理解が深まり、自在に扱うことができるようになり、自信もつきました。先生方の丁寧なサポートや、仲間の協力があったからこそ、技術的にも人間的にも成長できたと感じています。
日本工学院の授業は、知識を学ぶだけでなく、実際の業界を想定した実践的な内容が多く、現場で必要とされる“考えて動く力”を育てるものでした。ホテル・観光科という名前ではありますが、学びの本質は「どんな仕事でも通用する、人の心を読む力」。この考え方が、自分の進路をより広く、柔軟に考えるきっかけになりました。

ツタアウン

インターンで実感したプロの厳しさと責任感

1年次の夏に参加したインターンシップでは、羽田空港で航空機の機内清掃業務を体験しました。社員の方と同じ仕事内容を担当することで、プロの現場の緊張感と責任の重さを実感。学生のうちは失敗しても先生や仲間がフォローしてくれますが、社会では自分の判断と行動がすべて。責任を持って一つひとつの作業に向き合うことの大切さを学びました。
この経験を通して、「自分で考えて動く力」や「現場で求められるホスピタリティ」を理解できたと思います。また、通学時に利用していた京浜急行電鉄の駅員の方々の笑顔や的確な案内を見て、日常の中にもホスピタリティがあふれていることに気づきました。お客様の安全と快適を第一に考えながら、限られた時間で最善を尽くすその姿勢に感銘を受け「自分もこんな社会人になりたい」と思うようになりました。こうして、鉄道業界という当初の興味と、ホテル・観光科で学んだホスピタリティの精神が一つにつながっていったのです。

羽田空港

ホテル・観光科での学びを鉄道の未来へつなぐ

就職活動では最初、自分の強みや方向性を明確にできずに苦労しましたが、先生方やキャリアサポートセンターの支援で、自己分析を深めながら進路を整理していきました。ホテルや旅行会社に限らず、バス・航空・高速道路など幅広い業界を視野に入れて挑戦。その中でも、通勤中に感じた京浜急行電鉄のホスピタリティ精神に惹かれ、第一志望として受験しました。面接では、インターンで培ったきめ細かな作業や気配りの経験を伝えたことが評価され、内定をいただくことができました。
4月からは駅員として勤務し、日本工学院で学んだ「お客様を思う力」を現場で発揮していきたいと思います。将来的には乗務員として、より安全で快適な運行を支える存在をめざします。また、マーケティングの授業で学んだ発想を生かして、沿線地域の活性化やイベント企画などにも挑戦してみたいと考えています。ホテル・観光科で培ったホスピタリティの力は、業界を越えて生かせる普遍的なスキル。自分の進路を通して「ホテル・観光科は多様な未来を切り拓ける学びの場」であることを、後輩たちにも伝えていきたいです。


◎ホテル・観光科
https://www.neec.ac.jp/department/it/hotel/

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